トツゲキ人生「伝票」

次に請求書と領収書について考えてみた。請求書と領収書は一対モノ。だからと言って別々に作成しても手間が掛かるし管理も大変なので、一先ず請求書をベースに領収書を作ってみることにした。早速、作成を試みたのだがエクセルを立ち上げるや否や、なかなか上手い具合に前へ進みそうにない。パソコンという端末に入っているソフト類の操作なんてワードぐらいしか使ったコトがなかったので、あまり得意ではないのだ。むしろ心身共に無意識の内に拒否っていたのだろう。食べず嫌いのような感じに近いモノだった。大凡、頭の中にヒナ段らしき物は出来ていたのだが思うようにはそう易々といかない。でも作らなければ前へは進まない。もう1つ1つ打つかって覚えていくしかなかった。出来たぁ〜!、と思ってプリントアウトしてみると、それが自分の思うような感じで思った通りに出て来てはくれない。パパッとこうなってあぁ〜なってくれたらええのにぃ〜、と自問自答を繰り返してもなかなかダメ。頭でイメージしたコトが手元に起きないのだ。ああぁぁぁ〜〜〜〜ッ、となったり、ううぅぅぅ〜〜〜〜ン、となったりするばかり、そんな感じで四苦八苦の連続もありながら、何とか請求書らしき原型が出来上がった。もう二度とエクセルは触りたくない、と思った瞬間だっただろう。ちなみに領収書は請求書のヒナ段をマルマル使って一カ所手直しすればハイッ完成。テキトーではなく単に合理的なだけだ。でも、いざ出来てみると何だか固くて冷ややかな感じがするので、せめて「請求書」という呼び名を「基本料金のお知らせ」という呼び名に改めてみた。比較的、柔らかい感じで表現出来たような気がするので一先ず完成とした。ようやく請求書と領収書が揃った・・・、と思ったら何か大切な事を忘れているコトに気が付いた。

お客様にご入金してもらう為の伝票が必要なのだ。何をトンチンカンな事をやっているんだろう。本当に私の頭からネジが2、3本抜け落ちている。とにかく一目散に郵便局へ飛んで行った。サクッと番号札を取って若干、ドキドキしながら待ちぼうけ。そんなに時間も経っていなかったはずだが、この時ばかりはずいぶん長い間、待っていたような気がした。受付の呼び出しもあり話を伺った。もちろん聞く事全てが初めてなことばかりだ。しばらく話をして衝撃を受けた。実のところゆうちょ銀行が取り扱っている入金伝票には、青色と赤色の2種類が存在しているのだ。青色伝票は入金をして下さる方が払込手数料を支払わなければならない。要するにお客様が払込手数料を支払う。また赤色伝票は伝票を発行した方が支払わなければならない。要するに私が払込手数料を支払う。一様に意味も理解して間髪入れずに赤色伝票1000枚の発注をお願いした。お客様には気持ち良く手続きを完了してもらいたい、という狙いがあったからだ。会社名や口座番号といった内容の伝票への印字も、ゆうちょ銀行サイドでキチンとしてくれるので大変、助かる話だ。話もとんとん拍子に進みそこそこ時間があったので、序でにいろいろな話をアレコレと聞いてみた。中でも驚いたのが、お金も預かってくれて預け入れがあった場合には必ず書面でお知らせをくれて印紙も貼って割り印まで押してくれるのだ。なので特に私から改めて印紙を貼ったり領収書を発行したりしなくて済むようなのだ。ゆうちょ銀行の窓口担当者様々である。切り離し伝票に印紙を貼って、受領書として手渡してくれるのは大変便利だ。これは手間要らず。人件費も掛からない上に時間の節約にも繋がる。2週間ぐらいで伝票もやってくるので果報を走り回りながら待つことにした。