入社半年を振り返って

 nawadanに入社して、早や半年以上が経ちました。社長からこうして入社から今日までを振り返り文章を書く機会を頂くのも3回目となり、やはり自分の思いや考えを文章に起こすことによって初めて見えてくる自分自身の成長や今後の目標がありますので、有り難い機会を頂戴しているな、としみじみ思われます。

 この半年、特に前回「入社3ヶ月を振り返って」を書かせていただいた頃からの3ヶ月を振り返ると、仕事の面では勿論ですが、特に私生活での心境の変化が多いように感じられます。ですので、今回は初めにnawadanで働く私のプライベートの面についてお話しさせていただきたいと思います。プライベートを語るには自ずとnawadanという会社について、ここでのお仕事についてもお話しすることになると思いますが、それほど私にとって良い意味で仕事というものが大きな存在になったということで認識していただければ幸いです。

 まず何より、「充実した休日」を過ごせるようになりました。「充実した休日」と一口に申し上げても、その定義は人それぞれです。私にとっての「充実した休日」とは、仕事と切り離した時間を過ごせることです。それは決して「嫌な仕事から解放される!」という意味の「切り離す」ではなく、休日を全力で楽しむことができるという意味です。周りの友人と休日の過ごし方について話していると、勿論全員ではありませんが、土曜日は誰かと出かけるけど、日曜日は家で一人でゆっくりしていたいと考える人が多いように感じます。なぜなら、日曜日は次の日から仕事が始まるから。次の日からの怒涛の業務に向けて、体を休めておきたい、または一人になって一種の精神統一のようなものをしておきたいという気持ちからではないでしょうか。それに関しては、以前は私もそのように考えておりましたので、全く同意できないというわけではありません。ですが、今では土曜日でも日曜日でも関係なく、友人と会って色々なところへ出かけたり、美味しいものを食べたりする機会が格段に増えました。今はコロナ禍の状況でなかなか遠出はできませんが、近場で思わぬ良いスポットを発掘する能力が備わったような気がします。最近では同じ趣味を持つ友達ととことんその趣味に没頭していることが多いですが、余計なことを気にせずに没頭できるくらいの精神的余裕を持つことができています。

 そして、このような私のプライベートを会社のホームページに載せていただくような文章に書くということは、この私の「充実した休日」は、nawadanという会社の就業環境との因果関係があることは言うまでもありません。仕事が楽しいから休日は何も考えずに遊ぶことができます。仕事のことはまた月曜日から考えれば良いし、休日に憂うことなどないからです。とはいっても1週間を振り返って反省すべきことがあれば改善するための何かをすることはあります。ですがそれは誰に強制されたわけでもなく私の意思でやっていることであって、休日を無駄にしてしまった、などという感覚は全くありません。社長は「土日はゆっくりして、また月曜日から」というのが金曜日に電話させていただく時の決め台詞なのではないかと思うほど、こうしたお言葉をかけてくださいます。休日は自分の好きなことをして誰の言葉にも縛られずに過ごす、というのが本来の休日のあり方ではありますが、それを全うできるのがこのnawadanという会社です。

 さて、あまりの休日の楽しさにキーボードを打つ指がなかなか止まりませんでしたが、次はお仕事についてお話しさせていただければと思います。私の元来の性格はネガティブ寄りで、今回もまたネガティブ思考の事態に陥ってしまいました。ですが、そういう時には必ずと言っていいほど社長や他のスタッフの方が助けてくださりますので、また一つ大きな気づきをさせていただいたように思います。

 色々と思い通りに進まないことが立て続けに発生し、また例の必要以上にネガティブに考える私の悪い癖が発動した時に、社長から「頑張っているから、今のお客様との関係性があるんだよ」というような意味のお言葉を頂きました。受験の合格報告を真っ先にいただいたり、お手紙をいただいたり、授業の終わりにいつもお礼を言っていただいたり…。勿論それは当たり前のことではなく、私がお客様と関わらせていただき、お客様にさせていただいたことの結果、嬉しいお言葉やアクションを頂けたのだと、初めて気づくことができました。中学生の頃から大好きなロックバンドの歌に「自分は適当にしたことなのに、相手に感謝をされることがある」という意味の歌詞があり、それを思い出しました。決して適当にしているわけではありませんが、自分は深く考えずにやったことに対して感謝をしていただいた時、嬉しい気持ちも勿論ありました。ですが、そんな風に言っていただいて申し訳ない…気持ちの方が大きいことが、せっかく嬉しいお言葉を頂いているのに情けない、それこそ申し訳ないと思ってしまいました。その日から、今まで以上に全ての自分の行動に責任を持って、目の前のお客様のことだけを考えて、一つ一つの発言、判断、行動をしていきたいと思いました。ただ、「私は頑張っているんだから!」と驕ってはいけません。常に慎ましく、謙虚に、それでいて固い信念を持って行動しなければいけません。私が頑張っているかどうかを決めるのはお客様です。「頑張っている」という状況に自分で酔ってしまってはいけません。現状に満足せずに、常に上を目指して頑張り続けようと思います。そうすれば、お客様から感謝のお言葉、お褒めのお言葉を頂いた時に、100%全力で喜ぶことができるからです。「自分で自分を褒めないとしんどくない?」という意見もあるかとは思いますが、私にとってはそれは必要なく、現に私がしっかり「頑張る」ことができていたことに気づかせてくださったのは、私自身ではないからです。私のことを見てくださる方がいるので、私はただがむしゃらに頑張るだけで良いような気がします。見方を変えればとても単純で簡単なことですね。

 稚拙ですが、この文章を読んでくださった方々に、少しでもプラスな何かをお与えできれば幸いです。私はこれからも、全力で平日のお仕事に取り組み、全力で休日を謳歌する生活を継続していきたいと思います。

熊橋 実里