サバイバル1等賞「部活」

部活

『今年からは私が決める。キャプテンは◯◯に任せることにした。』

監督の突拍子も無い発言を受けて、キャプテンになるはずだった当の本人は、イライラ以外の何モノでも無かった。衝撃的な憤りを感じたのだ。

本人「僕がキャプテンになるはずだったのに・・・。」

と心の声が溢れる。彼ばかりでなく少なからず誰しも経験する状況が起きたのだ。なぜ僕がキャプテンになれないのか???、という疑問が頭の中を駆け巡る。朝練、夕練テキパキと動きまくっていた。一人だけの時も台風の時も、練習だけは一切怠らなかった。部活をする為に学校へ通っている、と言っても過言ではない程、バスケを愛している。

一方で、そう易々とキャプテンになれるわけがない、とも思っている。ただ訳の分からない水面下の動きやツマらない大人達の思惑が往来している気配をヒシヒシと感じる。理不尽で、かつ、何とも不思議な処遇が彼自身の身の回りで、たくさん、たくさん、たくさん起きているからだ。キャプテンになる、という夢は失墜した。

けれどもここで決して諦めるわけにはいかなかった。とにかく何とかさせるべく周囲の意見や諸先輩方の意見を集めて、顧問に詰め寄った。

本人「なぜ僕ではないんですか?」

、、、と唐突な物言いで理由を問いただし直様、自分の意見を主張した。こんなところでウヤムヤにされてなるものか!、自分で考えて行動に徹したのだ。教師に可愛がられる良い子ちゃんでは到底考えられない言動であっただろう。

そもそもこの一件は本当に不思議なものだ。本人も顧問の発言に驚いていた。彼の方がキャプテンとして相応しい、と示唆している。勿論、周囲の同級生達も、諸先輩方も、みんながみんな考えが一致している。けれども部活顧問は一切考えを変えない。例年、諸先輩方みんなが各所いろんな意見を投じて推薦し、部活顧問が任命していた。しかしながら、今年度からは顧問が独断で決める、という状況。戦略的に漸進させない気配を感じる。むしろ、させようともしない。当然の如く説明もしない。教科書通りの教師的なよくある衝動的対応。

これでは合理的根拠や整合性をまるで見出すことに繋げられない。その信憑性もまるで見出すことが出来ないことは言うまでもない。結果的に、憤りだけ、が残った。何かが理不尽。不思議過ぎる。何が何だか分からないが、これまでのいろんな処遇が走馬灯のように頭を駆け巡る。

もうこうなったらチームを引っ張って、良い結果に導く、という役割を果たし、チーム全体の功績を上げていくしかない。大変申し訳無いのだが、キャプテン!、〇〇にはそのアクティビティに付き合ってもらうことにしよう。とにかく優勝を目指して切磋琢磨、日々精進する。とにかく可能性を見出してやる!、もう本当に信じるべきモノを信じて歩んでいくしかない。 悔しいシコリのようなモノが残るが、何とか生き抜く為に考えて動きまくってやる。絶対に諦めてなるものか!

サバイバル1等賞「数学」

数学

晴れて2年生にも進級し、意気揚々と学校生活を楽しんでいた矢先。次なる問題が発生した。やっぱり、そうだった。答えは正解しているもののバツがついている。得点はなんと100点中3点。そんなバカな?!、だが、大凡、察しはついていた。こんな不合理があって良いものか!?、まぁ〜あるだろう!!、学校という環境だからこそ潜んでいるゲリラ的な要素。一般社会と比べると大したことではない。一般社会は不合理だらけ。学校というところは人生を歩むうえで良くも悪くも良い経験をさせてくれるリアリティーのある環境と言える。少なくとも私はそう感じている。

けれども今の状況に打つけてきてもらいたくは無いのが正直なところだ。せっかく赤点から脱却することが出来たにも関わらず、再び赤点がついてしまったのだから無理もない。自分が、勉強しない、という怠慢を働いて赤点がつくなら未だしも、答えは正解している、にも関わらず赤点がついてしまう。考え方が教えた通りの方法じゃないから、という理不尽極まりない実情で正解でもバツになる。本来ならば赤点には決して至らないのに、そんなのあんまりだ。「高校」というところ「学校」というところ、は可能性に満ち溢れた環境なはずなのに・・・。一教師の主観により、自分の思い通りにいかない、からと言って点数にイチャモンつけてはいかんと思う。

これはさすがに何とかせねばならない、、、ということで私はいつもの如く動き出すことにした。

兵庫県三田市で総合家庭教師業を営んでいる受験塾家庭教師の代表和田成博と申します。先日、何とも耳を疑うような状況を目の当たりにしました。そこで、この度は、◯◯高等学校殿と兵庫県教育委員会殿に何とかして頂きたい気持ちで、しがみつく思いで、ご連絡させて頂いた次第であります。

以下の<内容>をある程度、把握頂き、<保護者様から受験塾家庭教師にお話があった内容(一部、抜粋)>を考えますと、<経緯1:一学期の試験全体の流れについて、他><経緯2:数学の試験評価方法について、他>に対する一連の経緯は、どうしてもヤリきれない気持ちになります。大変、お忙しい時期とは思いますが、速やかに現状調査を経て、この度の是正措置を講じて頂きたい次第です。欲を言えば、「適切な採点により採点のやり直し」「一学期評価のやり直し」を即座に実施頂ければ多くの学生達が救われるはずです。もし機会賜るならば、この度の件につきまして何卒、ご教授頂きたく思う次第であります。今後とも兵庫県における教育の向上と発展を願っております。

<対象>
◯◯高等学校2学年「数学」における対応と採点方法、評価方法、他

<内容>
先日、弊社受講生数人から連絡があり、耳を疑うような事がありました。期末考査が終わって、10日前後程度経った2010年7月15日に学校から保護者様の元に連絡がありました。その内容は、「学生本人が欠点をとっている。」という旨の内容でした。この点では、私も特に何も思わなかったのですが、実は、ここから先に「疑問」と「憤り」を感じるヤルせない気持ちとなりました。

試験範囲としては、学校の教科書とそれに繋がるワーク類や学校の板書等が含まれていたようです。勿論ですが家庭教師として私も、欠点だけはとらせるまい、としつつ日々、ご本人に対する学習指導(フォロー・アップ)に励んでおりました。期末考査の点数が散々だったことに対しては一瞬、私もそれを聞いて保護者様に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。また同時に「ナゼ?」という感情も湧きました。一般的な試験範囲でしたし、それ相応の対応と確認作業を経ていたので、点数そのものが散々であった、という状態には「不自然」を感じました。ただダラダラと勉強していて、そのような結果を招いたのであらば致し方ないと理解し、学校の厳正な評価に対して真摯に受け止め、今後このような事が起きないように是正措置を行う必要がある、と考えておりました。しかしながら、この度の経緯については、学生本人を見ていても、そういった部分は考え難く、やはり考えを進めると以下のような不自然な部分が挙げられる為、何とも理解に苦しむ状況にあります。

<経緯1:一学期の試験全体の流れについて、他>

(1)中間考査の試験返却はされていない。つまり、試験の点数確認や反省、ならびに点数不具合の確認がなされないまま次の試験を迎えることになる。
(2)期末考査前のプレ試験返却はされていない。つまり、試験の点数確認や反省、ならびに点数不具合の確認がなされないまま次の試験を迎えることになる。
(3)期末考査の試験返却はされていない。つまり、試験の点数確認や反省がなされないまま評価を迎えることになる。
(1)(2)(3)のまま評価として「欠点」と通告される。これでは、もう打つ手だては無く、手も足も出ない状態になる。
全員が全員、上記のような経緯を辿っているのであらば、特に問題視する必要な無かったはずです。しかし、他クラスは、ちゃんと試験が返却されており、反省する機会や確認する機会を経て、この度の試験に臨んでいます。

<経緯2:数学の試験評価方法について、他>

「数学」という自由な教科(科目)に対して、教師の思惑以外の方法で答案用紙を作成した学生の答案用紙に対して断固たる姿勢で臨んでいるようです。要するに、「教師のやり方」以外で解答を導き出しても、点数はもらえない、という状況のようです。学生個々の努力により築き上げて来た知識と努力をもってして、試験に臨んだものの厳しい採点を受けて、厳しく評価されているようです。取り組んだプロセスと導き出した解答に適度な配慮を考慮に入れて、適正に評価を入れて頂きたい、と願います。

これは私個人的な意見になるのですが、「一教師の解き方が全てでは無い」と考えております。その教師の言う事を聞く学生が高く評価されて、自分で自分の個性を伸ばそうとする学生が「?」な扱いを受けるのは大変、疑問であります。これでは、学生達の育むべき能力に足枷をはめられているのではと考えても不思議ではありません。ましてや、数学という自由な教科(科目)に対して、「オモシロさ」を感じるコトが出来ないまま高校を卒業していく事を考えると何とも切ない気持ちになります。

<保護者様から弊社にお話があった内容(一部、抜粋)>

数学は期末3点・・・だそうです。思わず、耳を疑いました。中間もおそらく近い点数のようですが、どちらにしても答案をまだ返してもらってませんので、どこを間違えているのか、何が分からなかったのか、いずれも不明です。本人は、全部埋めた!、とは言っておりますが、何処をどう埋めたのか、分かりません。やはり、最後まで信じなくて良かったのか、また昨年の悪夢が甦ります。21日の面談は大学の話など恐らく出来ないでしょう。昨日、学校に◯◯の先生が来られて講義を受けたとのこと。「僕、◯◯大学に行きたい。」と言っていたので、今日の結果を聞くまでは、もう少し頑張って目指せないものか、とも思いましたが、今日の結果を受けて、進める大学があるのだろうか!?、と疑問は絶えません。本人は今の自分のレベルで進める大学がある、と思っているらしく、考えが本当に甘いです。明日から強制補充授業を受けるらしいですが同じような連中の集まり、また楽観的になるような気がして仕方ありません。本当に、理学療法士になりたい、ならば根性を見せて欲しいところです。

和田先生。お世話になっております、◯◯市の◯◯です。昨日は本当にお忙しい中、急に出向いて頂き、ただただ感謝です。ありがとうございました。学校からの連絡だけでは憤りと疑問が溢れ、1人ではどうしたら良いのか、と悩むばかりでした。先生と解決策をご相談することが出来て助かりました。ご報告確認致しました。迅速なご対応感謝致します。

今日、学校で担任の先生に対して、数学のテストを返却してもらえませんか?、と言ったところ、担任の先生は、未だ返してもらっていなかったのか?!、と驚かれたそうです。しかし返却してもらったのは、期末のみ、中間テストやプレテストが返却されるどころか、点数も未だ分からない状態。その答案を持って、そして勉強の出来るクラスの友達の答案を持って、自分の担当数学教師のところへ行ったところ、あぁ〜〜!、◯◯先生のところへ行ってくれるか?!、と言われ例の◯◯先生のところへ行ったらしいです。

先生『テストの点数は変えへんぞ!!!』

本人「この答案とこっちの答案答えは一緒ですよね。なんで間違ってるんですか?」

◯◯先生『学校のやり方と違うからや』

本人「答えが合ってたら間違いではないですよね〜〜」

こんな会話を後に、その先生はそそくさと逃げて行かれたそうです。そこで部活顧問の1年生数学担当教師のところへ持って行ったところ、、、

部活顧問『この試験の点数、どういうことや〜〜?!、あ〜〜お前あの変わりもんの先生が受け持ちなんか〜〜。こういうこと、ってホンマにあるんやなぁ〜〜?!、ちょっと見せてもらえるか?!、うぅ〜〜ん、まぁ〜〜、間違いではないけど学校のやり方ではないから、という理由で、こういうことにされた、ってことなんやな〜〜。。。」

と、苦笑いで◯◯先生が採点した答案を見ておられたそうです。そして、ちょっと答案をかしてくれ、と言って職員室へ持って行かれ、ざっと見て40点ないしは50点は取れているそうです。ということは半分は取れてるんですよね。悔しいですが安心しました。主人とも話してたんですが、やはり、中間考査にしても期末考査までに答案が返却されない、ということは和田先生の仰る通り、反省も復習も出来ません。他のクラスは返却されているのに、落ちこぼれクラスだけが返却されない、ということは、どうでも良いクラスだからなのでしょうか?!、落ちこぼれが頑張って上のクラスへ行こうと努力してはいけないのでしょうか?!、とても疑問が残ります。この点数によるペナルティーに関しては、今日の欠点者補充講習の時間に、数学Ⅱではプリントを20枚ほど渡されたそうです。当然ですが、息子は本当の欠点者ではないので、スムーズに解け、○○先生のところへ提出に行ったそうです。

◯◯先生『どうせ間違えてるんやから、もう少しで解答配るから席で待っときなさい』

本人「間違ってるかどうかを見てください」

◯◯先生『おまえ、●●(隣で問題を解いてた生徒)の答案を見たんか???」

本人「見てませんよ。●●まだ問題といてますやん。だから先に解答してください」

◯◯先生『・・・・・』

冗談にしても程があると思います。どこまで息子が出来ない生徒と思い込みたいんでしょうか?!、でも救う神もいるようで学年主任の先生との面談が今日あったらしく、、、

主任『2学期には欠点を全部消してやるから気を落とさずに、これまで通り頑張れ。数学にはいろいろな解き方があるから面白い。おまえの解き方は間違ってないぞ。」

と言って下さったそうです。(残念ながら担当は英語科です。)この学年主任の先生は今年、3年生を送り出し、再び学年主任として2年生を担当して下さった先生だそうで唯一、◯◯先生の再雇用を反対されたようなんです。△△高校内にそういう先生が1人でもいたことがせめてもの救いです。ちなみに欠点補充者は100名近くいたそうです。中には7教科8教科という生徒も。昨年と同じメンバーもいるけど新しい顔ぶれも当然いるわけですが、昨年の僕とは違うから!、と本人も言ってますし、確かに普段の生活を見ていてそう思います。1年間で勉強に対する考え方、大学に対する考え方、それぞれが本当に変ってきた、と思います。また突きつけられた結果に納得してしまうのではなく、納得のいく説明を聞きに行く姿勢もまた見られるようになりました。

和田先生にはお世話になり、良い方向へ進むことが出来て本当に良かったです。そのうえ、親では行動に起こしきれない部分で動いて頂き、大変感謝致しております。なかなかスムーズには、高校生活を進んでいきませんが、これも息子が成長するための試練と捉え、最後には笑えるよう夢に向かって努力させたい、と思います。これからも引き続きご指導宜しくお願い致します。いつも無理難題ばかりご相談して本当に申し訳ありません。

そこで、まさかの、どんでん返し・・・

和田「え、うそん(汗)、答案用紙もらってたん?、その答案用紙はドコにあんのん?・・・」

と、まぁ〜そんな結末。あまりにも点数が悪いのでショックで部室のゴミ箱にポイ。

和田「点数が悪いから、といって別に捨てなくても良いのに・・・。嘘なんてつくコトないやろ!???、点数が悪ければ悪いなりに胸を張って見せて反省したらええのに・・・。そして問題解決に繋げたらええんちゃうかな!?、もうホンマにしゃ〜〜〜ないなぁ〜〜〜ッ(笑)!!」

ここまで話が大きくなっているにも関わらず、 実のところそんなに大して驚きではありませんでした。勿論のことですが、君が答案用紙をホカしてしまったから私はこんだけ動かなくちゃいけなくなったじゃないか!?、というようなバカな思いなんて、一切何もありません。彼に対して腹を立てる必要なんて皆無です。高校生ですから、紆余曲折はございますよ(笑)。それよりも、答案用紙をホカしてしまったこと、に対して烈火の如く叱咤激励致しました。解決すべき問題が目の前にあるにも関わらず逃げたのですから・・・。

彼を信用し過ぎたことで早合点し、蒔かなくても良かった種を蒔いてしまった。まずはこの失態を公表し、そのうえで学校に頭を下げなければならない。私の一連の動きが騒動を引き起こしてしまったのだから当然である。直様お詫びを入れるべく、△△高校の教頭先生のところに赴き、正面切って膝をついて頭を下げた。この件は今でも鮮明に覚えています。だから、と言って彼に対して、本当に何にも思っていません。大切な事は、このような事があってはいけない、ということであり、起こしてはいけない、ということであります。このようにしてトラブルは呆気なく幕を下ろしました。

けれども少なからず火の気の無いところに煙は立ちませんので、良い意味で良い予防策となったことは言うまでもないでしょう。このような感じで、ちょっとした小さな話を想像以上に大きな話に進展させておけば、注意を払われる部分は自ずと注意を払われます。彼に降り注がれる火の粉を払うには、黒であろうと白であろうと、大騒ぎする必要がありました。躊躇なんてありません。この一件で、彼だけの数学のテストだけでなく今後、多くの学生達の数学のテストをキチンとした形で、採点して頂けるならば容易いものです。教頭先生が、数学の教師である、という情報を事前に得ておらなければ前進しなかったはずです。お時間頂き、お気持ちを伝えさせて頂く機会を頂き、当時の教頭先生には大変、感謝致しております。

数学・高得点確保の秘訣。

試験前1週間ないしは10日程前にテスト勉強をあんまりしません。バランス良く勉強するのが試験で疲れてしまわない秘訣。この勉強方法は私が高校時代に身を以て実践してきたものです。ほぼ間違いなく良い結果を導き出すことが出来るはずだ、と自信をもって提教えています。普段の授業を経てでないとあんまり効果的ではありませんが、何かの参考になるはずですので多くの学生さん達は是非とも実践して頂ければと思います。そんな訳で、その方法を部分的に教えちゃいます。

期末考査前の戦略ノート、要するに宿題帳。ラインとマルが入っているのはお分かりだろうか!?、この違いは至って簡単。ラインが入っているのは、子供自身がデキルと思っている問題。次にマルが入っているのは、デキナイと思っている問題。オモシロいのはここからで、これらのチョイスを互いに相談しながら時間を掛けて行う。ここで活用した時間と実際にデキル問題を全てこなす時間と比較した場合、とっても大きな節約に繋がる。ちなみにコレだけで数学1A2科目にも関わらず60分程度で十分だったりします。

デキルと思っている問題は一切やらない、けれども、デキナイと思っている問題は確実に解けるまで考えて考えて考え抜く。そのうえでテクニックを適用して相乗効果を上げてあげてやる。このような環境を整えてあげるのが私の役目。県立高校に通う彼女を正真正銘の優等生に仕立ててやる目標を叶える為に今後もとことんパワーを注入してまいります。

このようなプロセスが子供自身に覚悟を決めるというコトや責任を持つというコトを自然に植え付けていかれているようです!!

サバイバル1等賞「追試」

追試

2学期の期末考査も終えて年を越す頃には、赤点も残すところ後3個となっていたような、いなかったような。そんな状況で3学期に突入し、今となっては1月2月と学年末試験の直前。2学期に起きた理科総合のゴタゴタも、教師があれから直ぐにシラバスを持ち出しては説明を行って完結。けれども懲りる事無く授業ではヤリたい放題の様子。人間の卑屈な部分を目の当たりにしている気分だ。3学期に入り、物理や生物に突入するかと思いきや、特にそんな様子もなく、最後の最後に物理をチョチョイっとプリント授業で事無きを得る始末。もはや大人のする事では無い。むしろ教師のする事ではないような気もするが、そこはやはり県の教職員なのだろう。自分の事しか考えていないことは手に取るように理解出来た。話に聞くところによると明石以西、三田以北には、なかなか理系の教師が集まらない、という切実な状況が存在しているらしい。是非、社会問題としてマスコミに取り上げて欲しいものだ。

そうは言っても、こちらもバカではない。元よりそうなることは想定済みだ。対応対策を練るのは至極当然のこと、として理科総合を無事に脱却し、とりあえずセーフッ!!、英語についても、コテ入れ?テコ入れ?が整ったので万事休すの事態からは逃れることが出来た。そんなワケで、こちらもセーフ。ただ1つ厄介な教科が残った。前々から「?」とは思っていたのだが、何だか理科総合の陰に隠れて、数学も不思議な状況にあるようだ。御子様や親御様から集めた情報もあったので、数学に対しても身構えることにはしていたのだが、さすがにココまでヒドイとは思わなかった。まだ理科総合の方がマシだ。

学年末考査を終えて最後の最後に奇跡的にも、数学1科目だけが赤点、という事態で落ち着いた。ただ一方では悔しくて悔しくてたまらなかった。なぜなら私の手の及ぶところでは無いところで、イチャモンをつけられていたからだ。答えが正解しているにも関わらず不正解にされてしまう状況。ナゼに?!、数学教師の解く方法で解いていないから、ということが理由のようだ。こんなコトがあって良いものなのか?!、答えだけしか書いてなくて不正解になるならば未だしも・・・、現時点ではそんなワケがない。確かに数学教師と異なる解き方をしているが、教科書の解き方に少しアレンジを加えて解いている。基本に忠実、ましてや解き方も省くことなく、答えも正解している。それでも数学教師的には正解とはしないようだ。その教師レベルに合わせてやんないと正解にはならんのか?!、赤点を背負っている者にとって荷が重過ぎる。教科書に従って理解した方法で答案を作成したものでも不正解にされてしまうのだからワケが分からない。数学教師は神様ではない。ただの県の職員さんだ。僕の言うことを聞いてくれないならバツ印をつけるでちゅ!!、と意気がられても困る。公務員は全体の奉仕者であることを見に染みて理解してもらいたい。

とにかく何とも不思議でかなわない。主観的見解だが、数学という教科はとても自由な学問だと思っている。解けないなら解けないなりの楽しさやオモシロさが備わっている。ヤリ方一辺倒では、とってもツマらない。解く為にあらゆる手段を使って、あらゆる要素を適用して、これでもかぁ〜〜〜ッ、という具合に頭と身体で打つかる。そんなところが、私にとってはたまらなく楽しい。中途半端過ぎる教師によく見られるのは、考え方の押し付け。今正にそれが垣間見られる。勿論、私も自分の考え方を、よく押し付けたりする。けれどもちゃんと断りを入れて合理性を図る。「私が言うてるんやから私の方法でやりなさぁ〜〜〜い!!」みたいなコトは絶対に言わない。時には私よりもユニークな考え方で物事を考えて問題を解こうとする学生も存在する。当然だが私はその解き方に賛同し共感し、その考え方を子供達から教えてもらったりする。問題と闘っている最中、互いにとっても愉快でたまらないのだ。一辺倒な解き方、マニュアル通りな解き方、ではせっかく数学を勉強してるのに全くオモシロくない。戦略的かつ楽観的に楽しみながら解いてもらいたい。一先ずのところ、マニュアル的な人間はこうやって出来るのか、と反面教師的な感じでポジショニングを保ちつつ、私は彼に最後の切り札を適用した。タダでは絶対に転ばない。勝負へのコダワリ、とはそういうものだ。

その方法とはその教師の答案をテンプレート化させるというもの。1から10まで板書ノートを私が理解し、そして答案丸ごとテンプレート化させる。テンプレートに入れる数字は問題文から抽出する。不具合があるところは公式をつくって補えるようなスタンバイを整える。このように文章で書くと、何だか複雑そうですが、実際に授業でヤルとなると案外、ゲーム感覚でオモシロかったりする。失敗を恐れていては成功するワケがありません。成功する為に知恵を絞って行動に徹しないとあきません。幸いにして結果的には、追試96点という高得点の確保に至り、これでようやく全ての科目で赤点から脱却することが出来ました。同時に退学・留年レベルからも脱却することが出来たわけです。当初から抱いていた目標を達成しました。ようやく入学当初の振り出しに戻れました。赤点0個、って飛びっきり爽快。苦しかったけど実現出来た時の喜びをご家族皆様と共に感じるコトが出来ました。アッと言う間の8ヶ月でした。

最後にちょっとしたオモシロい会話がありました。

親御様『そうか!!、成績が伸びていない、点数が上がっていないから、と言って息子自身がガンバっていなかった訳じゃないんですね!?』

和田「もちろん、です。彼は頑張っていました。8個の赤点を5個、3個と減らしていけるのは、親御様の愛情を支えに彼自身がガンバってきたからこそ、だと思われます。赤点をとってしまう、という事は確かに褒められた事ではありませんが、認められるべき部分は認めてあげても良いのではないか、と思います。この度の一件で成績が遺憾な状況であったことは、彼だけの問題ではありませんでした。幾分なりとも学校における一部の先生方にも改善すべき問題が少なからず存在しておりました。適応力があり、出来ることを怠るのは単なる怠慢です。恐らく、彼が一番それをよく理解しているはずです。なぜならば学校の教師に最も近い存在であるからです。ですから、これからも私は彼の紆余曲折を見守り、支え続けてやるつもりです。卒業するまで油断は出来ません。学校の教師から目を付けられるのは良くも悪くも良いコトですから・・・(笑)」


サバイバル1等賞「理科」

理科

夏休みを経て、右往左往しながらも夏休み明けテストも完了して、体育祭も終わり文化祭も終わり、やれ友達だ、やれ部活だ、と危機的状況に置かれているにも関わらず、高校生らしい相変わらずな日々を過ごしておりました。中間考査も大凡、2週間前に迫り、どんどん緊張感が高ぶる中、彼の言葉から少し疑問に思う発言がありました。最初のウチは、いつものようなワガママに過ぎない、と思っていましたが、でも少し温度差があったんです。

それは理科という教科(科目)の話なんですが、彼は会う度に、化学が、化学が、という不平不満を発しておりました。そこで、ふと気が付いたのは、化学という教科(科目)の設定がなかった、ということです。よくよく話を聞いてみると、やはりちょっと不思議な部分がありました。不思議、疑問、と気になると調べたくて調べたくて居ても立っても居られなくなるのが私の性分。

和田「化学?、理科総合やろ?、教科書と学校の問題集をやっといたらええやん。そんな難しいはずもないやろ!?」

お子様『先生、ちゃうで。そんなん言うても教科書1回も使ったことないもん』

和田「そんな事ないやろ!?」

お子様『だって、そうやもん。』

和田「ほんなら、何を使って授業やっとんねん?」

お子様『プリントだけやで。』

和田「え!?そうなん。プリント授業なん!?。ちょっと確認させてみてん。」

・・・沈黙・・・

和田「うわッ(汗)!?ホンマや。これ、理科総合ちゃうわ。化学や。」

和田「せやけど生物とか、物理とか、どっちかを1学期にしてんのとちゃうのん!?」

お子様『1回もしてへんで。』

ちなみにこの段階で2学期の中間考査直前。要するに6ヶ月もの間、「理科総合」のカリキュラムやのに「化学」の授業をやってる状況なんです。化学で1年間を終えようとしている雰囲気がバリバリ滲み出てる。恐らくのところ、生物、物理、の両分野を放置主義。ここに来てウヤムヤ状態で幕を下ろそうとする魂胆見え見え。これではさすがに痛過ぎる、とは言っても所詮、相手は県の教職員である。そんなに不思議な事でも無いし、驚くべき境地にも達しない。何度も言うが所詮、県の教職員だ。よくある状況であることは間違いない。ただ状況が状況なだけに、この土壇場で、彼にとってすこぶる苦手な化学を一年通して押し付けたらんといて下さぁ〜〜〜い(泣)、と心の底から願うばかりだ。これは正直たまらん。化学はアカンけど生物ならば物理ならば何とか凌げるのに、このままでは1年間ずっと化学をやり続けられた末に、良いとこ無しで有りもしない事実が作り上げられてしまい、その末に赤点を取る状況に陥ってしまう。今の状況からして、絶対に有り得へん話や。

ほんまに頼むから理科総合に従って生物と物理をキチンと対応してもらいたい。そもそもが化学の教師やから、物理と生物は知らん、って事なんかいな?!、ほんなら何で理科総合の授業を受け持つんや?!、人材がおらへんからかいな?!、それとも、しがみ付きたいからかいな?!、なんでや?!、直接会って聞いてみたいところだが煙に巻かれるのが関の山。時間が過ぎてしまうだけ。時間の無駄。とにかく化学という分野を早々に回避させて物理と生物のいずれかの分野に差し替えて頂くべく、何か良い方法は無いものか!?。せや、困った時の兵庫県教育委員会があった。確か◯◯市にも何かあったなぁ〜ッ!?、とにかく相談することにしよ!!

退学留年レベルからの脱却に必要条件となる赤点克服。もちろん理科総合も赤点。何とかすべく何とかする。何が起こるか分からんが何とかする。とにかく何とかしてみて、それでもダメなら、それでもダメでも、何とかする。赤点克服出来るまで動き続けなければ、彼は目標を達成できへん。だから私は私にしか出来ないことを何でもかんでもやってみる。私に出来ないことは、とってもたくさんあるだろう。けれども頑張る。とにかく頑張る。ただそれだけ。向こう岸から絶対に目を背けたらアカン。彼は、化学教師の身勝手なデタラメ渦中に埋もれてしまう。それではアカン。兵庫県立◯◯高等学校に通われている高校生の皆さんならば何となく事情は、飲み込めるのではないだろうか!?、正にそうである!!、この話は生徒間や保護者間では大きな波紋を生んでいる。要するに困った話なのだ。とにかくジタバタするしかない。

単純な話だが、こんな環境で赤点を獲得してしまったら納得がいかない。彼だけの問題では無いようだ。ちなみに1年生の2学期中頃で赤点に至った高校生が数十人以上もいる。早速、兵庫県教育委員会へご相談のメールをさせて頂くことにしよう。何とかせねば、ジタバタするしかない!!、※お話を伺った後、即時対応したのは、言うまでもない。

<<<兵庫県教育委員会総務課へのご意見/ご相談>>>

大変、お世話になっております。兵庫県で総合家庭教師業を運営している受験塾家庭教師の和田成博と申します。本件、お問い合わせ内容について、ご連絡させて頂く窓口が不適切な場合は、お許し下さい。ただ、この内容は、至急お伝えするべき内容であると判 断した為、ご連絡させて頂きました。実は、ここ最近、◯◯高等学校に通学している◯◯市、◯◯市在住の弊社のお客様数十名の方々から共通のお悩み相談 がありました。それは、理科総合Aにも関わらず化学Iらしき授業を教師独断で進めているようです。そりにより、授業&考査を放棄する学生達も全校の1割な いしは、2割程度いらっしゃるようです。子供達の為にも事実関係を究明頂ければ幸いです。

<<<兵庫県教育委員会事務局高校教育課からの回答>>>

お寄せいただきました件についてご返事いたします。「理科総合A」の目標は、「自然の事物・現象に関する観察・実験などを通して、エネルギーと物質 の成り立ちを中心に、自然の事物・現象について理解させるとともに、自然と人間のかかわりについて考察させ、自然に対する総合的な見方や考え方を養う」こ とにあります。「理科総合A」の学習を効果的に進めるためには、生徒の特性、学校や地域の実態等を十分考慮して指導計画を作成することとなっていますが、 ◯◯高等学校に確認しましたところ、現在まで物質の構成と変化等化学的な分野に時間をかけて学習してきたとのことでした。また、今後、資源・エネルギーについて学習する予定であり、その旨を生徒にも十分に説明すると報告を受けておりますので、ご理解願います。

といった回答を受けました。私にとって、この内容では、不十分でした。勿論ですが即時、電話を掛けました。

和田 「教科書の内容に従事した形態で進めなくても良いんですか?」

高校教育課『いえ。それは、ちょっと。。。まったく発展的な内容をしてはいけないという事はないというのは、理解して下さい。』

和田 「確かにおっしゃる通りである。まったく発展的な内容をしないというのは、おかしい。それは、理解出来ます。ただ、現状は、もっと深刻な状況なのです。特に学校教育に対して、どうこう思っている人間ではありません。本件は、小さな事ではあるように思えますが、放置しておけば取り返しの付かない状況にもなり兼ねません。ですから、それを未然に防ぐことが出来るはず、と考えておりますので、申し上げさせて下さい。現時点での教科書の内容と試験範囲は、確かに一致している。しかし、反応式の構成や物質量の計算、その他ヘス、ヘスの応用、中和滴定計算、等については、基本的な内容が今まさに出てこようとしているにも関 わらず、それ以前で消化している状態になっています。それもプリント授業で、教科書ベースに進める事なしに(ここは、生徒の言葉と配布プリントにより判明)。これは不自然な見解と言えます。それにより、鉛筆を放り投げて試験放棄を行う生徒も全体の1割近くいるようなんです。それは、試験受験者数の数字をご覧になればご理解頂けるはずです。」

高校教育課『うぅ〜ん、確かに教科書を使用していないのは、、、どうしてもらいたいですか?』※大変、丁重な物言いでした。

和田 「まずは、教科書を活用し、基本を定着させたうえで、発展的な問題にあたるべきです。常日頃からプリント授業では、困ります。。。泣」

高校教育課『それでは、高校側に連絡をとり、再度本件調査したうえで、改善してまいります。』

和田 「わかりました。何卒、宜しくお願い致します。」

この度の相談については、「兵庫県教育委員会事務局高校教育課>◯◯高等学校>学校長>教頭>学年主任>教科担任」というように流れていくんだろう。ここで気になるのは、事実関係を口頭で処理をする事無く、少なくとも1学期からの経緯(子供達の声、試験、授業、配布プリント、 小テスト、教科書の整合性)を精査し、確認していくかどうか、に掛かっている。面倒がらずに関係者が問題解決に一致団結して、全力で乗り出して頂きたい。そして学校の先生方にとって、子供達に、良い見本を見せる絶好の機会にしてもらいたい。失敗は成功のモト、この話をウヤムヤにする事無く取り組んで頂けるものだと期待している。

誤解をして欲しくないのだが、別に学校や学校教育、学校の先生方を否定しているワケでも、イチャモンをつけているワケでもありません。ただ、私からみても少なからずとも大きな問題に発展する可能性があるからゆえ、何かの改善に繋げたかった為、ジタバタしているだけ、の事なのです。ただ何もしなければ何も動きません。だから私は考えられる事は全てやってみる事にしています。勿論、保護者様達の安全を守りながら対応する事は言うまでもありません。確かに問題の根源にある本人が問題を問題として受け止めて、改善する努力を行わなければ、どうしようもないと言えば、どうしようもありません。赤点から逃れるために藁をもすがる思いでした。

サバイバル1等賞「赤点」

赤点

とにかく何とかしなければならない。右を向いても赤点、左を向いても赤点、前を向いても、後ろを向いても、どっちを向いても赤点。一言で言うならば、四方八方が赤点だらけ。こんな状況をサッサと脱却したい。今のままで残り8ヶ月を過ごしてしまうと大変な状況になるのは周知の事実。退学か留年か、それ以外の選択肢はありません。進級なんて有り得ない状況なんです。

よしッ!、これで危機感を真摯に受け止めることが出来た。自分で自分を追い込んで稀に無い事例を解決するには、とってもエネルギーを必要とするもの。だからこそ危機感を感じて自分自身を窮地に追い込んだ上で奮起させなければならない。戦略構築の準備が一様に整ったら、後は頭を動かして彼をコントロールするだけ。一筋縄では間違いなくいかない。罵声、怒声は当たり前。絶対に彼を何とかせねばならない。

まずは概要を確認し、大凡の計画を立てる。計画通りにいかないのは当然なのだが、とりあえず計画を立てる。これは手法を考える為の根本的な骨組みになるからだ。並大抵の知恵で、最初と最後がキチンと一致する筋道を仕上げられるワケがない。頭と体を動かさんでも容易に出来る、と思っているのは単に成績の優秀な偏差値の高い優等生君だけ。意思主張を机上でやっていても埒が明かず、意味を成す前にリミットオーバーになってしまいます。とにかく考えて、とにかく動かんとあきません。批判、批評を主張している間にも時間という大切なものが消えていることを実感せんとアカンのです。だから私は、とりあえず計画を立ててブラッシュアップを図り続けます。それは、見えないモノが見えたりする、という副産物を手に入れることが出来るようになることを知っているからです。未だ見ぬ可能性を創り出し続けなければ、プロ家庭教師としては生きていけません。勿論そこにオモシロさも存在しているからこそ、続けられるのでしょう。ちょっと話を元に戻します。いつも脱線するのはB型であるがゆえ、止む無し。

まずはクリアーし易い教科(科目)から打破せんとあきません。学校の教科書と問題集だけに絞ります。配布されたプリントは難し過ぎて手に負えません。だからこそ、教科書と問題集に対してのみ、徹底抗戦で挑みます。その他の要素は徹底的にぶった斬る。プリントだろうと板書だろうと一切、手を付けない。赤点克服の為に邪魔な要素は全ていらない。覚悟を決めるところは覚悟を決めないといけません。信じられるのは自分の経験と洞察力だけ。そんな感じで重荷を軽減させてやったとしても、残された内容には意味不明なところだらけ。仮に教科書とか問題集とかで、分からん内容があったとしても、私が噛み砕いて理解させれば済む話。普通ならば・・・。

ただ今回のような赤点レベルともなると、それだけではダメで、噛み砕いたぐらいでは理解しても、理解した知識を派生させてはくれない。だから彼用の公式をつくったり、彼用の答案をつくったり、そんなアグレッシブなことをずぅ〜〜〜っとヤリ続けて必ず解けるようにさせる必要があります。何と言っても普通が普通には進まない状況。だからと行って、それでも進めなければなりません。あぁぁ〜でもない、こぉぉ〜でもない、と試行錯誤の連続。一歩進んで分からなければ二歩進んで、三歩進んで背伸びして、見えるところまで一緒に進んでいく必要があります。これで大丈夫なんだろうか?!、という不安にすらなりません。他に手が無いからヤリ続けるだけなんです。

確実に退学・留年レベルから、追試レベルにまで、引き上げる為に必要な努力として確信しています。この努力を最後のチャンスでもある追試で乗り越えることが出来れば絶対に進級することが出来ます。もう頑張るしかありません。数学、英語、国語、その他諸々、そんな感じでいっぱいあるんですが、この中で、放置しておけば致命的になる教科だけ、に絞り一つ一つ着実に対応していけば進級に繋がります。とりあえず一先ずは数学、英語のみ。これらの教科に多くの時間を取られていることは、答案用紙を見れば一目瞭然。時間を節約し、空いた時間で取り返しのつく教科(科目)の対応をご本人の力に託すことにしました。勿論、危険を掴まないようなアドバイスもする。ただそれは赤点に繋がらない程度である事は間違いない。8赤点を8ヶ月で解決せなアカン、という事実を改善させる為に、ご本人にとっては苦しい以外に他ならないプロジェクトが実行に移されました。


私立中高一貫中学3年生・公立高校1年生に告ぐッ☆

・・・ × 二次関数 → 微分積分

(1)平方完成をしてグラフを書くのは絶対に必要。次のステップに繋げる手掛かりだ。

(2)最大最小における場合分けで甘んずることなく面倒の向こうにある便利を掴め。

(3)絶対値を含むグラフに違和感を覚えて取り組むべきだ。まずは複雑に解こうよ!!

(4)関数と方程式の考え方を判別式とグラフで結び付けてみると良いコトがあるよ。

(5)センター試験9カ年分・6カ年分に分けてヤルべき事をヤルべき戦略で挑め。

・・・ × 三角比 → 三角関数

(1)とことんピタゴラスの基本に忠実になれッ。要領なんかはいらない!!!

(2)正弦、余弦、そして正接に関連する数字の奥にある数字をスクランブルせよ。

(3)中学生時代の考えが大きな即戦力を発揮する事を理解すべし。それは相似だ。

(4)円の性質を取り入れてフリーハンドの先にあるモノを追い掛けるべきだ。

(5)センター試験9カ年分・6カ年分に分けてヤルべき事をヤルべき戦略で挑め。

中高一貫の私立を目指す動機は、いったい何ですか?

これから中高一貫の私立に挑む有志達に是非とも読んで頂きたいバックナンバーですッm( _ _ )m

ほんまの私立受験生になって頂きたい!!!チヤホヤされる為のモノでは、絶対的にありません。

>中高一貫の中学校2、3年生に警笛を!!!(2012・12/2)
http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=6044

>中高一貫の見えない末路(2010・2/12)
http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=2052

>中高一貫の学校に通われている学生の皆さん!!(2009・9/5)
http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=570

夏休みの宿題☆英語・自学習228ページ完了。

公立中学校より夏休みの宿題で、英語の自学習、というモノが提示されました。早速ですが一先ず準備して頂きたいモノがあります。それはホームセンターとかでよく目にする10冊単位のノート群。

それと文房具の愉快な仲間達も序でにスタンバイ。太字でお決まりのマッキー君、ドコにでもあるテープ、焼きの入ったハサミ、MAXパワーのホッチキ、ガムテならぬ強靭なヌノテ、ぶっといリップクリームでお馴染みの色付きノリ!!とにかくコレだけ揃えば何だって、おもしろいコトが出来ちゃうんです。

この度の受講生の場合は学校の英語の先生から夏休みの課題として「英語ノート21ページ分の自学習」を提示されました。もちろん、私に関わる受講生達がそんなもんで終わるはずがありません。21ページとは言わずに、時間と体力の限界の限り気が済むまで、他の教科のバランスをとりながら、徹底的にヤルべきコトをとことんヤルべきでしょう。

21ページの自学習は単なるキッカケにしか過ぎない、と考えればいくらだって自学習すれば良いんです。可能性を見出すことが出来ちゃえば、正に英語の坩と化すべく、何が何でも手を動かさないといけない状態をつくっちゃいましょう。

2年生の教科書をレッスン1からレッスン4までの英文という英文を分からないところがなくなるまで理解させて、英文和訳英作という手法を利用して全部書けるようにする。同時に1年生の教科書も英文和訳英作を利用して全部書けるようにしましょう。また文法問題にも手を入れるべく、ハイクラステストや近道問題や夏休みのワークを活用して苦手箇所を抽出し復習するの繰り返し。

何事も「1」からスタートさせる、という気持ちを大切にしたうえで、準備したノート10冊を一目散に消化させていく。さすがにヤルべきコトも底をつき、5冊程度でご勘弁となりました。 延々とヤリ続けた結果、228ページの自学習となった次第です。

いよいよ仕上げのノート連結作業の開始。小学生の頃の図画工作を思い出しながら切ったり、貼ったりしながら5冊程度のノートを1冊に作り上げます。当初の予定が21ページだったコトに加えて、ちょっとページ数が増えだけにしか過ぎません。

キッカケを与えて下さった学校の先生には、とても大きな感謝の気持ちを抱き、結果的に出来上がった228ページもの自学習を是非とも褒めて頂きたいものです(笑)☆想像を遥かに超えたカタチで手を動かしまくったんですから、怒られることはないでしょう!!!

いよいよAO入試で同志社大学に挑戦だッ!!

AO入試とか、自己推薦入試とか、場合によっては学力では判断されないような入試を簡単だと思われている方々が、一部の学校の先生方を含めてとっても多いように思う。ただし私がお付き合いさせて頂いている学校の先生方々は、まったくそんなコトはない。

簡単だから出願するのか!?、そんなはずではいけないはずだ。自分には及ばない部分があるけれども、それらをカバー出来るパーソナリティー、そして将来性を大きく担おうとする志が存在するからこそ出願するべきものだろう。

ただ実質的には誰しもがポンポンとエントリー出来るAO入試。その難しさは見えないところで随所に存在している。それらを理解しないで出願し、そして合格を射止めようなんてのは甘い話。何もかもが明確ではない状況で出願しても合格するはずがない。

理念やコンテンツそしてポリシーその他様々な内容を理解したうえで、自分自身の志すべき目標を鮮明にし臨むべきだろう。様々なノウハウを適用して戦略を練り、抜本的に計画を講じる策を以って、全力で実行に移すべきだ。決して目先に捉われてはいけない!!!

いよいよ私も「小論文+α」を受講生に適用開始。最初は最初のキッカケにしか過ぎず、ランキングだの偏差値だの評判だの田舎だの都会だの、とそんな一般的に交わされる何気ない会話からスタート。ただそれもほんの数分程度で変化が生じた。それは、とても良い変化だ。

共に策を講じる内に、本人の気持ちが志望校へ入っていき、目の色も意識も何もかもが変わっていくのを実感。今やってるコトの重要性を感じるようになり、だんだん気持ちが満タンになっていった。フィロソフィー、コンセプト、ポリシー、コンテンツ、カリキュラム、ステージというように丁寧に、かつ、順序よく目を通していった。

その後、受講生本人のパーソナリティーを確立し、無事に全ての下準備が完了。その時には、受講生本人としても当初の意識とはまったく比べモノにならない程、変貌を遂げていました。目的を持って大学に進学するという大切さを学び、志望校に対して敬意を払い、そして、その上で熱き情熱をもって自分自身の将来性を見据えつつ歩み続けなければならない、という重要性を抱いていました。

実にたった3時間ではありましたが、ココまでに人間性が変わるのは、とっても素晴らしいコトでしょう。私は単に兆しを与えて、心身ともにシャキッとさせただけにしか過ぎません。至って普通のコトであるはずです。ヤリたい事、果たしたい事、それらがあるならば、障害になるような個人的感情を全て捨て、後は実行あるのみ!!、ただそれだけを教えました。

彼をこんなところで足踏みさせるワケにはいきません!!!