【小論文+α(出願対策)】甲南大学マネジメント創造学部

志望動機

私は生まれた時から代々引き継がれる事業の継承を使命としています。また同時に,私利私欲を超え,世界中の多くの方々を幸せにさせなければならない,という使命感を胸に抱き自覚しています。その為,世界規模の視野を有する大学への進学は,大きなチャンスと考えており,貴校在学中の可能性を最大限に活かすべく日本国内に留まらず,世界に目を向け,卒業後の事業展開に幅広さを注ぐためのヒントを出来る限り多く手に入れ,世界各国の誰もが幸せを感じられる仕組みを構築させたい,と期待膨らませています。これらを将来的に実現させる為,語学カリキュラムや教育環境がとても重要な要素として働きます。英語圏人口を考えると英語力の養成は絶対に必要です。在学中では,日本で語学を操る基礎を叩き込み,卒業と同時に世界へ羽ばたくことの出来る英語力,世界と対等に渡り合うことの出来る人間力,それぞれを身に付けます。そこで貴校をより深く知り得るため,大学関係書類,オープンキャンパス,個人面談,といった機会を1つ1つ大切にしました。その中で特に感動したことを挙げます。それは大学入学後以降の数十年という人生を謳歌するにあたり,必要不可欠な学びを身に付けるうえで3つの環境が備わっている,ということに気付きました。1つ目は自分自身が創造し生み出す発想力を養うことが出来る環境,2つ目は思い立ったら即行動に徹することで可能性を見出すことが出来る環境,3つ目は理念を共有した多くの先生や仲間と共に何かを考えて何かを生み出すことが出来る環境です。これら3つの環境があれば,自らが学び共に学ぶ力や自らが考えて行動する力,何事にも柔軟に対応できる時と場合のタイミングを見逃さない力,そして時間を意のままにコントロールできる力,それぞれを身に付けられると実感しました。自分に足らないところは多くの仲間達と共に切磋琢磨し補い合い,1つの目標を成し遂げるヒントを導き出すことに繋げられます。恐らくそのためには,学部学科問わず自分に必要なものを手に入れなければなりません。自己実現を確立しながら国際的にも自分磨きに没頭できることは本当に贅沢なことです。頭を動かし体を動かし没頭し,互いに高め合う仲間を作り,時間とタイミングの重要性をしっかりと熟知したうえで,誰かのために役立つ何かを創り出せるような人間に成長することを目指し,自分磨きの4年間を突き進みます。

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パーソナリティー

私の持ち味を象徴する事としては,1つの事柄を開始すれば,半年ないしは1年程度で歩みを止めることは決してなく,卒業や引退をしない限り,信念を持って5年10年と目標に向かって歩み続けることができるところです。その過程の中で,多くの学びを自分自身の人徳として習慣的に身に付け,違和感なく自然と周囲に清々しい影響を与えている,という状況を幾度と無く経験してきました。

ゴルフ経験については,これまで8年間の経験があります。小学校4年生の時,父とゴルフの打ちっ放し練習場へ出掛け,そこで熱中したことが切っ掛けとなっています。以後,小学校卒業を経て中学校へ入学し,自分の力を試してみたくなり,数々の大会に出場しました。良い時もあれば良くない時もあり,一喜一憂すること無く1つ1つ反省し見直し改善してきました。このように中学校時代では,反省し改善し続ければ必ず努力は報われる,ということを学びました。この時,ゴルフを生涯に渡り続けていくことを心に誓いました。この経験を活かし,◯◯◯◯高等学校へ進学しました。家から離れ単身,寮生活を過ごすことになりましたが,それは自分の中にいる甘えを断ち切るための手段でした。両親から離れて自分自身を見つめ直す,ということが自分にとって当時,何よりも必要なことであったと理解しています。入学後は,とにかく無我夢中の連続でした。未熟だからこそ力及ばず,大きな大会や小さな大会何如に関わらず,カット手前で予選落ち,という苦しさと悔しさと自分自身への不甲斐なさ,を感じる経験が幾度となくございます。けれども1つ1つの試合や苦難への挑戦に全力を尽くし続けていた為,試合を重ねる度にレベルアップしている,ということを実感していました。同じ失敗を二度しなかったり,自分にしか知り得ない良くない癖を発見したり,といったことが根拠となっています。引退迫る今の今まで,良い結果と言える程,良い結果は残せていませんが,これまでの高校生活に一切悔いはありません。ゴルフを通して寮生活を通して,多くのことを学ばせて頂きましたことに本当に感謝しています。

ボーイスカウト経験については,幼稚園のビーバー隊を経て小学生のカブスカウト,そして中学生のボーイスカウトに至る10年間所属し,高校進学と寮生活の開始に伴って引退することになりました。中でも,富士山麓で行われた世界大会への参加,派遣隊員として韓国釜山でのホームステイ,という2つの経験は自分がベクトルを決定付ける大きな要因となっています。この経験は,今の人格形成に大きく影響を与え,志を高く持ち続ける,ということを実行するうえでの源泉となっており,世界視野で物事を考えるようになった切っ掛けとなりました。また,礼儀作法といった礼節も強く叩き込まれ続ける為,精神面や身体面でも大きく成長しました。人に任せる,人から任せられる,という信頼信用を重んじる大切さと,責任を果たす,という重要性を学べたことは,自分を容易に追い込むことができるので重宝しています。一方で,小さい頃から社会奉仕活動を経験してきたことで,自然な振る舞いで人に対しては優しくすることができているようです。普段,助け合いの観点が頭の中で常に働き続け,道徳観や倫理観をもって誠実に行動するよう自然と意識するようになっています。これら経験から得たことですが,ボランティア精神というものは,少なくとも10年続けて,ようやく身に付きつつあるものだ,と肌身で心得ました。

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