入社からの2年間を振り返って

熊橋 実里

 私が受験塾家庭教師(株式会社nawadan)に入社し,約2年が経ちました。これまでも何度かこのような文章を書く機会を頂きました。振り返ると一貫して,仕事=大変なこと,辛いことだというイメージがほとんど私の中に無かったことが,友人などをはじめとした周囲の人たちと私の一番の違いであったように思います。

 まず,受験塾家庭教師(株式会社nawadan)のスタッフの働き方についてお話します。この公式ホームページや毎日ブログをご覧になった方は,社長やスタッフの文章を読んでなんとなく働き方のイメージができたのではないかと思います。しかしやはり,本当にそんなことがあるのか?と疑いを持たれた方も少なくはないでしょう。授業や移動以外の時間は,自宅で授業の準備や勉強に集中することができます。授業はこのように進めなければならない,この単元はこのように教えなければならない,この教材を使わなければいけない,などという決まりは無いため,この時間を使って,一人ひとりの生徒にとって最も良い進め方,教え方を自分で考えることができます。この方法は,苦手な人にとっては難しいことだと思います。実際,私も入社したての頃は,フォーマットのようなものが全くないことに戸惑いました。しかし,慣れていくにつれて,この方法こそが私の「働く」ことに対する意識を変えてくれたのだと気づき始めました。全ての教科,全ての問題においてそうだと言い切ることはできませんが,学校の勉強,受験勉強において辿り着く答えは一つです。ですが,答えに辿り着くまでのプロセスは複数あります。どのプロセスを使って答えに辿り着くか,どんな例を使って説明するか,それらは人それぞれであり,私にしかできない授業を作ることが私が家庭教師として日々精進しながら働く意味なのだと感じるようになりました。自分が考えた例えや説明が生徒にとってイメージしにくいものであれば,また他の角度からの説明を考えます。毎日決まった仕事を指示通りにこなすのではなく,自分で考え,それを直接ぶつけ,結果が良ければそれは自分が自分で見つけた武器になります。いまひとつであれば改善し,徐々に自分の武器を磨いていきます。仕事をしている平日が変わり映えの無い毎日に感じる人も少なくないと思いますが,受験塾家庭教師(株式会社nawadan)で働く私にとっては当然毎日が昨日とは全く違う一日になります。それを大変なことだ,毎日同じルーティンで仕事をこなす日々の方が良いと考える方ももちろんいらっしゃるでしょうが,常に昨日より進化した自分を目指したいと思う人にとっては,この上ない環境だといえます。

 ここまで読んでいただくと,楽ではない仕事だという印象を持たれた方も多いかと思います。日々授業をしていくうちに,もっとこうしたら分かりやすいはずだ!テスト勉強のためになるはずだ!と思うのは自然なことで,そのために頑張ることは楽ではありませんが決して苦でもありません。全ての準備は自分が取り組もうと自然に思ったことであって,会社のスタッフや社長に指示されたことではありません。ここで,受験塾家庭教師(株式会社nawadan)の社長についてお話させていただこうと思います。私の目に映る社長は所謂「上に立つ人」の悪いイメージをすべて取り払い,良いところだけを残した人です。社長は私たちスタッフのことを家族同然に考えてくださり,私たちが楽しく仕事をして,楽しくプライベートを過ごせているかを常に気にかけてくださります。家族同然という言葉から,必要以上に詮索されるようなことを想像してしまうかもしれませんが,そのような心配は一切ありません。特に秘密にする必要もない他愛も無いプライベートな情報でも,社長は決して他言しません。そんな方だからこそ私もついつい休日の思い出やこれからの予定を社長にお話ししますが,私の充実した様子を知って心から喜んでくださります。勿論,業務においても本当に頼もしい方です。例えば,ある問題において,仮に生徒さんにこういう疑問点が浮かんだ際はどのように説明するのが最適だろう,などと考えているなかで,自分だけではなく誰かの知識や技術を借りたいと思うことがあります。社長はこういったことにも真摯に相談に乗ってくださります。私が平日のお昼過ぎにその旨を伝えると,終業時間が始まる「15時からでいいですよ〜ゆっくり行こう!」という,なんとも社長らしい安心する返事が返ってきます。いざ教えていただくなかでも,私の本当にちょっとした疑問にも全て答えてくださり,私が考えに行き詰まる場面でも急かさず,私が納得できるまでとことん付き合ってくださいます。以前どこかで,人が自分の仕事が充実しているか否かを判断する最大の要素は,仕事の内容ではなく会社の人間関係である,というような内容の話を聞いたことがありますが,その点については受験塾家庭教師(株式会社nawadan)は心配無用であると自信を持って言うことができます。社長やスタッフの方々は本当に親身になってくださいますが,過度な詮索や干渉は一切ありません。困っていても助けてくれなくて困る,などということもなければ,反対にプライベートを質問ぜめにされて困る,などということもない,丁度良い環境です。だからこそ,私は毎日こうして授業や勉強といった業務に何不自由なく集中させていただけています。

 最後に,入社後,私の休日・私生活がどのように変化したのかをお話ししたいと思います。受験塾家庭教師(株式会社nawadan)で働かせていただくことで,仕事が充実しただけではなく,私生活も充実したものになりました。精神面,経済面,などあらゆる面で安定し余裕を持てるようになったことで,前々から挑戦したい!と思いつつ様々な理由で諦めていたことを実現することができました。また,休日は次の日からの仕事のことを考えなんとなく暗い気持ちになってしまうようなことも無く,家族や友人などと出掛けて休日を思い切り謳歌する時間が増えました。就業時間が15時からというのは,日曜日に次の日のことを考えながらではなく,その日を目一杯楽しむことに大いに繋がっています。中には,世間一般とは異なる就業時間で働くことと,人生における様々なライフイベントを結びつけることがイメージしにくい方もおられるかもしれません。私自身は現在まで,それほど大きなライフイベントを経験した訳ではありませんが,受験塾家庭教師(株式会社nawadan)のスタッフの方々を見ていると,私生活にどのような変化があっても,社長は常にスタッフにとって最適で最も負担の少ない方法を考えてくださっているように感じます。

 受験塾家庭教師(株式会社nawadan)のスタッフとして働くうちに,「働く」ことに対するイメージが,良い意味で世間一般とは異なっていくように感じます。勿論,自己研鑽を怠ってしまうとそれが自分のパフォーマンスに直に影響しますし,知識や技術の向上を無限に追い求めることができる分,ありがたい大変さというものもあると思います。ですが,困ったことがあれば常に周囲の方々が助けてくださる環境です。この文章を書いているうちに,改めて受験塾家庭教師(株式会社nawadan)という会社の良さを再認識できたように思います。今後も日々成長できるように努力を惜しまず進んでまいります。