【Birth Investment Japan 事業部の試行錯誤2】

【材料収集】

・翌週経済指標は前週日曜日24時までに集める。

・指標各々で重要度分けを行う。

・翌日指標予測は各市場の前日後場終了後、12時間以内、に行う。

・経済指標が同時刻だった場合、当該指標を勘案したうえで予想を立てる。

・予想に反した場合、結論を導いたうえで反省ポイントを書き留める。

・全ての予想に対して勝率をアップする。

・突発的な要人発言には十分気をつける。

【呼び名】

・[ 日本円ーUSドル ]を[ ドル円 ]と表記する。

・[ ポンドーUSドル ]を[ ポンドル ]と表記する。

・Twitterの[ BIJ石田 ]を[ Birth Investment Japan ]を表記する。

・TwitterやFacebookで近況(経済指標、勝率、他)をアップする。

・買い注文⇨売り決済、売り注文→買い決済、というように呼び合う。

【データ蓄積】

・blog上にデータベースを落とし込む段取りをする。

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☆40勝39敗・勝率50.6%(ドル円29勝27敗・勝率51.7%、ポンドル11勝12敗・勝率47..8%)☆

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【経済指標対策(予想)9/13金・Birth Investment Japan】

[1]21:30米・8月小売高*注目*

円高>ドル円(円高)

ドル安>ポンドル(ドル高)

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【経済指標対策(予想)9/12木・Birth Investment Japan】

[1]6:00新・RBNZ・政策金利発表

円高>ドル円(円安)

ドル高>ポンドル(ドル安)

[2]10:30豪・8月失業率*注目*

ドル高>ドル円(円安)

ドル安>ポンドル(ドル高)

[3]21:30米・新規失業保険申請件数*注目*

円安>ドル円(円高)

ドル高>ポンドル(ドル安)

NZ中銀政策金利

結果 2.50%

予想 2.50% 現行 2.50%

雇用者数(8月)

結果 -10.8千人

予想 10.0千人 前回 -10.2千人(前月比)

失業率(8月)10:30

結果 5.8%

予想 5.8% 前回 5.7%

:2013/09/12 (木) 21:30

*新規失業保険申請件数

結果 292千件

予想 330千件 前回 323千件

本日の午前中は資源通貨側の指標で特に10:30の豪州雇用統計発表まで、前場11時を目処に円安を予測していたが、対ポンドードル側は(結果論的に)的中したが、豪州側の指標については見立て不足が目立ち、私自身として非常に恥ずかしい内容となった。理由は数多く挙げられるが、まずは指標結果にフォーカスして反省点を挙げる。また、予測見立てとして6:00のNZ政策金利については内政上景気重しの内容から金利据え置きという予想については正解、豪州失業率については正解だが雇用者と消費者信頼感指数の推移から10.4千人との予測だったが、さらにマイナス4000人下回る結果となった。他方、11日17:30頃ロンドン市場でシリア戦争回避による米長期債利回り低下による一斉ドル売りが影響したことは割愛する。

1.金利据え置きから新・豪ドルは『買い』⇨対ドル円で『買い』予測を打てなかった。

2.豪・雇用統計は資産国であるため『PPIと機械受注』推移を前年比から見立てなかった(これにより、さらに4000人以上下回る根拠を見失った)

まず、2.についてだが、

豪雇用統計は、雇用増見通しが逆に約1万人の雇用減となる弱いものに。これを受けて豪ドルは急落を見せ、93.10近辺で推移していた豪ドル円は92.60近辺に。また、同時刻に対円ドルでは30銭以上円高となった。雇用統計結果を受けて急落する豪ドル。対ドルでも大きく値を崩してしまった。本来は豪・NZドルは指標悪しの場合、米ドルへ通貨流出を起こし、向かって円側は円安に振れることが多いが、一つの誤算は先日のロンドン市場で始まった米長期債利回り下落(シリア戦争回避⇨ドルが戦争で失わない⇨国債発行でお金集めなくて良い⇨金利は下がる⇨ドル売り)の状況から、ドルを嫌って消費増税を見込まれる日本に通貨が流れたところ。この状況はアクシデント的とはいえ、資源通貨として鉱工業の前年比からの機械受注推移上昇率が悪い(その為、PPI上昇率も悪い)ことが把握できていれば長期的に雇用減のリスクが介在していることを予測でき、市場予想より鋭敏に結果数値の誤差を埋めることが出来ていた。

1.については金利据え置きの予測は失業率、GDPの関係上的中しているが、市場マインドとして『他指標が悪い為の据え置き』ではなく『他国金利(というよりドル)下落により回避として据え置きは好材料』として見られた感が強かった。NZの他指標が悪く、金利据え置かざるを得ないこと⇨経済上不況通貨からは資産は逃げると捉えるが(他国ドルに買い換えるなど)

“比較的高い金利である”ことから買いが先行する、というマインドを読めなかった。。。これは猛省をするべき内容だ。また、他方ではNZ中銀は2013年中は金利据え置き⇨2014年には金利上昇の公算を声明発表(金利利益の投資家からすれば超好材料)したことがNZドルの買いをより強め、NZ円は80.65近辺から81円台前半に上昇。対ドル円は呼応するように発表後5分程で15銭近く値を下げた。世界中の投資家からは新たに来年の利上げの可能性を示唆したことが材料視され、米ドルはさらに嫌われた状況を生んだ。

21:30の米・新規失業保険件数については、予想に反して円安、ドル高(対ポンド)に振れたが、その後に米・労働省から申請件数の集計漏れが数州に渡って存在し、調査に乗り出しているとのこと。数字は大方の予想33万件に対し29万人(前月発表から3万人も改善したことになる)との発表だが、これはあり得ない。先週失業率が7.4%、民間雇用者も非農業雇用者も1~2万人近く予想より低い数字(前月比、当時は勿論円高)であるのに、3万人以上も新規失業保険が改善(市場の大方の予想は33万人なので+4万人のも改善されたことになる)されることはない。労働省からの正式発表を以って円高の指標だったのか否かを判断したいが、労働省は『労働市場の改善は示されていない』と声明発表、22:40前後には『誤りだったんだ!』と言わんばかりに円高に振れている。いずれにせよQE縮小を前向きに運ぶ数値にはなりそうにない。

総合して今後の改善点としては、日曜日時点ではない突発的な声明を除く『マインドの動向』にもっと注意を払わなければならない。経済学の定理は確かに強力で『下支え』にはなるが短期的に起きたマインド変化の速度には追いつけない。従って、足元の市場景況感はもとより、指標に対して『金利変化』の推移をまず注視するのが改善策となるだろう。次には通貨ペアや通貨オプションのボラティリティの変化を追いかけることだ。この2点により、指標の逆を突かれた時の値幅下限・上限と回避点を模索できるのではないか。

上述に加えピボット分析を勉強中であるが、本事業で経済指標予測は合っててもチャートが逆にいく(勝率を悪くしている要因)事象の多くは今のところ突発的な声明などの事象から来る影響の場合が多い。それを解消する為のチャート分析テクニックとマインド変化を早期に習得できるようにしたい。

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【経済指標対策(予想)9/11水・Birth Investment Japan】

[1]17:30英・8月失業率

円安>ドル円(円安)

ドル安>ポンドル(ドル安)

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【経済指標対策(予想)9/10火・Birth Investment Japan】

材料なし

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【経済指標対策(予想)9/9月・Birth Investment Japan】

[1]8:50日・Q2GDP<確報値>*注目*

円高>ドル円(円高)

ドル高>ポンドル(ドル高)

[2]10:30中・8月CPI発表

円安>ドル円(円高)

ドル高>ポンドル(ドル安)

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