中高一貫の見えない末路

中高一貫の私立へ通う学生達が高校へ進学する際、一応、試験のようなモノがある。ただそれは、比較的、形式的な試験なので、順調に学校生活を送ってる学生達にとっては、然程、難しいものではない。比較的、公立中学生達の高校受験のような緊張感は、感じられない。これが中高一貫の神髄と言っても過言ではないだろう。「中学受験して良かったぁ〜(笑)!!」っと、声を揃えて言う瞬間だ。

ただ、中には、その形式的な試験を形式的な試験として捉えることの出来ない学生達が各学校に数名程度は、存在している。学内順位としては、110番ないしは、130番前後をウロウロしている学生達が当てはまるだろう。これは、そういった状況におかれた学生達を復活させてきた数々の経験により判明した現実だ。ちなみに、そういった彼等の同級生達は、話にもでてこないらしい(恐)

いったい彼等は、どうなるのか!?

(1)残念ながら進む事の出来なかった学生達は、他校へ進学せざる負えない。つまり、やりなおし進学である。こうなったら大変で、進学先の学校で、過去の功績に捕われながらプライドとともに将来を歩む事になる。その後は、犬も食わない維持を張り続けて、浮かび上がる事も無く、単に消えていく。もうそうなると見る影も無い。話題にする出てこなくなる。

プライドを捨て、人の話に耳を傾けて「反省」するべきだ!!本来の力を発揮するには、まず、自分の力を見極めて、周囲の環境に順応していく意識を持つ必要がある。少なくとも中学受験で培った頭をフル稼働させてやる事で、周囲の人間達よりも優れた能力を発揮する事が出来る大きな可能性を持っている。

(2)満を持して進む事が出来た学生達は、継続して在籍することが許される。ただ、これで安心してはならない。さらに3年後、大学受験という大きな壁がやってきて、高校進学時の反省を活かす事の出来なかった学生は、大きな失敗と大きな後悔に見舞われることになる。思った通りに、思ったように進むべき道は、進めない現実を初めて体験させてくれる道となるだろう。

現実的に高校1年生であったとしても、やっている内容が高校2年生である事を理解し、勉強するべきだ。そして、何よりも無理をすべきだ。そうすれば取り返しは、つくだろう。閉ざされた道でも開く事が出来る。何よりも諦めてはいけないのだ。