子供達を認める、というコト。

センター試験一日目であるということもありますので、是非とも子供達のヤル気についてを御話させて下さい。何かしらの言い区切りになればと思います。目を塞ぎたくなるような、心が締め付けられるような、そんな内容が含まれますが御容赦頂きまして、最後まで御付き合い頂ければ幸いです。賛否両論あると思いますが何卒、宜しく御願い致しますm( _ _ )m

私は、そもそもそんなモノ自体が存在するはずがない、と考えて おります。そんなモノ有り気でみんなが勉強するならば苦労は致しません。ヤル気があるから、ヤル気が無いから、と言って子供自身がヤルべき事から遠ざかるのはオカしいです。実にその点を皆様方に気付いて頂きたい部分であります。そのような内容で勉強がどうとか、というのは単なるマヤカシでしか過ぎません。 勉強をしないための、勉強から逃れるための、虚像にしか過ぎません。惑わされてはいけません、踊らされてはいけません!!

勉強をするという事実が面倒である、という言い訳を単に隠そうとしている一種の悪足掻きにしか過ぎません。大抵、そんな時、子供達は不思議ちゃんを気取ります。交渉の予知は、正しく皆無。やらなアカン、という事実があるだけで勉強をすべき要素としては十分!!後は、とことん自分をイジメるだけ。私は、今までヤル気を引き出そうとして勉強を教えた事は一度もありません。恐らく、親御様の満足いく程度のヤル気を引き出した瞬間、タイムオーバーになっているのが 必死だからです。それゆえ、認める、という事を常々に行っております。出来ていない、やってこない、出来た、やってきた、これら全ての内容を認めます。そ のうえで次の一手を提案し、相談し、共に目標を決めて、共に歩んでまいります。

和田 「ヤルのか、ヤラんのか、どっちや?」

受講生「ヤルぅ〜、、、」

和田 「よし。分かった。信じよ!!だから一緒にガンバロウ☆」

受講生「はいぃ〜、、、」

確実に0に近い可能性で灘中に合格したり、8個の欠点が無くなって退学が逃れる事が出来たり、文系からでも医学部へ合格したり、そんな経験を数多く成し遂 げております。最近、つくづく思うのですが、私の受講生達が信じられない結果を生み出す理由として大凡、当てはまるような答えらしきモノがあります。それは、どんな事があっても私は彼等を心の底から信頼しようと努力するという点です。子供達はカンペキではありません。むしろ不器用です。それでもカンペキを 求めてしまう私がいます。出来ても、出来なくても、私は最後の最後まで全力を尽くします。決して諦めません。彼等の多くは、そんな無茶苦茶な私を知ってい ます。

仮に99人を敵に回しても私1人が見方になれば何とかなる、何とかしてくれる、という存在として彼等の心の中に根付いているようです。少なくとも卒業生達は皆が口を揃えて同じような事を発してくれました。確かにそう考えると、私は負けることが大嫌いで、自分のヤリたい事や成し遂げたい事は全てやってきまし たし、これまで多くの逆境を成功に導いてきました。もちろん失敗も少なからずありました。けれども何よりも多くの方々が幸せになってくれています。

ごくごく一部の方々に言えるコトがあります。それは、何でもカンでも、無理と決め付けたり、途中経過をもって結論を早い段階で決めたりします。そんな方々に限って、成功する為の提案や議論を出しません。これでは何の解決にも至りません。成功成長の足枷としか言いようがないでしょう。本当に必要なのは、余裕とバランス、そして判断力。本質的な問題に一番近い存在が誰であるかを考えると一番理解し易い部分であるように思えます。受験というものはチームワークであることを忘れてはいけません。問題を解決するために周囲に見向きもせずに自分勝手に一人歩きをしてしまうと、問題が問題を生むことに繋がり、そして時間の経過と共に冷静な判断力を失い、取り返しのつ かない状況に陥ってしまいます。

現実的にある話ですが、ピシャッと一致しなければ全てが負である結論だと決め付けて結論有り気の行動に徹したり、根拠無き衝動に従って他人事のような事実 関係として事を進めたり、手を伸ばせば背伸びをすれば届くはずの成功でも多少のリスクでも覚悟を決めずに本来進むべき道を歩まなかったり、失敗に恐れを成 して敵前逃亡的な受験を努力無くして無意識的にしたり、そのような疑問な光景をこれまで静かに何度も見てきました。もちろん取り返しがつかない状況に至らないように、私を含めて受験塾家庭教師の多くのスタッフ達は警笛を常に鳴らし続けてはおります。何とも残念なのですが「思い通り」という観点が大 きな垣根となって私達の声を遮ってしまっているようです。それでも、垣根を払う為に打つかっていってはいるものの、戦略を練られて立ち入ることの出来ない領域で戸を閉められてしまいます。

臭いモノにはフタをする、そんな環境こそが失墜への一途。実はそういった状況の受験生が今年度も高校受験生と大学受験生に存在しております。それは大変、 残念な事なのですが、止む負えません。本来望むべき道を望むべき道として捉えてしまい主導権を握られると私達には手の尽くしようがありません。正直申しまして、もう少し私達に耳を傾けて頂きたかったという気持ちでいっぱいです。救い手を伸ばし、起死回生の結果に落ち着けることが出来たはずなのに・・・。今 に至っては、静かに見守り、最後の授業を完了することに致しました。

心より祈るばかりでありますm( _ _ )m