兵庫県立姫路工業高等学校デザイン学科への転入についての意思

兵庫県立姫路工業高等学校デザイン学科への転入についての意思

(1)志望理由

兵庫県立姫路工業高等学校デザイン学科を志望します。その理由は貴校ホームページをご拝読させて頂き,現状のこと将来のことを考えるうちに,アイデアを具現化することで「人を必ず魅了できる」ということに気付き,そこに学びと驚きを感じたからです。自分自身もこのような感性を持ち,これから出会う人達に喜んでもらいたい,そのうえでデザインを通して,桁違いの経済を動かしたい,と考えるようになりました。入学後の計画については,まず基礎的なことを徹底的に身につけ,そのうえで「オリジナリティを表現する」ということを在学中の2年6ヶ月,挑戦し続けます。とにかく技術を学び鍛えることが肝要である,と考えております。そして「自分」の中から溢れてくるアイデアが,如何に世の中で通用するのか,ということに狙いを定め,インスタグラムやツイッターといったSNSで表現してまいります。自分の作品を積極的に公開し,できる限り多くフォロワーを集め,「声」を拾い,改善改良を積み重ねる良い機会にするつもりです。将来の夢については,グラフィックデザイナーなおかつイラストレーターとして,「ニーズをデザインする」ということを仕事にしたい,と考えております。具体的には,企業でマーケティングを担当したり,より多くの人に注目してもらえるような結び目を作ったり,人と物と事に接点を生み出せるような技術の向上に,生涯かけて没頭してまいりたいです。

(2)現状のこと将来のこと

新型コロナウィルス感染症が蔓延する中で,将来に危機感を覚えました。高校も休校になり,「自身がやりたい」と考えていたとしても環境が整っていなければ,力を発揮することができず,時間ばかりが過ぎてしまうだけで,機会点もまた失われてしまう強迫観念があります。実際,近くの園だけでなく,全国的にみても営業停止になったり休園したままだったり,その最中,失業される方々の話を耳にすると,どうしても考えてしまいます。引き続き高校2年半その後の専門学校2年間を経て,仮に世の中に出た時に,果たして自身のやりたい仕事が自身に回ってくるのか,という不安が拭いきれません。このような状況が存在する中では,どうしてもドルフィントレーナーとして仕事をしたい人達が特定の地域に溢れてしまうことは容易にわかります。苦楽を共にしてきた仲間達と共に競争するかたちとなり,いずれにせよ悲しい気持ちになる可能性を含んでいるならば,一生の仕事にしていけるか,というと正直言って自信がありません。今後,自身が培う力では,もうどうすることもできなくなってしまう恐れがあることを理解しました。でもイルカや動物達のことは大好きです。そこで自身に何ができるのか,を考えた時に「絵を描くこと」でした。デザインを一から学び,当初全く考えていなかった大学への進学を果たし,技術的なことだけでなく経営的なこともまた学びたい,と考えるようになりました。ドルフィントレーナーになれなくても,ドルフィントレーナー達だけでなく園そのものが運営していけるような環境構築のお手伝いができれば,多くの人達に喜んで頂ける環境や機会を増やしていくことができます。そしてこれはコロナ関係なく,自身の力を発揮することに繋がる世界だと理解しました。

(3)デザインで桁違いの経済を動かしたい

休校中,入院中を通して現状のこと将来のことを考える中で,書籍を7冊読みました。北川一成さんの「変わる価値」,末永幸歩さんの「13歳からのアート思考」,佐藤可士和さんの「世界が変わる「世界」の見つけ方」,一澤信三郎さんの「愛され続けるかばんの本」,ウォルターアイザックソンさんの「スティーブンジョブズ1」「スティーブンジョブズ2」,梅原真さんの「ありえないデザイン」,です。中でも梅原真さんの本には感銘を受けました。「デザイン」を「デザイン」として世の中に生かすには,とにかく行動力が大変優れていなければならない,と感じました。「デザイン」をするために,その場所へ足を運んだり,いろんな人の話に耳を傾けたり,そうやって自分の経験や技術をベースに「アイデア」を落とし込んでいく。その場にあるものを即座に吸収できる姿勢は,それら行動が裏打ちされているものだと分かります。在り来たりな現代風に寄せるのではなく,根本的に存在していたローカルなものを如何に,皆にわかりやすく伝えるのか,というところで勝負をしておられます。人に見てもらえる,手にとってもらえる,という現象を無意識に起こす世界があって初めて「デザイン」が存在することを知りました。デザインとは世の中に欠かせないとても貴重なものだと改めて気付かされたました。

(4)兵庫県立姫路工業高等学校デザイン学科に対する理解

<デザイン科の教育目標>

① 社会生活の基礎となるルールやマナーを身に付け、基本的生活習慣を確立する。 

② デザインの学習を通し、広く国際理解や環境、福祉問題など社会への関心を高め、奉仕意識を醸成し、心豊かな創造性に富んだ人材の育成を図る。 

③ 基礎的学習に重点を置き、特に情報技術に関する教育内容の充実と指導体制の組織化を図る。

④ 個々の自己実現を目指した進路選択が的確に行えるように、教科内容の検討と組織の充実を図ると共に、生涯学習に対応させる。

<校訓「自律、創造、敬愛>

「ものづくりを通して、社会を担う一員としての自覚を養う人づくり」

「知、徳、体」の調和のとれた、明日を担う心豊かな人間の育成を図っています。社会の進展や技術の進歩に対応できる、国際感覚を備えた創造性豊かで使命感に満ちた、実践的・行動的な工業人の育成を図っています。

<教育目標>

心豊かな人間の育成と個性の伸長を目指しています。

・スローガン「姫路発 ~ 工業教育のトップランナー ~」

・高校生ものづくりコンテスト全国大会に3部門

・若年者ものづくり競技大会全国大会にも3部門

・合言葉「ア・ヒ・ル」

「挨拶する・人の話を聴く・ルールを守る」

・新しい合言葉「ア・ヒ・ル・の・子」

「挨拶する・人の話を聴く・ルールを守る・伸ばそう個性・コミュニケーション能力の向上」

当たり前のことを当たり前にこなし、自分を律し、他者を思いやる心を育むことで社会の一員としての自覚に目覚め、自分のことをきちんと理解したうえで、かつ、多様な人たちとのコミュニケーションがとれるよう努力することで、社会に有用な人材として羽ばたいてくれる。

<教育活動>

1 学びの意味を考える 

2 学びの質を追究する

3 学びの継続を実践する

<デザイン科で取得できる資格>

計算技術検定情報技術検定レタリング検定基礎製図検定トレース検定カラーコーディネーター検定グラフィックデザイン検定ディジタル技術検定日本漢字能力検定工業英語検定初級CAD検定危険物取扱者実用数学技能検定パソコン利用技術検定機械製図検定

<カリキュラム(1年生)>

国語総合,現代社会,数学Ⅰ,科学と人間生活,体育,保健,美術Ⅰ,C英語Ⅰ,家庭基礎,工業技術基礎(デザインに関する基礎的な技術を実習によって体験し,各分野への興味関心を高める。 「工業技術基礎」の学習を通して,工業の基礎的な技術を身につける。 また,作業を正しく能率よく進めるための知識、技能を習得する。),演習(デザイン実習における,各種用具の使用法を習得し,造形の基本技法を学ぶ。 また,社会におけるデザインの役割や必要性を知り,デザイン的な能力,表現力,創造力の基礎を身につける。),製図(製図に関する以下の能力と態度を育てる。日本工業規格及び工業の各専門分野の製図に関する知識と技術を習得し,制作図や設計図を正しく読み取る。製作する部品や製品の図面を構想し,作成する。トレース技能検定3級の取得を目指す。),情報技術基礎(社会における情報化の進展と情報の意義や役割を理解させるとともに,ソフトウェア・プログラミング・ハードウェア,マルチメディア・制御・通信など,情報技術に関する基礎的な知識と技術を習得させ,情報及び情報手段を活用する態度を育てる。)

<カリキュラム(2年生)>

国語総合,世界史A,数学A,生物基礎,体育,保健,C英語Ⅱ,演習B(各課題について高い関心を有し,創意工夫をして積極的に取り組む態度を養う。 プロダクトデザイン,インテリアデザイン,グラフィックデザイン等の幅広い分野の知識・ 表現技法を身につけ,コンセプトに基づいた作品制作を行う。),実習A(各課題について高い関心を有し、創意工夫をして積極的に取り組む態度を養う。 プロダクトデザイン,インテリアデザイン,グラフィックデザイン等の幅広い分野の知識・ 表現技法を身につけ,コンセプトに基づいた作品制作を行う。),製図(図学と製図の基礎的な知識をもとに,1立体を平面上に表示する力と2平面上に表示され た図から立体を把握する能力を養い,それらの技術に習熟する。さらに,CADに関する学習も行い、デザインの幅広い分野における基礎的技術として活用する。),マルチメディアデザイン(各課題について高い関心を有し,自らの発想により積極的に取り組む。コンピュータグラフィックにおける基礎的・基本的な内容を理解し,表現技法を身につける。それを基に創意工夫し表現できる。),デザイン技術(デザイン技術に関する知識と技術を習得し,実際に創造し応用する能力と態度を育てる。),デザイン史(造形とデザインについての歴史的理解を深め,デザインを創造し,鑑賞する能力と態度を 育てる。また,日本の造形文化に誇りをもち,その発展を図る態度を育てるとともに,国際化が進む中で,諸外国の造形文化についても理解する。)

<カリキュラム(3年生)>

国語表現,日本史A,現代文A,体育,C英語Ⅱ,実習B(各課題について高い関心を有し,優れた作品を生み出すため積極的に取り組む態度を養 う。プロダクトデザイン,グラフィックデザイン,クラフトデザイン等の分野で創造性を発揮し,コンセプトに基づいた作品制作を行なう。)

マルチメディアデザイン,課題研究(各課題について高い関心を有し,自らの発想により積極的に取り組む。コンピュータグラフィックにおける基礎的・基本的な内容を理解し,表現技法を身につける。それを基に創意 工夫し表現できる。),実習A(各課題について高い関心を有し,優れた作品を生み出すため積極的に取り組む態度を養 う。プロダクトデザイン,グラフィックデザイン,クラフトデザイン等の分野で創造性を発揮し,コンセプトに基づいた作品制作を行なう。)

デザイン技術(デザインの専門分野にいて幅広く学習し,デザインの社会的使命を理解する。 デザイン企画,及びビジュアルコミュニケーションデザイン,プロダクトデザイン,クラフトデザイン等の基礎知識を身につける。),デザイン史(造形とデザインについての歴史的理解を深め,デザインを創造し,鑑賞する能力と態度を育てる。また,日本の造形文化に誇りをもち,その発展を図る態度を育てるとともに,国際化が進む中で,諸外国の造形文化についても理解する。)

(5)入学後の約束

貴校における学科試験への対応については,全科目に対して平均点以上の確保を努力致します。技術的な検定試験への対応については,情報技術検定,レタリング検定,トレース検定,カラーコーディネーター検定,グラフィックデザイン検定,ディジタル技術検定,日本漢字能力検定(準2級,2級),実用英語技能検定(準2級,2級),初級CAD検定,パソコン利用技術検定,に対して前向きに挑戦してまいります。卒業後の進路については,神戸芸術工科大学芸術工学部ビジュアルデザイン学科Web・モーショングラフィックスコースへ進学するつもりです。