県駅伝☆篠山鳳鳴ガンバレ!

男子の篠山鳳鳴は久々に活況を呈している。2連覇した丹有地区予選は15年ぶりに学校記録を更新。2時間15分57秒は全出場校でも6番手のタイムで,一躍上位候補に名乗りを上げた。1976,77年の5位をピークに,80~90年代は12大会連続で出場を逃すなど低迷。だが高校から陸上を始め,高い意識で取り組む3年生の井谷聡志や押田達哉の入学から潮目が変わり,年々選手層に厚みが増した。

昨年は2年生以下で臨んだ32年ぶりに地区予選を制覇し,県大会は一昨年の37位から20位へ上昇した。主力全員が残った今季,選手自らが近畿大会という高い目標を掲げ「意識が変わった」と井谷主将。部員12人が一丸となり,夏合宿の30キロ走では,昨年は相次いだ脱落者が今年は激減した。

地区予選は4区を終えて首位北摂三田と58秒差の2位。ここから5区森岡駿太が37秒差に縮め,6区楠田貴幸が逆転した。今年は創立140周年で「節目の年にOBの方々に喜んでもらえるレースを見せたい」と森本聡一郎監督。フィニッシュ地点となる自校のグラウンドに歓喜を呼び込む。

(宮崎真彦)
神戸新聞
2016年11月4日金曜日

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