期末考査対策「保健体育」にも対応することがあります。

健康
主体と環境を良い状態に保つことによって成り立つ。

「主体」の要因
素因(年齢,性,免疫,遺伝など)
生活行動や習慣(食事,運動,休養,睡眠,喫煙,飲酒,衛生,習慣)

素因
ある病気に対してかかりやすいかどうかの素質

「環境」の要因
物理的的環境(温度,湿度,気圧,紫外線,放射線,騒音)
化学的環境(薬品,化学物質,有害化学物質など)
生物学的環境(病原体,ウィルス,細菌,動物,植物,昆虫)
社会的環境(家庭,学校,人間関係,保健,医療機関,労働条件,経済状態,社会情勢)

朝起きたときの体
エネルギーと栄養素が必要である。
食事が消化吸収されると血糖値が上昇する。
脳のエネルギーはブドウ糖である。

基礎代謝量
安静にしているときでも命を維持するために必要とする。

体に必要な栄養素
体の組織をつくる(たんぱく質,カルシウム )
体の調子を整える(ビタミン,無機質)
エネルギーになる(痩せ,肥満,生活習慣病など)

運動の効果
骨(骨量が増加する。)
筋肉(筋力が強化される。)
脳(脳の機能を高める。気分転換になる。)
肺(肺活量が増加する。)
心臓(拍出量が増加する。)
その他(肥満の防止)

日常生活で体を動かすこと
意識的に運動に取り組まないと運動不足になる傾向がある。
適度な運動を継続して行う必要がある。
運動習慣を身につける。

疲労
頭がぼんやり,ミスが多い,作業能率が低下
身体的疲労(だるさ,ぼやけ,眠気,不快感,痛み)
精神的疲労(脳が疲れを感じる,気分の不調)
回復しないままだと蓄積される。
蓄積されると病気にかかりやすくなったり,重大な事故を招く原因になる。

疲労回復
睡眠をとること(疲労を回復,傷んだ部分を修復,抵抗力を高める)
休養をとること(血行をよくする,気分転換をする)

メラトニン
睡眠を促す作用
明るいところでは分泌量が減少
日中に光を浴びると夜間に分泌量が増す。

成長ホルモン
心身の疲労を回復させる。
免疫力を高める。
新陳代謝を活発
脂肪の燃焼を促進
最も眠り深い時間帯に分泌される。

生活習慣病
心身に負担となる生活行動を続けることで起きる病気
不適切な食生活,運動不足,睡眠不足,過度なストレス,喫煙,飲酒など
初期の段階では自覚症状がない。
早期発見・早期治療を行うことが大切です。

日本人の死亡原因
がん,心臓病,脳卒中,糖尿病,COPD

高血圧症
血管にかかる圧力が異常に高くなる。

脂質異常症
血液中の脂肪が異常に増える。

糖尿病
血液に含まれるブドウ糖の量が異常に多くなる。

心臓病
狭心症(心臓の血管が狭くなる)
心筋梗塞(血管が詰まる)
激しく胸が痛む発作

脳卒中
脳出血(脳の血管が破れる)
脳梗塞(脳の血管が詰まる)

糖尿病の合併症
目の病気(失明)など
腎臓の病気など

がん
正常な細胞が異常な細胞に変化
喫煙は喉頭がんや肺がんの原因
塩分の多い食事は胃がんの原因
動物性脂肪の取りすぎや食物繊維の不足は大腸がんの原因

COPD
慢性閉塞性肺疾患
長期の喫煙が原因で肺胞に炎症が起こる。
せき,たん,息切れ,など

生活習慣病の予防
食べすぎや運動不足,そして肥満にならない。
適度に運動を行う。
バランスの良い食事をとる。
適正な体重を保つ。
十分な睡眠や休養をとる。
疲労やストレスをためない。

身長別標準体重
a×身長(cm)-b

肥満度(%)
[ { 実測体重(kg)ー身長別標準体重(kg)} ÷ 身長別標準体重(kg)] × 100

摂食障害
思春期に無理な食事制限によって何も食べられなくなる。

メタボリックシンドローム
内臓脂肪の蓄積
高血糖,高血圧,脂質異常のうちいずれか二つ以上を併せもった状態