兵庫県でAO入試、推薦入試と言えば、小論文+α

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大学受験生 * 小論文+α

【鳥取大学医学部医学科・推薦入試】

(志望理由書)私は幼い子供達の命を救いたいという思いから、小児科医になることを希望しています。しかし、丹波市の「県立柏原病院を守る会」の活動を知ってから人の命を救うということが、自分が考えていたほど簡単なことではないということが分かりました。実際にお願いをして「守る会」の会員、柏原病院小児科医長ともお話をさせて頂きましたが、地元の主婦が活動を起さなければいけないほど医師不足が深刻であったこと、その背景に医師の過酷な勤務状態があったということを知りました。その上で、自分が医師になった時に何が出来るのかを考えました。医師として出来ることは病気に罹った患者を診察、治療するだけでなく、普段から地域住民と交流を持ち、医学知識を生かしてなるべく大きな病気に罹らないように働きかけていくことです。健康な住民が増えることで患者の数は減ります。患者の数が減ることで医師不足は緩和されます。このように医師を増やすだけではなく患者を減らす努力も必要だと考えました。この目的を達成する為に貴校では地域医療学講座を受講します。まず、総合医療とプライマリーケアを研究することで専門以外の幅広い医学知識を身につけて幅広い患者に対応する力、大きな病気を早い段階で発見、処置する力を養います。その為に実際の現場での経験を積みたいので、講座で取り組んでいる鳥取県江府町でのフィールドワークにも参加をして地域ごとの健康課題、その解決方法についても研究するつもりです。また、解決に必要な地域の住民や行政との連携方法も研究します。この講座を4年次までには必ず受講して5年次の臨床実習でその経験を生かせるようにします。卒業後は場所を問わず医師の不足する地域に勤務して貴校での経験を生かします。そして、その地域での健康課題に取り組んで問題解決に努めます。このような医師になる為に貴校の地域枠に応募させて頂きました。宜しくお願い致します。[792文字]

【京都工芸繊維大学工芸科学部・AO入試】

(志望理由書)私には小学校の時から仲のよかった親友がいました。しかし彼女は突然高熱を出して病院へ運ばれ入院しました。見舞いに行った私は、そのとき彼女の病名が「全身性若年性関節リウマチ」であると告げられました。当時小学生であった私にはその病気の重大性が理解できませんでしたが、「一生治ることは無い」との言葉に強烈なショックを受けたことを覚えています。退院後の彼女は以前と目に見えて変わることはありませんでしたが、常に死の危険がつきまとう彼女を見ていると何もしてあげられない自分がはがゆく、とても悲しい気持ちでいっぱいでした。いっぽう彼女自身は小学生ながらも自分が置かれている立場を自覚していたようで、将来は自分のように難病で苦しむ子供たちを助ける医者になりたいと言っておりました。しかし高校1年生のとき彼女は再び高熱を出して入院しました。私は何度も見舞いに行き、激痛で指ひとつ動かすことのできない彼女の体をさすったりしていました。彼女は苦しそうな声でただ「ありがとう」と言ってくれましたが、それが彼女と交わした最後の言葉になってしまいました。若年性関節リウマチについては炎症性サイトカインの過剰分泌という直接の原因についてはわかっているものの、それを引き起こす根本的な原因については未だに解明されていないため、現状はステロイドなど副作用の強い薬を投与しても症状を抑えることや病気の進行を遅らせることしかできません。私はこの現状を打破し彼女のような悲しい子供を1人でも減らすため、遺伝子を解析・研究することでこの病気の根本的な原因を解明し、根治させる方法を必ず見つけます。そしてこう考えたとき私は貴学の、化学だけではなく工学の知識や考え方をも身に着けることができ、両方の視野でもって生体関連物質の研究ができる点にとても強く惹かれました。根治の方法を開発するには新しいものを生み出す工学の視点が不可欠であると考えるからです。私はぜひ貴学に入学して化学・工学両方の基礎力や分子解析の方法などを学び、卒業後は貴学の大学院で生体高分子情報について研究したいです。博士課程終了後は理化学研究所に入所して化学・工学の視点から遺伝子研究を行い、免疫異常を引き起こすメカニズムの解明と根治方法の発見に人生を捧げます。[941文字]

(自己アピール)私は親友の死をきっかけに医者にも治せない難病で苦しむ子供たちに対して、自分に何ができるのかについて考えました。幸いにも化学の教諭をしている父の影響により化学が身近にあるという環境で育ったこともあって、遺伝子研究による根治療法の発見というひとつの答えに到達できました。今まで誰もが成功したことのない道に飛び込んでゆくのには正直不安もありますが、亡き親友や彼女と同じ病室にいた子供たちの顔を思い出すたびにやらなければならないという強い気持ちでいっぱいになります。そして化学における最先端の知識を身につけるには外国の文献を研究するのは必須であり、特に関節リウマチについてはアメリカの文献を研究する必要があると知りました。私は、現段階でできることは英語と化学の学習であると判断し、特に英語については英語検定の取得を目標に学習に取り組み、現時点で2級を取得できました。今後も学習を続け、高校在学中に準1級を取得します。そして大学入学後には研究のための基礎力を身につけるためTOEIC取得を目的として英語に取り組み、大学卒業時にはスコア700を取得できるように頑張ります。[478文字]

【同志社大学商学部商学科・AO入試】

(志望理由書)同志社大学を志願させて頂いた理由を一言で申し上げると、大学における理念、学部におけるコンセプトから私の望むべき将来の展望が想像以上に詰まっていると実感し、今後とも大きな成長を遂げるうえで大切なものを学ばせて頂きたいという願いがあるので志願致しました。私は生まれた時から父の事業を受け継ぐ使命をもっています。また私利私欲を超えて、世界中の多くの方々を幸せにさせなければならない、という使命も同時にもっていると考えております。その為にも、世界規模の視野をもっている大学への進学は、大きなチャンスと成り得ます。在学中での可能性を最大限に活かすべく日本国内に留まらず、世界に目を向け、卒業後の事業展開を幅広く行う為のヒントを出来る限り多く手に入れて、世界各国の誰もが幸せになるための仕組みを構築させたいと望んでいます。これらを将来に実現させる為には、語学カリキュラムや教育環境がとても重要な要素となります。そのうえで英語圏とアジア圏のそれぞれの人口を考えた場合、英語と中国語の習得は絶対的なものです。在学中では日本で基礎を作り上げて卒業と同時に世界へ羽ばたくことが出来る力を身に付けるつもりです。そこで、貴校の大学関係書類、オープンキャンパス、個人面談にて特に感動 したことがあります。それは大学入学後以降の数十年という人生を謳歌するにあたり、必要不可欠な3つの環境が備わっているということです。それは自分自身が創造し生み出す発想力を養うこと が出来る環境、思い立ったら即行動に徹することで可能性を見出すことが出来る環境、理念を共有した多くの先生方や仲間達と共に何かを考えて何かを生み出すことが出来る環境です。これらの環境があれば、自らが学び共に学ぶ力、そして自らが考え行動する力、何事にも柔軟に対応し、出会いのチャンスや時と場合のタイミングを逃さぬように時間をコントロールすることが出来る力を身に付けられると感じました。自分に足らないところは多くの仲間達と共に切磋琢磨して補い合い、1つの目標を成し遂げるヒントを導き出すことに繋げられます。自主自立の精神を養いながら国際的にも自分磨きに没頭出来るのは本当に贅沢なことです。頭を動かして体を動かして仲間を作り、 時間とタイミングの重要性をしっかりと認知したうえで、誰かの為に何かを創り出していけるような自分磨きの4年間にします。[982文字]

(エッセイ)現在の日本で原子力エネルギーに大きく依存してしまうことは止むを得ないことだ。けれども 東日本大震災の影響でその危険性を大きく学ぶことが出来た。 私達の誰もがエネルギーを生み出しているという意識を持ち、そのうえで今後、併行と供給と節約を1つのエネルギーを生み出す為の策として考えていくべきである。そこで解決策の1つの方法としては、原子力エネルギーへの依存度を緩めながら自然エネルギーの供給を高めつつ双方ともが併行したかたちで、 政府と企業、そして全ての国民が一致団結して電力を生み出すべきである。政府がやるべき措置としては次のように考えられる。電力を生み出すうえで必ず必要となるのが設備だ。設備には多額の資金が必要となるので、中小企業や一般個人では各々で設置することが非常に難しいのである。そこで助成金として税金を投入すべきだ。国民から集めた大切な税金であるがゆえ支給される意義はとても大きいのだ。またそれに伴って、設備設置を行い電力供給に大きく貢献した企業や一般個人に対しては、税制面での優遇措置の対象として、電力を生み出すうえで節税に繋げられるというような付加価値を適用することで、設備設置を速やかに整えることが出来る。また優遇措置の把握により、電力供給の為の指南を得られることに繋がる。このような使用状況の把握で、万一の緊急危機管理能力の向上に大きく役立たせることが出来るのだ。 これらの情報収集により情報伝達の遅れを回避することが出来るし、全ての対処が後手に回ることも無くなり、緊迫した状態の中でも次の一手を速やかに打つことが出来るのだ。制度や税制面の整備により得られた結果で、政府だけでなく全ての国民が予想以上の付加価値を得られると共に電力に対する意識向上にも大きく繋げることが出来るのだ。電力会社がやるべき措置としては次のように考えられる。原子力エネルギーだけでなく自然エネルギーにも視野を広げた枠組みで電力を生み出すことが出来るはずだ。その為にも電力に一番近い存在だからこそ、政府から得られた指南を元に電力の動きをコントロールするのは当然で、多くの企業や一般個人で生み出して余った電力を足りない地域へ供給するという役割を担うことは、効率化に大きく繋げられる。結果的に必要とすべき電力を効率よく、そして限りなく必要な分だけ生み出せば良いだけに留めることに繋げられるのだ。また、知る、という観点も重要な要素で、ネットワークを通じて常時、公表しておけば国民の安心感や意識的な節約感も得られることになる。 これは省エネルギーとなり電力供給の底上げに役立つのは過言ではないのだ。このような各所一連の動きから理解出来る事をまとめると、政府と電力会社が相互に協力を行って企業や一般個人が参画することで、原子力エネルギーへの依存度を抑えることができ、自然エネルギーとの併行を実現させることに繋がるのだ。ネットワークを通じた情報発信により全ての国民が電力の重要性を認知し、一人一人が省エネを意識するようになる。結果的にはエネルギーを効率的に生み出すばかりでなく、副産物的要素として大きな経済効果を生み出すことに繋がるはずだ。国にとっては一定の税収を見込むことができ、そのうえ日本全土から電力コントロールの大切な指南を得られる。それは万一の危機管理体勢を迅速に整えられることにも大きく繋がる。 電力会社にとっては余分な設備投資の節約に繋げられ、費用対効果を見込んだうえで電気料金の軽減にも努めることが出来る。さらに政府と国民から知られることにより抑制均衡下で大きなモチベーション向上にも繋がるのだ。企業や一般個人にとっては助成金というかたちで設備設置出来るばかりでなく税制面の優遇措置に大きな期待を持つことができる。また電力を生み出しているという参画意識が芽生えて省エネや節約、そして電力の大切さを学ぶ事にも繋がるのだ。最後に自分自身レベルでは大きく分けて2つ考えていることがある。1つ目には、短期にわたって実践出来る事として、節約や助け合いに直ぐにでも役立つことを実践することが最も有効的である。具体的には、昼間の時間を利用して勉強したり、電気機器を使わない時はコンセントを抜いたり、1つの部屋で家族が過ごす時間を増やしたり、友人皆で募金活動をしたり、というような当たり前で身近でも出来る事を率先して行うことで周囲の仲間達に啓発すべきである。2つ目には、長期にわたって実践出来る事として、学ぶということを率先して行うべきだ。災害で起きた実情をしっかりと知り、そこから学ぶ事を後世に伝えていくことで、新しい何かを導き出すことに繋げられるからだ。5年後、10年後を見据えたうえで環境づくり や人間関係の構築を始めておくことは、未だ見ぬ問題の解決策にきっと繋がるのだ。[1970文字]

【日本大学農学部獣医学科・推薦入試】

(志望理由書)私は我が家で飼育していた犬がヒラリアで半年の余命宣告を受けながらその後8年間も生存できたという事実に直面してから、動物の自己免疫機能に興味を持つようになりました。我が家の一員を治療してくださった獣医師の先生によると、絶望的な状況から生還できたのは投与した治療薬剤が、動物に自然に備わっている自己免疫機能を強化させ、寄生虫を攻撃したのではないかということでした。私は自己免疫機能は治療という観点から非常に重要な要素なのだと思いました。しかし実際自己免疫機能というものを調べていくうち、万能のものではないということが分かってきました。自己免疫機能が低下していると癌などの病気になるし、またこれが強すぎると自分の体を傷つけることにより、リウマチやエリテマトーデスなどの難病に繋がる危険性もあります。また自己免疫機能は遺伝的要素が関わっているため、個体によって格差が大きく、コントロールすることは困難であるということも分かりました。私は大学では獣医病理学や獣医薬理学などを学ぶことにより、動物を脅かす病気の原因やメカニズムについて理解するとともに、獣医衛生学や獣医免疫学などを学ぶことによって自己免疫機能について学び、理解したいです。そして薬剤と自己免疫機能の相関関係について研究し、薬剤の投与によって自己免疫機能をコントロールすることで病気を治療する方法を研究したいです。大学卒業後は大学院へ進学します。そして本格的に薬剤と自己免疫機能との相関関係から、癌など重症の病気や難病の完治を実現できるような治療法について研究したいです。大学院修了後は動物病院を開業します。そしてそれまでの研究で得られたものを実際に病気を抱えた動物たちの治療に役立てたいです。そして自己免疫機能をコントロールする方法を病気の治療はもちろん、日常生活における健康管理にも役立てたいです。動物を飼育している人達にとって動物たちは家族同然の存在です。私は自己免疫機能の研究によって人々の心のよりどころを守ることで、彼らに安心感を与えられる存在になりたいです。以上が私の将来の夢です。そしてこの夢を実現させたいと考えたとき、日本大学が真っ先に頭に浮かびました。それは研究のためのカリキュラムや設備が整っているだけではなく、最新の設備を備えた附属動物病院があるからです。研究の成果を臨床で実践させたいという私にとって、大学5年次から実際に附属病院で臨床実習が行えることはこの上ない環境であります。私は夢の実現のため、ぜひ貴学で勉強・研究をしたいです。何卒よろしくお願いいたします。[1070文字]

【福山大学薬学部薬学科・AO入試】

(志望理由書)私は薬剤師の資格を取得し、病に苦しむ患者さんに調剤・処方を通して安心感を与える仕事に携わります。また私は自然の流れで治療を行う漢方に強く興味を持っております。私は貴学で西洋医学とともに漢方を学び、医療に役立て、将来はこれを広く世界に広める活動を行いたいです。[129文字]

(自己アピール)私は本が好きで今までジャンルを問わず多くの本を読みました。本から多くの知識を得るだけではなく、筆者の考えや登場人物の心情に触れることにより、精神的にも多くのものを得ることができました。今後も読書を続け、今度は自分が人にぬくもりを与えるような存在になりたいです。[130文字]

(大学生活及び将来の目標)私は将来の夢のため英語の学習にも積極的に取り組みます。TOEICスコア600の取得を目標としていますが、クラブ活動などを通して留学生とも交流し語学力を磨き、海外の事情や文化にも触れたいです。そして最終的には英語圏へ留学し、自分の体で外国に触れ見識を深めたいです。[125文字]

(入学後の自分自身の将来像)私は6年間という短い時間の中で、向上心を磨いてゆきながら、多くのことを学び、多くの経験を積み、そしてそれを社会の中で役立たせることが出来る人間に成長し、多くの方々に笑顔を与えることの出来る存在になることを目標として精進してゆきます。まず私は薬について大変興味関心を持っておりますが、特に患者様にとって最も重要な部分である副作用についてしっかりと学びます。私は幼い頃より、漢方で育ってきましたので、一般的な薬剤については副作用が強いという印象がありますが、一方で薬剤として優れた効果を持っていることも事実です。私は西洋薬と漢方薬との繋がりや組み合わせについて、特に副作用が生じない飲み合わせを詳しく勉強したいです。そのためには抗生剤などの科学的薬剤について長所と短所の両面から深く学び、漢方薬についても気や径絡、薬味の組み合わせについて学びます。また食事療法など患者様に安心感を与えるために必要な内容についても学識として身につけます。また大学では良き仲間、先輩、後輩、そして先生方と相互に役立てるような人間関係を築いてまいりたいです。在学中はもとより、卒業した後も様々な意見交換をしてゆくことにより、多くの方々のお役に立つことが出来ればと考えております。人間関係は地域で活動する上での基礎であると考えています。さらに私は在学中に、世界に通用する程度の英語のスキルを身につけます。具体的にはTOEIC600点程度の英語力に繋げるつもりです。海外の人々と会話が出来れば、日本では得ることの出来ない貴重な情報や自分の行動のヒントとなる情報を相手から得ることが出来るはずです。そして私は漢方を学ぶために中国へ、そして西洋医学を学ぶためにアメリカ、ドイツへ行きます。日本である程度学んだ西洋医学というものの差や違いについて、また現場の環境、薬に関する観点や考え方、取り扱いの違いなど、在学中や日本にいるときには感じることの出来なかった内容について現地で自分の肌で感じ、そしてそれを今後の自分や周囲の環境に役立たせてゆきたいです。以上の経験を踏まえ、また並行して、私は卒業後に薬局を作ります。そしてそこから貴大学で学ばせて頂いたことを基本に、人々に笑顔と安心を拡げる薬局として地域に根ざしてまいります。薬剤師として、多くの人々にひいては海外の方々にも安心と温もりを届けます。[976文字]

(理想とする薬剤師像)私は、医師よりも身近な薬のアドバイザーとして、多くの方々のお役に立つことが出来る薬剤師になることを理想像としており、特に漢方の知識を兼ね備えた人物として成長してまいりたいと考えています。幼い頃から薬を扱う仕事に携わる父と一緒に西洋医学や東洋医学に関わらず様々な薬の勉強会に参加してきた事を考えると漢方を学ぶ機会が多かったように思えます。次第に自然の流れの中で治療を行う漢方の魅力に惹かれていきました。漢方は抗生剤に比べて副作用が低いと言われています。また自己免疫機能を高めることにより、病気に対して落ち着いた効果を生じるところに強く惹かれました。漢方は取り扱いが難しく、使い方によっては危険も生じますが、医師が処方した薬であっても病気がなかなか治りにくい方々に対して、漢方が大きな力を発揮することも少なくありません。そのような魅力を多くの人に伝え、世界中にも漢方の魅力を広く伝えていくつもりです。そして、世界中の病で苦しむ人達に温もりと安心感を与えられるような専門家としての薬剤師になりたいと強く志しています。また、患者様の中には薬剤について大変な不安を抱えている人達もおられます。医師による治療を受けているものの重い症状を抱える人達は、決まって医師から処方される薬剤があります。通常の治療薬に加えて、ステロイド系の強い薬を処方されたりしている場合も多いです。副作用も強く、皮膚の変色や臓器不純であるといった安全性に疑問を伴う場合もあります。想像以上に副作用が強いうえ、薬剤の値段も高く、加えてなかなか治らないこともあり、これ以外にも多くの不安が生じます。調剤薬局の薬剤師に薬剤についての詳しい説明を受け、副作用の危険性だけではなく、それとの付き合い方についても親身に相談してもらう機会を持ってもらえれば、様々なお役に立つ事が出来るのではと考えています。以後、薬剤の効用と副作用について理解、納得したうえで治療を続けられます。医師による治療において足りない部分、特に精神面での不安を薬剤の専門知識と親身な相談によって補うことが大切です。薬剤の専門家として薬剤師が親身に相談に乗り、適切なアドバイスをすることが出来れば患者様達は精神的にも救われ、安心して治療を続けることに繋がります。このように、薬剤師の言葉によって救われる人達も多くいらっしゃる事を私は知っています。[983文字]

高校受験生 * 小論文+α

【関西学院高等部】

(志望理由書)私は、先日関西学院を見学させていただいたとき、自分の理想とする高校生活がまさにここにあると感じました。私は小学生のときから文武両道を理想とし、これを実現するために努力を続け、中学3年生のときには硬式野球チームにおいて4番打者・主将となり、また学校では生徒会長になりました。この理想は必ず高校でも実現させます。私は高校でも硬式野球を続けます。先日硬式野球部の練習風景を見学させていただきましたが、部員の方々は本当に楽しそうに、それでいてだれることもなくそれぞれが自分のやるべきことを自覚して積極的に野球をしているように見受けました。このようなすばらしい雰囲気で野球をやることが私の夢であり、ぜひとも一員になりたいです。そしてレギュラーを獲得し、甲子園をめざして己を高めたいです。また、雰囲気だけでなく、関西学院高等部は大学の付属校であるがゆえに設備や指導者がすばらしく、これほど自分を高めるに最高の環境はありません。ぜひともこの環境で努力を重ね、レギュラーを獲得し甲子園出場を目指します。そして全力で野球に打ち込みつつも、そのために学業を犠牲にする必要がないことが最大の魅力です。私には将来の夢のため、高校の間に英検1級に合格するという目標があります。野球に力を入れつつも、これに向かって努力することができる環境のある学校はほかに見当たりません。私は関西学院で、理想とする文武両道を必ず実現させます。[599文字]

(質疑1)私は公民の、特に政治の分野について興味があります。責任という面から政治について考えてみたとき、日本の行政はシステムとして成り立っているのかという疑問がわいてきました。学校の授業では三権分立や議院内閣制など、不正がおこらないような、そして起こったとして誰が責任をとるのかというシステムがあることを学びました。しかし、現実を見るとそれが機能しているとは到底思えません。例えばC型肝炎の問題についても死人が出るほど重大な問題になっているにもかかわらず、国は責任をとろうとしません。そればかりか責任を擦り付け合っているように見えて仕方ありません。高校野球部の指導者でさえ、部内でいじめや非行があったことで引責辞任した話をよく聞きます。何か問題を起こしたら誰かが必ず責任をとらないといけない。そんな当然のことをなぜ国ができないのか。いったい原因は何なのか。システム自体に問題があるのか。もしそうならば一市民として私には何ができるのか。そう考えたとき政治について深く学びたいと思うようになり、自分なりに本やテレビの政治番組から知識を得て、考えるようになりました。[475文字]

(質疑2)私は、中学3年間野球をやってきました。そこで知ったのが、努力をすることの大切さとそれによって得られるものの大きさです。私が所属していたチームでは指導者が頼りなく、またメンバーも個人プレーが目立ち、各々が自分のことしか考えていませんでした。しかしミズノ杯第36回日本選手権大会の3回戦で非常に悔しい思いをしました。そしてそこから這い上がるには私も含め全員が現状の自分たちの未熟さを自覚そして反省し、それを乗り越えて団結するしかありませんでした。そのために自分は主将として何ができるのか、何をすべきなのか、それを考えたとき自分にできるのは今まで続けてきた努力をひたすらに続けること、そして率先して行動することでした。するといつの間にか他のメンバーは私についてくるようになり、チーム全体が一丸となって上を目指すようになっていました。そしてついにリトルシニアリーグ西部ブロック卒団大会でベスト4に入ることができ、我々は中学3年間を試合の結果だけではなく、気持ちの上でも最高の形で締めくくることができました。これからも努力を続け、さらに上を目指します。[470文字]

(自己推薦書)私が自身の長所として挙げることのできるのは、硬式野球チームの主将として培ってきた責任感、先見力、自己分析力です。私はエースで4番打者でしたが、今まで怪我をしたことがありません。これは自分の限界を自覚していたことが一番大きな要因です。自分の限界を見極めた上で、目標を設定し、そのために必要な努力をすることによって最大限の効果をあげてきました。反面、予想外の問題が起こっても即断実行によって対処することもできます。そして問題に対処できなかったときは責任をとる覚悟をも常に持ってきました。また、トップであった経験から、逆に上から求められることも理解できます。以上より、私は組織がどうあるべきか、どうすれば組織全体として向上できるか、そして組織の一員として私はどうあるべきかを常に意識し、行動できます。今後生きていくうえで、必ず何らかの組織に属することになりますが、組織全体の向上に役立てるように、そして同時にその中で上に立てるように努力していきたいです。そして将来は、夢である起業によって万人に誇れるような組織を作りたいと考えています。(465文字)

(質疑3)私には今までの人生で大きな転機となった経験があります。それは小学5年生のときにいじめにあったことです。それまで私はいわゆるガキ大将で、周りの同級生をたたいたり、命令をしたりしていました。そのため、同級生たちは今度は団結して私をいじめるようになりました。私はあまりの孤独ゆえに担任の先生に全てを話し、クラスで話し合いの場を設けてもらい、その場で自分のそれまでの非を認め謝罪しました。すると彼らも私に対し謝罪し、これがきっかけで逆に我々は仲良くなり、現在でもその友情が続いています。私はこの事件で、人に接するときには相手の気持ちを考えるべきであることや人は一人では何一つできないのだということなど、大変多くの教訓を得ることができ、「人」としてとても大切な事を学びました。[333文字]

(質疑4)私は高校では、いずれ話せるようになることを目標として、英語の勉強に取り組んでいきたいです。なぜならば、私には、将来外国の製品を輸入して日本国内で販売する流通の部門で起業するという夢があるからです。輸入業者を通さずに、輸入と販売を同じ会社で行えばコストを安くできるし、市場調査を徹底して行うことにより不要な商品を顧客に売りつけるのではなく、ニーズのある商品のみを確保して売ることができ、そして固定客をつくることで利益をあげていくことができると考えています。具体的には年商100億円経費20億円を目標としています。そのためには英会話の力が不可欠だと考えます。大学で、より専門的な英語を学ぶための基礎として、高校時代からぜひとも使える英語を身につけたいと考えています。具体的には言語コミュニケーションコースを選択して、英語の実践的な力をつけるとともに、コミュニケーションの相手である外国人の価値観を理解するためにアメリカやフランスを中心に世界各国の文化や特色についても学ぶつもりです。[436文字]

【有馬高等学校】

(志望理由書)私は、小さい頃から植物が好きだと言うこともあり、中学2年の頃のトライアルウィーク期間に花屋さんでお世話になりました。自分が想像していた花屋さんのイメージとは、まったく異なっていて、明るく楽しいような感じと言うよりも、水を換えたり、枯れた葉っぱを摘んだりしないといけない忙しさで、非常に大変なものでした。そこでは、花を植物として接するのではなく、花も人間と同じように接していくべきだという考え方がありました。さらに、花である植物の持ちえる力をいかに周囲に伝えられるかだと言うことも知りました。人を笑顔にさせ、時には、慰めてもくれる植物に囲まれて、そのような力を出来る限り発揮させてあげられる人間になりたいという思いが日に日に強くなりました。水や土、そして自然について、もっとよく知る為にも兵庫県立有馬高等学校人と自然科という恵まれた環境の中で学ぶことで自分の希望を満たすことが出来ると2度のオープンハイスクールに参加させて頂いたことにより実感することが出来ました。[431文字]

(質疑1)花に興味を持ったのが小学校低学年の時でした。見よう見真似で、鉢植えに花を飾ることを今でも続けています。これまで何度も何度も失敗を重ねましたので、人一倍、花を咲かせる難しさは、知っていると思います。水のやり方1つ、土の興し方1つ、心の持ち方1つ、寸分狂ってくると花は思うように咲きません。しかし、今では自分の思うように咲かせるのではなく、いかに元気いっぱいに咲かせてやるかを受験勉強の合間をぬって、楽しんでいます。オープンハイスクールに参加させて頂いてからは、生きた花を使ってフラワーアレンジメントのような真似事をしてみましたが、生きた花をしっかり活けてやる難しさを実感することが出来ました。植物に対して人一倍接している点や植物と人との繋がりを考えていける自信がある点で、兵庫県立有馬高等学校人と自然科での学習に適していると考えています。[368文字]

(質疑2)全国フラワーコンテストで入賞出来るような豊富な才能と喜びに満ちた人格を身につけたいです。「賞をとるぞ!!」という意気込みも大切だと思うのですが、植物、水、土(肥料)、気温、湿度、それを踏まえた様々な管理方法や交雑方法を学ぶ経験を活かして、植物の持ちえる力を支えてあげられるような自分磨きをしていくつもりです。[154文字]

【香寺高等学校】

(志望動機)父が亡くなったことで、父から「命の尊さ」を教わりました。当時は、言葉では言い表せない程の感情になりましたが、その後、落ち着いた気持ちで「命」と言うものをじっくり考えることが出来ました。「生きとし生ける物全てに命はある」ことを自分の心の中で、感じていきました。幸いにも私の両親は、ともに看護師です。中学1年の頃に精神的に塞ぎ込んでしまった時期がありましたが、父が亡くなった頃から私達家族を支えてくれている母親の責任感を目の当たりにし、母親の言いたい事(責任感や信頼性の重要性)を感じることが出来ました。私も父や母のような看護師として社会の役に立つことを決意し、中学生として人間として立ち直ることが出来ました。両親ともに看護師であるからこその環境で、普段は、医学書や医療関係の新聞記事などに目を通すことが日課となっている以上、看護師を目指さなければなりません。[378文字]

(入学後)母親ががんばってくれているのに私も頑張らない訳にはいけません。それに2人の弟達もまだまだ幼いので、私が父親代わりになるつもりです。その中で、勉強時間を確保するためにも香寺高等学校総合学科医療コースで命の尊さを学び、同じ高校で医療を目指す人達と考え方を共有しあって、医療の進展や看護の精神そして命の大切さ等を学びながら、とにかく医療に関する事を何でも吸収し、自分の考える看護の具体的な方向性を見極めようと考えています。また、在学中の勉学目標としては兵庫県立大学看護学部看護学科を目指して勉学に励むつもりです。特に国語、英語、数学Ⅰ、生物、現代社会、を主軸に勉学に励むつもりです。さらに在学中においては、社会人の方のお話を聞ける機会があると言うことなので、医療関係の方々の話が聞けるのを楽しみしています。高校3年間、大学4年間で医療分野に対する看護への意識をじっくり煮詰めてまいります。[391文字]

(卒業後)高校卒業後は、兵庫県立大学看護学部看護学科へ入学し、高校生活で培った人間関係や、経験を活かして看護師を目指した受験勉強に励みます。家族に迷惑を掛けない為にも奨学金制度を利用して大学卒業後、看護師として働き出してから自分で学費を払います。高校3年間、大学4年間で医療に携わる意識を出来る限り頭に詰め込んで、臨床の場や手術室でも責任を任せられる看護師として技術だけでなく責任感や信頼性を身につけるつもりです。(202文字)

(まとめ)父が亡くなったことで、父から「命の尊さ」を教わりました。当時は、言葉では言い表せない程の感情になりましたが、その後、落ち着いた気持ちで「生きとし生ける物全てに命はある」ことを少しずつ実感するようになりました。幸いにも両親ともに看護師であるからこその環境で、普段は、医学書や医療関係の新聞記事などに目を通すことが日課となっています。それからと言うもの医療については、大変興味を持っています。とにかく医療について勉強し、看護師になることを目標に香寺高等学校総合学科医療コースで医療を深く学び、同じ高校で医療を目指す人達と考え方等を共有し合いたいと考えています。そこで、在学中には、兵庫県立大学看護学部看護学科を目指して、国語、英語、数学Ⅰ、生物、現代社会、を主軸に勉学に励むつもりです。高校卒業後は、目標である兵庫県立大学看護学部看護学科へ入学し、高校生活で培った経験を活かして看護師を目指した受験勉強に本格的に励みます。家族に迷惑を掛けない為にも、さらに自分を追い込む為にも、奨学金制度を利用して大学卒業後に看護師として働き出してから自分で学費を支払うことを当然と考えています。高校3年間、大学4年間で医療に携わる意識を出来る限り頭に詰め込んで、いかなる状況でも責任を任せられる看護師として技術面の向上だけでなく責任感や信頼性、そして倫理観を身につけた人間になれるように励むつもりです。(592文字)

【飾磨工業高等学校】

(志望動機)私が飾磨工業高校を志願する理由は大きく分けて2つあります。最大の理由は資格の取得を視野に入れた上で専門的な勉強ができることです。私は電気や製図について深く学びたいと考えており、在学中はCAD検定と第1種電気工事士の資格取得を中心にできるだけ多くの資格を取得するつもりです。また、卒業後の進路は大阪工業大学工学部建築学科に進学し、将来的には電気技術と建築設計技術を兼ね備えた技術者として、独立することも考えております。そしてそう考えたとき貴校の採用しておられる単位制にとても魅力を感じました。これが2つ目の理由です。資格取得に向けた専門的な勉強と同時に、大学での研究に向けた学習計画を自分の手で立てることができるからです。私はいずれ大学で電気という観点から建築を学ぶ予定ですが、そのための基礎力を高校で身に着けることができるのは私にとって大きな魅力です。このような目標を達成するためにも貴校に導いていただきたいので、志願させていただきました。(418文字)

(質疑1)私は電気技術と建築設計技術を兼ね備えた技術者になり、そして将来は独立したいと考えています。こう思うようになったきっかけは中学1年生のときに電気の恐ろしさを実感したことです。私が何気なくコンセントを抜こうとしたとき、いきなり勢いよく大きな火花が飛び散りました。非常に恐怖を感じたことを覚えています。そして同時に、もし幼い弟が同じ目にあったらどうなっていたか、想像するとぞっとしました。しかし私は毎日電気の恩恵を受けて生活しています。電気がなければとても生きてはいけません。また、環境問題や資源の枯渇といった問題から、将来エネルギーの中心は石油から電気に移ると考えられます。そうなったとき電気の重要性は大きく向上します。そう考えたとき私は電気を安心して利用できる生活空間を自らの手で作り出したいと思うようになりました。私は何があっても電気の事故だけはおこらないような住宅を設計し、皆が安心して生活できる環境をつくることで社会に貢献したいです。(419文字)

(質疑2)私の将来の目標は電気事故の起こらない安全な住宅を設計する技術者になることです。そのために将来大学に進学して、電気系統の安全性という観点から建築工学について研究したいと考えています。そしてそのために高校では電気そのものについて深く学び、電気という存在を詳しく正確に理解したいです。そして回路の組み方や図面のとらえ方について実際に自分の手で行ってみたいです。そして3年間の集大成として第1種電気工事士の資格を取得することを目標に勉強し、またその他にもCAD検定など多くの資格に挑戦します。また、私は高校では体育祭や文化祭などいろいろな行事の企画・運営に参加したいです。私は中学校の体育祭で体育の先生を胴上げしたことがとても印象深く記憶に残っています。私はただ参加する側の人間でしたが、それでも達成感とクラスの一体感にとても感動したことを覚えています。高校では今度はぜひとも参加するだけではなく、運営する側に回って、高校生活の思い出に残るような達成感を味わいたいです。そして私だけではなく参加する人たち皆にとって、よき思い出となるように頑張りたいです。(471文字)

(自己アピール)長所は自分で決めたことは自分で計画を立てて最後までやり抜くことです。そして一生懸命にやった努力は必ず最後には報われると考えて、一心に努力をすることです。私は小学4年生のときにイチローに憧れて野口南少年軟式野球クラブで野球を始めました。練習は厳しかったですが、主力選手になることを目指して一生懸命努力しました。ライバルに勝つために自主トレーニングを毎日欠かさず行いました。そしてついに6年生のときに主力選手となり、強豪チームとの試合で私がホームランを打ったことがきっかけで勝利することができました。まさに努力が報われた瞬間でした。このときの達成感は今でも忘れられません。そして私は中学でも野球部に入りました。練習は地道なトレーニングも多く、小学生のときよりもさらに厳しかったですが、いつか必ずレギュラーになるという目標を持って努力し続けました。残念ながら怪我をしてしまい途中で野球を続けることはできなくなってしまいましたが、それまでの野球生活について悔いはありません。こう思えるのも努力を続けることができた、やるだけのことは全てできたという自信によるものと考えます。私はこうした経験から努力を続けて目標を達成することの大切さを学び、それを知る機会を与えてくれた野球にとても感謝しています。これからは電気技術と建築設計技術を兼ね備えた技術者となり、いずれは独立するという将来の夢を達成すべく、努力をしていきたいです。(606文字)