自分達に出来る限りのこと、

中高一貫校で「地学」を学んでいる子供達、公立中学校1年生で「2分野(上)」を学んでいる子供達、それぞれの諸君は是非とも「地震」についてを改めて学んで頂きたい。地震の脅威、一次災害、二次災害、そればかりでなく、自分に出来るコトは何なのか、何を考えて行動すべきなのか、その他、様々なコトやいろんなコトを御家族の皆様方、友達周りでたくさん話し合ってもらいたい。出来るコトならば何かの行動のキッカケになってもらいたい。それは、心から願っておりますm( _ _ )m

私は高校1年生の3学期が始まった矢先に阪神大震災を経験しました。線路がグニャグニャになって電車が運行していなかった為、通学停止期間が一週間程度ありました。

手には、オニギリや漬けモン、水、毛布を持てるだけ持って看護師をやっていた神戸の叔母の元へ急ぎました。もちろん、連絡は取れません。だからこそ向かわなければならず、長田区や中央区に向かって父がミニバイクを走らせていまた。背中に乗っかって2時間、3時間ぐらい掛かっていたコトを今でも鮮明に覚えております。

『ワシにはワシにしか出来へんコトを一生懸命ヤルだけや。ワシが今スグ出来るコトはやらんとアカン。オマエもよう見とけ!!とにかく、オマエも手伝えッ』。。。家の中や冷蔵庫の中は、空っぽになってしまいましたが、多くの方々の感謝の気持ちを耳にした時は、これがホンマの助け合いなんや、と高校生ながらに理解しました。現場では私も父と共に一目散に出来る限り出来るだけのコトをやり、イチ高校生としては命の大切さ、普通であるという幸せ、助け合うという気持ち、これらの他にも教科書の中では決して学ぶコトの出来ない様々な内容を肌身で感じながら学びました。

同時に、父の背中はとても大きかったコトを感じました。今も昔もめちゃくちゃ厳格で真っ直ぐな父親なだけに多少、無茶苦茶なところもあります。けれども、それはそれで御愛嬌として捉えておくことにしています。子は親の背を見て育つ、と言いますが今思うと、とても良い表現です。

東北関東大震災で被災された方々に対しては、私や受験塾家庭教師を含めて、まずは出来る限りの事、考え付く限りの事、様々な努力を行っている次第ですm( _ _ )m