合う合わない、でスグに家庭教師を変更しない理由。

「合わない、から講師を変えて下さい。」

、、、という御言葉を頂いても私も含めた受験塾家庭教師は、スグに変更するコトはありません。

ここで大切なコトがあります。

まずその前に、なぜ合わないのか?、という疑問に立ち止まるからです。

人間を変えても問題そのものの解決には至りません。だからこそ要因を探します。スグに、すんなり講師を変更したり、辞めさせたりは致しません。徹底調査の末、吟味して、改善出来るところは改善し、そのうえで御客様への御説明に繋げて、御理解頂いて既存講師で継続頂けるように努めております。

調査の末、だいたいが子供らしいワガママ(しんどい、厳しい、宿題が多い、、、)あるいは、取り組むうえでの考え方の甘さ(覚えるだけで良いのに、これでは成績あがらん、嫌な事言われた、、、)といった事情により「合わない」という結論に至っているのが、ほとんどのようです。もちろん即時、講師交代に踏み切った事例も少なからずはございます。事故による通勤不能、健康上の問題、あるいは、玄関先での発言1つ、というような事例です。

「合わない、から講師を変えて下さい。」という事情が不明なままバタバタと講師交代させてしまうと、無駄な時間と甘さを生んでしまいます。同時に、問題解決から逃げる、という衝動を子供達に植え付け兼ねません。何か諸問題、諸事情ある時は是非とも、皆様方と共に問題解決させて頂ければ幸いです。一部のグループで秘密事、内緒事にしてしまうと解決出来る一途を阻んでしまい、解決出来なくなってしまいます。内容に関わる人間の発言と意志を周知にオープンにさせるコトで、容易に解決に繋げるコトが出来ます。そして、その副産物として大きな信頼を相互に共有出来ることに繋がります。

皆様も御承知の通り、私はこんな人間です。特に、直接的な御客様方にとっては、正に親身に御理解下さっているコトと存じます。一言で言うと、子供達の為であらば、鬼にも神にもなれる家庭教師として映っているのではないでしょうか!?

子供達に対しては基本的に無理なコトしか言いませし、無理ではないコトは絶対に言いません。また時には、烈火の如く罵声や怒声に至ります。彼等の夢と希望を達成させる執行者として、やらなければならないコト、やる方が良いコト、彼等の感情を度外視して、取り組ませて頂く事に全力を尽くしているからです。けれども、そんな少しだけハードな私からの歩み寄りにも、彼等は私を信じて彼等自身からも歩み寄ってきてくれます。

一番最初の授業を受けた第一印象として、彼等のほぼ全員が、和田嫌い、和田最低、和田最悪というコトを心身ともに認識するコトに繋がります。挙げ句の果てには、もうあんな家庭教師嫌やから変えてくれ、という内容を親御様に猛アプローチ。そんな蔭でのブツブツを毎日、毎週のように私のいないところで、チクチク言っているようです。私にしてみれば、正直言って、いつも通りのコトなので何ら痛くも痒くもありません。むしろ適切な反応だと思います。子供達が素直な証拠ですネッ。

そんなこんなで起伏の激しい紆余曲折もありながらスタートします。それが次第に普通になり、そしてメールや電話をヤリトリするようになり、アホなコトを言ったりするようになり、体調悪い時にも互いに心配するようになり、テスト中は励みになるようになり、いろんなコトがオモシロくなってきて、和田好き、和田最高、和田アリガトウ、に繋がっていきます。

和田という人間をバロメーターとして考えて見てみると彼等の歩み方は、とっても自然で、とっても健気です。ただ、もちろん、このような経緯は御問い合わせ頂いた折の御電話の段階では何にも伝えません。合う合わないという御話を伺った折には、「120%合わないと思います。でも時間が経つにつれて御互いが次第に歩み寄っていくはずですので、心配ありません。」という内容を丁重に公言させて頂いております。これは、本当に本当の事ですから仕方ありません。

歩み寄り、とは意味合い深くて、とてもワクワクするようなモンだと思います。嫌だからスグに切る、というのは何だか制度的で人間味を感じられません。やはり、切なくて寂しい気持ちになります。本来、人と人との関係はもっと穏やかで温もりを感じられるものであるはずです。少なくとも私や受験塾家庭教師は、そのように考えて行動に徹して、そしていろんな解決に繋げております。これは、正社員、準社員だけで構成されている受験塾家庭教師の家庭教師だからこそ成せる業であると自負しております。登録派遣で家庭教師をしているのとは、訳が違います。

信頼を育んだ先には大きな可能性に加えて、想像以上に満足出来る将来性が待ち受けておりますよ!!