合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(9)

希望への道 2012・09/15 ー 2012・10/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習についてはよく頑張っていますが、ときどき集中力が不十分なときがあります。全体的には頑張っていますが、時々ぼうっとしていたり、トイレに行ったりなど気持ちが緩んでいる瞬間が見られます。またこれは宿題においてもよく見られます。全体的には頑張れているのですが、分量面で最後までできておらず、何かが抜けていて85%から90%くらいの出来であることがよくありますし、また答え合わせについてはできていないことが多いです。注意をした後はするようになりましたが、それも最後にまとめてやる形になっており、間違えた部分を復習するためではなく単に○×をつけることが目的になっているようなところが見られます。そして間違えた部分についても結局間違えたのは計算間違いであったり、図や式を省略していたために解答を思いつかなかったというようなものが多いという印象を受けます。全体的に少し気持ちが萎えてダラダラ取り組んでいるような印象を受けます。9月、10月は何かと行事が多い時期なので一般的に止むを得ない部分もあるのですが、受験に向けて気持ちを引き締めていかなければなりません。特にこれから追い込みの時期に入ってきますので、

(授業内容と今後の予定)

先月に引き続き、白陵・岡山白陵の過去問を軸として学習を行いました。まずは過去問に取り組んでもらいその上で間違えた内容、わからなかった内容について学習するとともに、その範囲の内容について掘り下げて、関連する範囲についても復習を行ったのち、近畿の中学入試問題を使用して該当範囲の復習と応用練習を行うという形で学習を進めています。今月は岡山白陵の過去問10年分の第1問~第3問を通しました。この範囲は比較的基本的な内容が多い部分ですが、岡山白陵は白陵とちがって範囲に偏りが少なく広範囲から出題されるという印象が強いので、全ての範囲においてまんべんなく得点できる力が必要ですが、その辺りが特に苦手のようで、できるものはよくできるが、できないものはごく基本的なものについてもできないというところがあります。実際に岡山白陵の問題については最初の段階において、白陵以上に間違えている部分が多くありました。今後の学習においてはひとつには知識の漏れをなくしていくことが重要です。今後は岡山白陵の第4問と第5問が中心になりますが、これら後半2問は白陵の2次並みに難易度が高いものなので、気持ちを引き締めて取り組む必要があります。この第4問と第5問を軸として該当範囲と関連範囲の復習を行うことで知識の穴を埋めてゆく学習を行います。また同時に白陵の2次についての学習も進めています。白陵の2次については深く考える力が重視されているので、その問題を解くにあたって必要な内容の復習を授業内で行ったうえで、その後は自力で考えてもらうという機会を挟むことによってその場での応用力を鍛えます。

【国語】

先月より1カ月、文章問題を解いて答えを記述するときに、「主語を抜かす癖」を改善させていくと書かせていただきました。今月中はこのことを念頭に、本文の解き方の様子を見て、時々に注意をかけて参りました。すると気がついたことがあります。本人が問題文をしっかりと読みすすめ、なおかつ答えも合うような問題では、主語の書き忘れはぐっと減ったということです。その理由をわたしは、問題内容が理解できている上、質問文も余裕をもって確認し答えを書いているからだと推測いたします。反対に本文内容が解りづらく、理解しきれていない本文に対する質問文の答えは、主語を抜かしてしまう傾向にあるようです。答えを記入するときに、自信がない問題を解くときは必ず、本文から答えに当てはまりそうな箇所を選び出し、少し変化させて記述します。(これでも昔は答えの欄を空欄にしていたことが多かったので、抜き出し記述できるようになったことは、進歩だと思っています)そのため本文と照らし合わせて書くことばかりに集中して、本文中にはわざわざ出てこない主語を抜かして書く、ということが生じているようです。このように「主語を抜かす癖」の傾向がつかめましたので、本人にもその旨伝えて、自覚させ注意喚起させてまいります。今後はできるだけ「主語を抜かす癖」を防ぐため、主語を明確にして文章を書く癖付けを行わせるとともに、一度記述した文章を確認させる二度見チェックを徹底してもらうつもりです。この「主語を抜かす癖」はすんなりとなくなることはありませんので、しっかりと本人が自覚して問題を解けるよう対策術を徹底させて教え込んで参ります。

また先月から新しい参考書に変わり、より入試問題に近いレベルの問題を解いていってもらっています。その中で、考えても答えにたどり着けず、なにを書いても間違っていると感じ、書くこと自体を回避している問題がいくつもあります。その問題の難易度は度外視して、まずは解らなくとも丁寧に考えて、きちんと問題文に書き込みを行い、自分なりの文章を作ることを、あきらめずに行ってもらえるよう指導を行います。これは国語の一番難しいところだと思います。自分で答えに当たる文章を、本文の中から抜粋することなく書いて説明することは、大変高度な読解力と構成力が必要になってくるからです。その難しい域まで国語力は辿りついています。たとえ答えにたどりつけなくても、自分が考えた手がかりを残していくよう記述しておけば、書くことで頭の中に記憶され、整理され、次回解説を行う際の理解展開に大きな差が生じます。その行為は次回の答えに近づくための布石になるのです。手がかりを多く含んだ解答は、たとえ完遂された100点満点の答えではなくても、部分点を生み、のちに自分の考え方と、解説とを比較して「次回への100点満点に近い考え方」を生みだす足掛かりになります。どれほど難解な問題であったとしても、決して空欄を作らないよう徹底させることが、今後の課題であり目標です。また漢字の書き取り、四字熟語、ことわざ、慣用句などは日々の積み重ねが大切なので、これからも続けて暗記していただく予定です。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

日中も涼しくなり、夜も冷え込み始めているこの頃です。体育系・文化系・お祭りなどの行事も終わり、受験に向けて気を散らすものもなくなって来ました。周りの受験生たちもラストスパートに向けて怒涛の勢いで突入していきます。その流れに乗り遅れることのないよう、しかし焦ったりはたまた気を抜いたりする事のないように着実に地力アップに努めてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回の小テストは概ね9割ほどの正答率といったところです。物理・化学分野ということもあり計算問題も多く出てきていますが、その都度式を立てて解くということが出来ています。語句も正しく覚えられており、基礎知識が頭に入ってきているようです。テキストはきんきの中入を中心に進めていきましたが、ようやく一周解き終えたというところです。今後は一度間違えた問題を解き直すことにより、確実な定着を図っていく予定です。今回学習した単元で言うと、流水のはたらき・地層の分野では、いくつかの柱状図を手がかりに指定された部分の地層の柱状図を描く問題で悩んでいました。鍵になる層から地層の傾きを正しく読み取るように指導しています。地震の単元では、P波・S波などの用語やグラフの見方について学習しました。緑のテキストでは以前触れてはいますが、グラフからの数値の読み取り方などが曖昧だったので、こちらも確認しました。水溶液の識別のところでは、そもそもの水溶液の溶質がどういうものなのか、を再度確認しています。実験結果から何がわかるのかなどについても、簡単な一覧表を作ることで整理しつつ考えるよう指導しました。また中和と酸・アルカリのところでは、蒸発後に残る固体が何なのかを、実験結果から推測するよう指導しました。ポイントとなるところについては、比較的多めに時間を割いて説明しました。これは化学分野全般に言えることですが、実験結果から「出題者は何を伝えたいのか」を考えるよう話をしました。天体分野では月・太陽の動きなどが中心でしたが、概ね対応できていました。天気分野の飽和水蒸気量の問題についても、湿度の公式をうまく用いて答えることが出来ています。

前回の報告書の時点では、なかなか学習に身が入らない、保護者様がそばにいらっしゃらない時は学習が進んでいない、などのお話を伺っておりました。しかし最近伺った際にはお祭りなど浮き足立つ行事なども一段落したせいか、気持ち的にも実際の学習についても幾分か前向きになったという話を聞きました。理科の授業でも提示していた課題をまたきちんとこなす様子が見られますので、私としてもほっとしています。

(今後の対策および予定項目)

今後はきんきの中入の二周目を中心に、再び過去問へ取り組んでまいる予定です。今現在は過去5年分がありますが、それ以前の問題もすでに手に入れておりますので、随時利用していきます。自室の壁には「試験まであと何日」というカウントダウンもあり、いよいよ最終コーナーを周るところです。その話題を出すととても嫌な顔をしていますが…全力でやり抜けるようサポートしていきます。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(8)

希望への道 2012・08/15 ー 2012・09/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張れています。難しい問題についても解けるようにしようとする姿勢が見られますが、スタミナがもう少し欲しいところです。最初は難しいものでも意気揚々と取り組むのですが、難しいと感じるとすぐに気持ちが萎えてしまうようなところがあります。そして解説を経て理解ができるとまた積極的に取り組んでいます。もちろん難しいものにあたると、気持ちが萎えてしまうのも分かるのですが、そこを乗り越えて細かく考え、そしてヒントを繋げて解答を導きだすというような作業に積極的に取り組めるようになればもっと大きくレベルアップすることができます。実際に宿題の段階で間違えていたり分からなかったりする問題についても、もう1歩で解けていた、もう少しだけ深く考えることができれば解けていたというようなもの非常に多くあります。これらのものを全て得点源にできれば非常に大きな力になります。そして根気をもってもう1歩考えるという作業に必要なのは、面倒くさがらずに丁寧に取り組む姿勢です。宿題についてもよく頑張れているのですが、答え合わせが出来ていなかったり、図をかいていなかったりなどということがまだまだ見られます。宿題でできていなかったものでも、式と図を丁寧にかいて分かった順に数字を図に書き込んでいけば、そのまま正解まで繋がることもよくあります。今後の学習指導においては、その場で考えるということにこだわった学習を行います。毎回過去問の中から未知の問題を使用してその場で考えて答えに繋げてゆくという学習を取り入れます。弱点補強に加え、図や式を丁寧にかきじっくりと考える姿勢が身につけばより大きなレベルアップを果たすことができます。この調子で頑張っていきましょう。

(授業内容と今後の予定)

今月は白陵の過去問とともに岡山白陵の過去問にも取り組みました。白陵の過去問については1次の問題がおおかた取り組めたので、2次の問題とともに岡山白陵の問題を進めてゆきます。岡山白陵の問題については白陵のような偏りが少なく、どちらかというと広範囲に渡って標準レベルの問題が並んでいます。実際に取り組むと、白陵ではあまり出題されないものの標準的な問題についてはまだまだ苦労しているようです。今後はまず岡山白陵で出題された問題を使用して広範囲の復習とまだ学習していない範囲の学習を進めます。そしてそれらの知識をもとにして白陵過去問の2次と岡山白陵の過去問の中で難易度の高い後半部分の問題に取り組んでゆきます。白陵の2次の問題については今のところは大きく波があります。できるものとできないものの差が大きく、出題された問題の範囲によって大きく得点が変わるような状態です。今後の学習指導においては白陵の2次においても岡山白陵の問題においても問題の種類による点数の偏りを無くし、コンスタントに合格点を確保できるようになることを目標として進めていきます。白陵の1次の過去問をひと通り通したことから弱点が明確になっていますので、今後はそれを集中して潰してゆくことと、岡山白陵で出題されるような問題を潰してゆくこと、そして難しい問題に出会ったときに考えて答えに繋げていく姿勢を身につけることを重視して学習指導を行います。

【国語】

先月からずっと注意して問題を解いてもらっていた要点部分の抜き出しと、それらをまとめた記述に、少しずつ改善がみられるようになりました。それは問題文にあわせて本文全体からキーワードを探しだすようになったところや、無条件で本文の後半に要点があるなどとは思わなくなり、きちんと要所を比較しながら記述していく姿勢を、じかに隣で見ることができたからです。また字数指定の条件があるときには、きちんと問題文に丸をつけて、気をつけて答えを書いているのも確認できました。それに今回は文章の中に線を引き、その線と比較されている箇所を探し出して同じく下線を入れ、比較されていることを文章に書き込んでいました。文章に書きこむことが、国語の勉強を支える土台だと私は考えていますので、答えがあっていることももちろんですが、下線をつけて、しっかりと文章を読んでいる跡を見つけることができたことが、何よりうれしかったです。実際その問題の問いに対する答えは、完璧な答えにかなり近いものでした。本当にすばらしかったです。昔は記述が不得意で、おおよその勘に頼るような答えの書き方をしていましたが、今ではそのような答えを書くことはありません。的確な書き込みができるようになったら、国語の点はさらに伸びることになります。

しかしまだ気をつけないといけない点はいくつかあります。その中で早急に直さなければいけないのが、記述をするときに主語をぬかすという点です。主語が明確な文章を作ることができないと、その文章自体が未完成なものとなって、あいまいな文章となってしまいます。なぜそのように主語を抜かすのかを、隣でみて推察するに、まず文中から答えとなりそうな関連文を見つけると、勇んで文章をまとめ、答えを書いてしまうということが挙げられます。また自分の中で主語はわかっているので、主語をどうしても書かなければいけないという意識が欠けるのでしょう。この二点において、記述は未熟なものになっていることが多々あります。今月はすべての問題でこの主語抜きの癖を、徹底的に直させます。さらに答えとして書いている文章を復唱させ、自分の作った文章が、初見の人にとってもきちんと理解できる文章を作っているか、それをチェックしてもらうようにしています。

また今月から新たに参考書が変わり、上・下ともに入試問題レベルの問題が出題されています。すでに、上・下両方のレベルの問題に耐えられるところまで力をつけることができていると私は思っています。毎回上・下両方の参考書から問題を出して、注意深く本人の苦手な箇所をつぶしてまいります。続けてもらっています漢字の書き取り、四字熟語、ことわざ、慣用句などはこれからも続けて暗記していただく予定です。なかなか暗記することは難しいことですが、これらの言葉に慣れて、その意味を正確に知っておくことは、なにより不可欠なことであると考えています。本人のペースで無理のないよう暗記をしていっていただきます。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

なかなか秋の足音が聞こえてこない残暑厳しい時期です。夏休みの生活サイクルから学校を中心とした生活に切り替えるのに苦労する時期ではあります。まだまだあると思っていた時間がそろそろ少なく感じられてくる時期です。常に受験生であることを意識し、自分の持っている時間を有効に使えるように計画を立てて日々の学習を進めてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。青のテキスト(物理・化学分野)のテキストを小テストとして利用し始めました。小テストの出来は良いです。時間を掛けて準備してきており、計算問題も数値の丸暗記ではなく、自力で導き出せるように練習をしてきています。授業ではきんきの中入のテキストを中心に進めていきました。今回は化学分野の内容が中心になりました。もののあたたまり方、ものの燃え方と気体の性質のところは知識もあり、よく答えることが出来ていました。記述で答える問題での答え方について指導しています。気体と質量(反応と比)のところでは、表から必要な数字を読み取って利用する、というところが出来ていませんでした。問題文を正しく把握していないところがありましたが、一緒に読んでいくと意味が取れたようで鉛筆が動いていました。食塩水と濃度のところは比較的スムーズに立式・計算と出来ていました。溶解度のところも、濃度計算に絡む出題のされ方でしたが、溶質・溶媒・溶液といった数値を取り違えることなく立式・計算が出来ていました。同時にきんきの中入の植物・動物分野を宿題に出していましたが、こちらの単元はどれもよく出来ていました。理由を答えるところの記述の仕方が甘いところが見られたので、落としてはいけないキーワードや文末の結び方などについて指導しています。

また、以前解いたところを再度やり直す、といった宿題を出していましたが、それに対してものすごく時間がかかるというお話を伺いました。また、解いて丸付けしてやり直しまでを宿題に出していたにもかかわらず、解くだけでおしまいというところも何度か見られました。内容が難しいのか、量が多いのか、それとも他に理由があるのか、瑞葵さんとも話をしましたがこれらの理由が入り交じっているようなお答えでした。勉強をしなければならないことは頭ではわかっていながらも、全力で前向きになれない。しなきゃいけないことが目の前にありながらも、そうでないものに気を取られてしまう。といった様子でした。この辺りに関しましては難しい一面もありますが、単に本人の気持ちの問題として片付けるのではなく、しっかり話を聞いて良い方向へと導けたらと考えております。ご家庭でも瑞葵さんに対する叱咤、激励、気配りを今まで通り続けていただきたいと思っております。

(今後の対策および予定項目)

本格的にきんきの中入を利用し始めましたが、さすがにあれこれ考えなければならない良問が多く、正に正念場を迎え始めています。学習内容そのものも大切ではありますが、それ以外の気持ちの維持に関しましてもサポートしていきたいと考えております。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp


センター数学1A2Bで得点率90%を確保する勉強方法

【準備万端】

筆記用具(鉛筆、消しゴム、赤ペン、青ペン、黒ペン、修正テープ)を準備する。

(1)鉛筆:ジタバタする。

(2)赤ペン:答え合わせする。

(3)青ペン:公式とか役立つ情報を書き留める。

(4)青ペン:日付とか時間帯、問題番号等を書く。

(5)4ステップ(数研出版)を準備する。お手頃だから。

(6)センター過去問(河合出版)を準備する。使い易いから。

(6)B5ノートを30冊ほど準備する。

【勉強開始】

(1)4ステップに挑戦。

1ページ1問として割り切る(ノート1冊に58問)。

単元別にノートを分ける。

ページ毎に問題番号、日付等を上部に書く。

あぁ~でもない、こぉ~でもない、と問題と格闘する。

とりあえず自分の答えを導き出したら答え合わせする。

パッパッと答えだけを合わせる。

正解すれば○、不正解ならば×。

決して正しい答えを書き留めない。

単に×をつけるだけ。

×になったら再度、ジタバタする。

ひたすら正解に繋がるまでジタバタ・・・。

何とも出来なければ一先ず観念する。

ただし、そう易々と観念してはならない。

少なくとも3日は考える。

それでも解けなければ回答解説を見直す。

自分に無い理解を発見出来れば青ペンで該当ページに補足事項を書き留める。

けれども決して答えは書き留めてはならない。

そのうえでさらにジタバタする。

とにかくジタバタする。

ピンときて自分の答えを導き出せたら答え合わせする。

この時点で、だいたい正解しているのがほとんどだ。

それでも正解していなければ、しばらく寝かせる(後でする)。

ノートの問題番号や問題集の問題番号に×をつけておく。

時間が経てば再びやってみる。

こういうことの繰り返しで1単元を完了させる。

さらに繰り返して1科目を完了させる。

気が付けばジタバタノートが出来ている。

見返すだけで、その時の記憶が蘇る。

同時に学力が身に付いていることを実感する。

そして次のステップに移る。

(2)センター過去問(ざっと18カ年分)に挑戦する。

見開きページを1問として割り切る。

例えば2013年本試験数学1A第一問[1]とか。

そして、いきなりテストする(内1カ年)。

数学1Aで60分。

数学2Bで60分。

それぞれで点数を出し、項垂れる。

序でに凹む。

不甲斐無さに遣り切れない感をあらわにする。

それでも冷静感を取り戻し、課程毎に計画を立てる。

もちろん嫌いなもん順。

予め点数÷100点×60分で相当時間数を算定する。

算定時間を設定し問題を解いてみる。

リミットがくれば答え合わせする。

正解していれば○、間違っていれば×。

得点率を算出する。

ちなみに決して答えを書き留めない。

4ステップの時と同じようにジタバタする。

こういうことを課程毎に全ての問題で行う(内16カ年分)。

全ての問題で満点を確保することが出来る自信を持つ。

締めのテストをする(内1カ年、最後の過去問)。

得点率を見出だす。

最初のテストと最後のテストの得点率を比べる。

得点率に差が無ければ凹む。

得点率に大きな差(向上)があればテンション上がる。

忘れてはいけないのが最後のテストにおける間違い問題でジタバタすること。

有頂天になっていないで最後の最後までキチンとする。

準備した全ての問題を自分の力でヤリ遂げる瞬間を得る。

つまりそれは達成感を得るということ。

同時に努力をした向こうには必ず次なる問題が潜んでいることを知る。

これは歩き切った者にしか分からない。

これが努力が報われた証拠。

困難に立ち向かう喜びを得るのだ。

6時間で微分積分を完了することは十分可能。

【微分】を本日水曜日に完了し以後、肉付け続行。

また明後日、金曜日には【積分】を完了し肉付け。

夏休みはやはり成功成長を果たす必要があります。

だからこそ、無理を強いても支える醍醐味がある。

自分なんかに合わせて勉強してたら出遅れるだけ。

合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(7)

希望への道 2012・07/15 ー 2012・08/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともによく頑張って取り組めていますが、時々気が抜けているのではないかと思う瞬間が何度かありました。授業中でもふとした瞬間に気持ちが抜けるのか、座って取り組む姿勢が悪くなっていたり、図を描かずに解こうとするなど少し解答に取り組む際に適当な態度で取り組んでいたりなどということが時々見られました。もちろんその都度注意してその場で改善できていますが、ふと集中力が途切れる瞬間があります。受験に向けての気持ちについてまだまだ甘いところがあるように思います。わずか1点で合否が分かれるようなぎりぎりの勝負を今後も行っていかなければいけないという状況の中で、気持ちの面での甘さは命取りになりかねませんので、今後このような甘さは完全に排除していかなければなりません。特に最近は知識の面ではだいぶ多くの内容を身につけることができてきていますので、今後の学習においてはそれを利用して応用させていく内容が中心となります。新しいことを覚えるという学習もまだまだ必要ですが、それ以上に難易度の高い問題に当たった際に自分の力で考えて解答に到達するという思考力を鍛えていくことが重要です。今後の学習指導においては特に白陵中学の2次の過去問を中心に使用して、考える力を鍛えていきますが、その学習を通して特に記述面を中心に甘さを完全に排除するという姿勢で取り組んでもらいます。そしてその作業を通じて全体的に気持ちの甘さを払拭することについても目標のひとつとして学習指導を行っていきます。

(授業内容と今後の予定)

今月も新たな知識のインプットと過去問を使用した問題練習を中心に学習しました。白陵1次の過去問については平成23年度と平成17年度の2年分を除いてひと通り取り組めています。間違えた部分の復習についてはまだまだ残っていますが、間違えた内容についてひとつひとつ順調に克服できています。今後もこの調子で進めていきましょう。ただその一方で一度終了した過去問について満点を獲ることがなかなかできていないようです。少し復習の面で改善するべき内容があるように思います。単に解き方を覚えるのではなく、そこには必ず理解を挟まなければ一度身に付けた内容についても忘れてしまいますし、また応用がなかなかできません。まだ自分の知識を応用させて考えていくという力が充分ではありません。また姿勢という面でもこれから鍛えていく必要があります。今後の学習指導においては出来る限り「考える」という内容を重視していきます。それも例えば割合の複合問題や割合・相似をもとにした求積、倍数・約数をもとにした抽象的な数の問題など苦手な内容を中心にして考える機会を増やしていきたいと考えています。まだまだ覚えるべき内容も残っていますし、やることもたくさんありますが、その場その場できちんと消化できているので頑張って乗り越えていきましょう。

【国語】

先月同様今月も『本文中から答えと思われる箇所を探し出し、要点部分に線を引き、それを答えの欄に書く。決して見当違いなものではないが、答えではない。本文の前半にあるキーワードを素通りし、後半のキーワードがまとめて書かれている場所が、無条件で答えだと思う』これらの悪い癖を払しょくすべく、さまざまなジャンルの文章問題にチャレンジしていただきました。なかには公立高校の1.2年生のまとめにあたる参考書の文章問題や、他の私立中学過去問も含まれていました。この一カ月、本人に「質問文が聞いていることは何なのか?」「その答えが具体的に載っているのは文章中のどこなのか?」「決して文章の後半ばかりに答えは載っていない」など、繰り返しアドバイスして参りました。また問題文と自分の答えを、答え合わせの前に1分間見直させ、問いと自分の答えの記述が食い違っていないか、字数の条件は守られているか、「誰の行動」「誰の心情」といった主語述語を明確にして記述をおこなっているか等を、確認してもらいました。すると今まで以上に良い正解率で、白陵の過去問題を仕上げることができました。本人にもそれが分かるらしく、問題をしていて手ごたえを感じていたと、感想を言ってくれました。それに、記述するときに今まで以上に問題の質問文を気にし、具体的に書かれている箇所を探したとも聞き、大変嬉しく思いました。実際答え合わせをしてみると、先月と変わって答えがしっかりと書かれ、質問文を踏まえた箇所を選んで書かれているのがわかります。正確に答え同様の答えを書くことは、かなり難しいことですが、その一歩手前までかけるようになっています。これは本人がていねいに文章を追いかけた結果です。最後の詰めまでいかなくても充分点数になります。満点がもらえずとも、答えの趣旨に合わせてかかれた一歩手前の答えは、実際の入試で充分に加点してもらえるのです。

今後もさらなる読解力向上のために、さまざまなジャンルの文章問題を、好き嫌いなくしっかりと解いていってもらいます。と、同時に宿題でも見受けられることですが、答えに空欄を作らないことを、今月の目標にしていただきます。といいますのも、国語の問題は一つの文章から問題を作るため、全ての問題は関わりを持ちつながっています。ですから、ある問題を丁寧に考えることは、他の問題を考えることにもつながります。そのため、わからない問題でも分かることはきちんと書きこんでほしいのです。時折答え合わせの時に「ああ、ここ、書いとけばよかった」とか「文字数が少ないから、答えはちがうと思って、書かなかった」などど、実にもったいない事を言ってくれます。空欄のままでは確実に0点ですが、書きこみをして趣旨にあっていれば、加点してくれるチャンスです。分からないながら書いていた答えがそのまま正解ということも珍しいことではありません。決してあきらめず最後まで空欄を埋める努力を重ねることを癖づけてもらいます。また今月も漢字の暗記(中学1~2年生レベルを)を引き続き暗記してもらいます。難しい漢字が多く、何度か暗記のやり直しを命じることもありますが、辛抱強く頑張ってくれているのでうれしいです。また今月から四字熟語の暗記が始まりました。暗記に時間がかかって大変ですが、大変訳に立ちますので、今後も頑張って暗記を行って頂きます。

【理科】

じりじりと照りつける夏の日差しに、学習も捗らない日々が続いていることと思います。夏休み始めに立てたであろう学習計画も、どうしても中弛みしがちな時期に差し掛かってはいますが、持ち前の粘り強さと豪快さで、残り少ない日にちを有意義に過ごしてもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回行っている緑のテキストを利用した小テストも、毎回ほぼ満点を取るような準備が出来ています。最初の頃はテスト前に覚える時間を「もう少し欲しい」ということがありましたが、最近はすんなりテストから始めることが出来ています。地層・地震・天気・湿度など細かく覚えておかねばならないところが多い単元ばかりではありましたが、よく出来ていました。ちょうど二周をこなしたところですので、一旦お休みし、次は青のテキストを小テストに使って物理・化学分野の基本事項を確認していきたいと考えております。今回はテストのやり直し、過去受けられたテストの見直し、新しく準備した問題集(きんきの中入)の三本柱で進めていきました。まずは直近のテストのやり直しについてです。月と地球の単元では、親御様もおっしゃられておりましたように、あれこれこんがらがって覚えてしまっている部分が見られました。それらの説明を聞くことで、納得することが出来たようです。ここでは必ず太陽・地球・月の位置関係を図示し、その図を見ながら考えるように指導しています。日周・年周運動についても同様に取り組むように指導しました。その他天気図と台風、水溶液と中和のところに関しては、数値を間違えて覚えてしまっていてミスをしたり、知識があるにも関わらず問題の大切なキーワードをを読み落としたりしての失点などが見られました。比較的得意な振り子の運動に関しても、後半の問題にどう応用するべきかが閃かないというところが見られました。それぞれどう思考を重ねていくか、について説明・指導しています。過去の問題に関しては解いて丸付け・やり直しまでを宿題にしています。やり直しの際、答えを見てもわからなかったものだけ説明をしていますが、それらの中でも正しく読めていなかっただけという失点が幾つかありますので、この辺りの精度を上げていくことが今後の課題となります。きんきの中入のテキストですが、まずはてこ・滑車などの力学の単元を実施しました。この単元は比較的順調にこなすことが出来ています。途中から回路と電流の単元に入りましたが、実際に回路を考えて書くことが今ひとつ苦手なようです。ここは入試でもよく出題されるところですので、ひと通り終えたあと再度確認する予定でいます。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストが一段落したことを受けて、青のテキストを小テストに使用していきます。またきんきの中入のテキストを主教材として9月いっぱいまでには一周を終える予定でいます。過去問や過去のテストなども上手に利用しながら、得意分野の精度アップ、苦手分野の克服に時間を使いたいと考えております。

【岡山白陵中学校・岡山白陵高等学校:http://www.okahaku.ed.jp

5年前にした約束

(卒業生)メールそっちに届かへん設定になってるみたいで、よくわからんからこちらで連絡してみた。お盆帰るで

(和田成博)8/13まる一日フリー。予定合えば、どう?。。。いつもの如く自分の都合最優先でええで。

(卒業生)13は丸1日伊丹病院の見学してるわー。というわけでちょうど近くには行くけど、残念。夜が空いてるとは思うんやけど、病院によってはその後ご飯連れて行ってくれたりするから絶対空いてるとは言い切れんなあ。

(和田成博)いよいよ社会人の準備やな~!!、そんなん気にするな。いつものことや。後回しでええ。◎◎が、先生、になるわけだ。小6から知ってるだけに嬉しいね~

(卒業生)そうやねん、そろそろ先生なるねん。もう毎日白衣着て病棟おるからなあ。13日、もしはよ終わったら、一応連絡するわー!。でも、家族やら他の予定入れといてくれて全然大丈夫!。そんときはそのまま帰るしー。

(和田成博)いよいよ小2の夢が叶う瞬間やな。その暁には5年前にした約束を守りに出向かせてもらうわ。ま~覚えてへんやろけどな~ww。白衣か~、俺が持ってる白衣とはぜんぜんちゃうやろな~(笑)))8・13は大丈夫や。1日空けとくつもりや。だからと言って気にするな。

(卒業生)微妙に違う、小4やw。約束は逆にいっぱいしてる気がするからどれのことか覚えてへんわw。まあ普通に16時くらいまでは絶対あるから!笑

(和田成博)記憶力も年齢と共に衰退していくようだ・・・汗。俺ももう歳やな~。すまん。盆も正月も無い職種やもんな~。了解だわ!、当日はいつもの如くテキトーな感じで宜しくww

(卒業生)別にええけどもw。おけ!テキトーで!

(和田成博)俺が小2で、おまんが小4、思い出した。あ~スッキリした。

過去ブログ『特別な意味を持つ合格』http://www.jyukenjyuku.jp/blog/?p=1306


合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(6)

希望への道 2012・06/15 ー 2012・07/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張っています。また宿題についてもよく頑張れていますが、問題に取り組む姿勢を見ていると、少しだれてきているような部分が見られます。時間を計って問題を解くというような場合には計算間違いもほとんどしなくなりましたが、ただ単に問題を解くという段階においては、計算間違いがまだまだ見られますし、問題の読み間違い等も宿題に段階でときどき見られます。今後の学習を行うにあたって、少し気持ちを引き締める必要があるように思います。今後の学習指導においてはテスト形式の問題練習と過去問を中心に行います。実際に合格できるかもしれないという気持ちを自分の中で持つことが、学習に向けての一番の動機になるようなので、今後はまず自信をつけること、そしてそのために必要なことをやるということを目標にして学習指導を行います。1度宿題で解いてもらっていた白陵の過去問で1次・2次の合計点を計算した際に合格最低点に届きそうなことがありましたが、このときだいぶ気持ちが高ぶっているようでしたので、今後も目に見える形で点数化するという作業を入れながら先へと進めます。

(授業内容と今後の予定)

今月は白陵の過去問について平成元年までの1次の問題を全て解きました。各年度においてまだまだ満点とはいかず、2ー3問の間違いがあります。この直しについては夏休み期間中に行いますが、今回のこの作業を通して彼女の苦手な範囲がだいぶ浮き彫りになってきました。今後とも学習指導においてはこの範囲について重点的に基礎から学習指導を行いつつ、同範囲の問題について応用問題にてアウトプットの練習を行います。またこの内容については既に開始しています。今月は倍数・約数などの整数問題、円の面積をからめた図形の問題について学習しました。特に整数の問題についてはだいぶ穴がありました。もちろん単に公約数や公倍数を求めるような問題についてはできていますが、それを使うまでに何か別の数を足したり、線分図をかく必要があるような問題についてはほとんどできていませんでした。特に受験生が苦手とする範囲でもあるのですが、彼女にとってもだいぶ苦手な範囲であったようです。また図形の問題については、基本的なものについてはよくできていましたが、等積移動や補助線をひいて変形させるものについてはだいぶ苦手のようでした。両範囲とも基礎を身につけてだいぶできるようになりましたが、今後も問題練習による復習を応用力を身につける作業は必要です。今後の学習指導においてはすでに済んだ範囲の問題については問題練習という形でタイミングを見計らいながら毎回行っていきます。特にこの夏休みの過ごし方がとても重要です。頑張っていきましょう。

【国語】

今月は先月同様に、読解力の向上並びに問題点の改善に努めて頂きました。先月報告書に『以前説明したとおりに本文中から答えと思われる箇所を探し出し、きちんと要点部分に線を引き、それを答えの欄に書く。決して見当違いなものではないが、答えではない』と書かせていただきましたが、今月いっぱい指導をしていて、中々その癖が直らないことがわかりました。どうしても本文の前半にあるキーワードにあたる箇所を素通りし、後半のキーワードが書かれている場所が無条件で答えだと思うのです。そこに根拠はなく、後半の方がまとめで大切だと考えるようです。この考え方は間違いで、点数を下げる考え方であると、本人が宿題をするときにどれだけ意識して答えを記述していこうと思うか、意識改善から進めたいと考えています。また問題文と自分の答えを、答え合わせの前に1分間見直させ、問いと自分の答えの記述が食い違っていないか、字数の条件は守られているか、「誰の行動」「誰の心情」といった主語述語を明確にして記述をおこなっているか等、確認してもらうようにしています。そうすることで、事前に自分でミスを発見することができますし、記述に関して自己の中で確認するルールが出来上がります。このような点数アップにつながるルールをしっかり持って、確実に確認していける子が高得点を出しているのだと考えます。今は無自覚ですが、これ以外にも自己流のたくさんのルールを作り、確実に点数がもらえる答えが書けるよう指導を行います。

また今月は先月よりも多くの問題を宿題にさせて頂き、解説を行わせていただきました。難しい問題にも好き嫌いなく解いていってくれる姿勢は感心致します。間違えた問題には時間を区切り、書きこみと、下書きを行ってもらいます。はっきり分かっている事を下書きで書いておくことで、部分点を確実に自分のものにできます。一点を争う入試では大切なことです。また書きだしてくれた書きこみや下書きから、どこまで文章を理解して解いていっているのか、こちらもしっかりと把握することが出来ます。今月は時間をかけて、この二点の事を重点的に教え込んでいく予定です。さらに今月から漢字の暗記(中学1~2年生レベルを)を引き続き暗記してもらいます。難しい漢字も多くありますが、一生懸命覚えてくれているので、大変素晴らしいです。あと先月で同音異字は終了し、四字熟語の暗記が始まりました。四字熟語は私が意味を読み上げ、その意味の四字熟語を書くと言う方法ですが、難しいらしく苦戦しています。しかし慣れれば多くの意味を理解することが出来るようになります。最近の読解文の中には四字熟語を効果的に使って、文章を説明しているものがいくつもあります。今後の頑張りに期待をしています。また慣用句(体のパーツに関するもの)も苦戦しながら頑張ってくれていますのでこの調子で頑張っていただきたいです。

あともう一つ。最近多々授業中に眠くなることがあります。頑張って起きようとしてくれていますが、ぼーっとしてしまっては、せっかくの説明を聞き逃してしまいます。暑くなってきて体力が続かない時もあるかもしれませんが、しっかり睡眠をとって頑張ってほしいです。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

湿度も気温ともに日に日に上がっており、過ごし辛い日々が続いております。夏休みも目前に迫り、気分も高揚し学習に集中しづらい毎日ではありますが、それは他人も同じ。ここを乗り切れば自分だけのゴールがあります。ライバルたちとの競争も意識しつつ、自分の限界へと挑戦してもらいたいものです。

さて今回の学習内容です。毎回実施している緑のテキストでの小テストですが、ここのところの高正答率をキープできていました。月の動き、星座と星の名前、流水の働き、地層の単元でしたが、9割以上正しく覚えられていました。この辺りはまずは暗記した上で初めて問題に向かうことが出来る、という単元ですので、ひと通りの知識はもれなく身につけて欲しいところです。前回同様に過去問にも取り組んでまいりました。相似を利用しての月と地球の距離を求める問題では、相似を利用するというところから思いつかなかったようでした。与えられている数値などをどう利用するか、というところを自分の持っている知識と照らし合わせながら考えることが出来るように、説明をしていきました。てんびんを利用した、重心とモビールのバランスを考える問題では、あれこれ試行錯誤しながら解き進めることが出来ていました。解いたあとに当てはめて正しいかどうかを考える時と、それを疎かにする時とがあるので、常にたしかめは行うように指導しました。日光と光合成量の問題のところでは、問題と表とを組み合わせながら解かねばならないものでしたが、比較的すんなりと解けていました。また同様の生物分野の問題で、蛹と成長条件を扱った問題でも、最後の何が起こっているのか考察する問題は手が出ていませんでしたが、そこに至るまでの問題はよく解けていました。炭酸ナトリウムの分解や、水の凝固・沸騰に関する問題で出された、「数値を上手に読み解いて問題に取り組む」タイプの出題では、前月同様まだまだ不慣れなところが見られました。何が与えられているのか、それにより何がわかるのか、ではそれをどう使えば良いのか、の3ステップを身につけてもらわねばなりませんが、芽吹くにはもうしばらく時間が必要なようです。

(今後の対策および予定項目)

これまで通り緑のテキストを毎回の小テストに、青のテキストを基本的なことのおさらいに、そして過去問題集を実戦的な思考の積み重ねの練習にと利用していきます。およそ月毎に受けられているテスト問題も上手に利用して、さらなる地力のアップへと取り組んでまいります。今はまだ頭の中に様々な知識がドロドロに溶けている状態で、一つ一つ関連性を持って形作られるにはもう少し時間が必要ですが、良いテンポで進んでいます。いままで話をしていてピンとこなかったようなところも、「こんなような気がする」と答えに近づけるようになってきています。過去問を使用し始めて、若干取り組み方も真剣さが増してきたように見えます。理科は出題される単元によって得点の浮き沈みの激しい科目ではありますが、どこを出されても適切に対応できるように準備をしてまいりたいと思います。

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希望への道 2012・05/15 ー 2012・06/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習・宿題ともによく頑張れていますが、復習の際にもう少し丁寧さが欲しいところです。最近テストで確認する際に、以前のように高得点がなかなか獲れなくなっています。今月から白陵中学の過去問を中心にした課題にしていることもあって、難易度は今までに比べると当然上がっていますが、それにしても1度やった内容であることには変わりがないので、確認テストの際は以前と同じように満点を獲ることも充分可能です。少し気持ちの面でだらけているようなところがあるのではないかと思われる部分があります。授業中の学習についてはよく頑張っていますし、宿題についてもよく頑張れていますが、細かな部分に少し中だるみのようなものを感じます。ここで決して気を抜かないように気持ちを引き締める必要があります。またその反面、難しい内容をクリアできたときや過去問を採点した際に合格最低点に手が届きそうになっていたときにはとても嬉しそうな表情をしていました。今後の学習指導においても白陵中学の過去問を使用した学習を継続して行います。まずは白陵中学過去問の1次を全ての年度にわたって一通り解けるようにするという目標の達成を目指して頑張っていきましょう。今後も学習指導においては、間髪入れずに多くの問題を解かせることによってスタミナと集中力を鍛えていきます。

(授業内容と今後の予定)

白陵中学過去問の1次を集中的に学習しています。現段階で平成22年度~平成18年度、そして平成14年度~平成9年度まで通しています。また2次試験についても少しずつ進めています。初見で解いてもらった段階で1次についてはだいぶ得点できるようになっていますが、範囲によって少し波があるようです。5問くらい間違えるときもあれば1問しか間違えていないようなときもあります。今後の学習指導においてはまず7月中旬の段階で1次の過去問につき平成元年~平成22年度までの全てを通してしまうことを目標にして進めます。ペースとしては非常にいい状態で進んでいますので達成は充分に可能です。またこの過去問練習を通して苦手な部分が浮き彫りになってきました。特に図形の問題についてはごく基本的な内容についても知識が抜けており、また考える際にも苦手意識があるように思います。図形以外にもいくらか特徴的な内容がありますが、これらについては過去問練習と並行して集中的に学習を行います。全ての年度の1次を通してしまった後にはさらにはっきりと今後やるべき内容が明確になっていることでしょう。1次の過去問練習が終了した後には、苦手範囲を集中的に学習します。そしてある程度苦手範囲を潰し、全体的に知識の穴が無くなってきたら今度は集中的に2次試験対策を行います。精神面で少し心配な部分もありますが、学習のペースとしては良い形で進んでいます。決して気を抜くことなく、この調子で頑張っていきましょう。

【国語】

今月は参考書『下巻』の問題をたくさんこなしていただきました。『上巻』での問題より少しテーマや内容理解が難しい問題が含まれるようになっていますが、躊躇することなくしっかりと問題をこなしてくれました。お渡ししている練習プリントも同じく一生懸命に行ってくれています。しかし其の中で不正解だったもののいくつかは、本人の質問文の取り間違え(いわゆるケアレスミスできちんと質問文を読んでいない)が多くありました。○○文字で書きだしなさいや、段落の始めの二文字を書きなさいなど、聞かれ方は多種多様です。本人も自分が質問文をきちんと読まないばかりに発生するミスの存在を認識しています。しかし今のところその数が減ったという感じはいたしません。宿題であっても終われば必ず答えの書き方にミスがないかの確認を行うように言っていますが、確認させた後から書き間違えの不正解が出てきたりします。このため私が答え合わせを行う際に、もう一度質問文を見直しさせ、書き方に間違いがないか再度本人に質問文に印を入れ直させる、再チェックを行っていただく予定です。また模試で結果が良くなかった問題文は、本人がしっかりと間違いを認識し、答えの導き方が分かるまで、とことん説明を行うつもりです。特に今回点数をさげた要因の記述の仕方を、もう一度本人に説明を行います。と、いいますのも正確な答えを書けずとも、筋道をたてて答えを作っていけば、部分点は必ず取れるようになります。また答え合わせのあとに、その筋道を見直し、考え直すことでも確実に力がついていきます。

実は記述問題をする際、私が以前説明したとおりに本文中から答えと思われる箇所を探し出し、きちんと抜き出しする部分に線を引き、それを答えの欄に書いてくれています。決して書かれている答えは見当違いなものではなく、答えに酷似している箇所でもあります。しかし答えではありません。と、言いますのも抜き出した本文は主に、最初にキーワードが出てきた際に説明され解説されている所ではなく、その後そのキーワードや内容を言いあらわした具体例が書かれている後に書かれた、要点の部分にあたります。多くの問題で要点箇所のみを抜き出して、答えの欄に書いてあるのを見つけました。確かに要点の方が端的で、もっともで、何よりシンプルに書かれています。その要点の方を(本人いわくまとまっているしかっこいいと思っています)いつも意識して選び答えに書いているのです。しかし多くの場合、記述文はその解答を見ただけで質問文が想像できるような、丁寧な説明書きが求められています。文章に始めてそのキーワードが出てきた場合、必ず本文にはそのキーワードに対する筆者の細かな説明が入ってまいります。そこを選び出し、なおかつ何に対して説明をするのか?質問文を読み解いて主語を決め、要点の部分の単語も活用しながら答えの土台を作り上げます。そして説明不足の箇所にはまた本文中より語彙を抜きだして補足を行い、その部分に指示語等が含まれている場合は、別の言葉に言い換えます。こうして誰が見てもきちんと説明が行き届いた答えが書けるのですが、始めの本文抜き出しの時から間違えていますので、どうやって正確に記述を書くかということを、時間をかけて問題文を見せながら順をおって説明して参ります。また品詞に関する知識がほとんどありませんので、品詞の説明を行うつもりでいます。

今月の漢字の暗記(新出漢字→中学1~2年生レベル)同音異字(来月で終わります。次は四字熟語を覚えて頂く予定です)慣用句(主に身体に関するものが終了します。つぎは様々な体のパーツに関するものです)どうも模試では漢字の書き取りで点数がとれていません。出来るだけ頻出漢字を数多く覚えて頂くように絞って宿題に足してまいります。

【理科】

さわやかな春の晴れ間も少なくなり、少しずつじめじめとした気候に移り変わりつつあります。学習意欲も体調もやや下り坂に差し掛かる時期ではありますが、ここを乗り越えてまずは夏まで、基礎基本をしっかり身につけて欲しいものです。

さて今回の学習内容です。緑のテキストの小テストについてですが、人体、天体(地球と月、太陽)の単元で実施しました。これらは最近準備もしっかりしており、9割以上は正しく答えることが出来ています。また、以前解いた時や小テストの勉強をするなかで、理解できなかったところや考えにくかったところなどについて、その都度説明をしています。授業ではとうとう過去問に入りました。天体分野を宿題に出していましたが、月の動き、地球の動きなどが絡んだ問題に苦戦しているようでした。また南中高度の公式など定着していないものも見られますので、同時に確認していきました。この単元は同じ時期に受けられたテストでも苦手のようだったので、そちらのテスト問題も併せて解説しています。図の見方や考え方など、どう取り組んでよいか分からなかったようですが、正しく理解できたようです。また過去問では生物分野で、資料から一覧表を作成して答えるというものがありました。以前一度宿題にしたあと、手が付けられていなかったので手順を説明後、再度宿題に出したのですが、あまり触れたことのないタイプの問題だったせいか、手順に従って整理するということに悪戦苦闘していました。また慣れてくると、作業や字がだんだん雑に適当になってしまい、正解からずれていくということも見られました。たまに顔をのぞかせる豪快さ、字の雑さにはその都度注意しています。気体の燃焼および生成量に関する問題でも、データは与えられているもののそれらをどう扱っていけばいいか悩むことが見られました。今現在持っている算数の知識で充分に対応できるものではありますが、それらの知識(道具)の使い方についての指導が、今後の課題となります。これから過去問を進めていく中で、「その時に考え適切に行動・作業する」という問題に多く触れていくことと思います。その際に頭が真っ白にならないように、鍛えていきます。同様に過去問で地層の単元でのボーリング(柱状図)や等高線との対応など一つ一つの問題に時間を割いて解説していっております。その為問題の進み方がややゆっくりにはなってしまいますが、全体として良いテンポで進んでいます。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストでの小テストをこなしつつ、過去問と青のテキスト(二周目)を進めていきます。過去問に触れ始めたときは、現在の知識と過去問のレベルとに若干のギャップがあるように感じましたが、全体を解かせてみるとそう心配するほどのものでもなかったので、ひと安心しています。今後は過去問にあたると同時に、問題演習が出来るテキストを準備し、実戦レベルに程近い良問に多く取り組んでいきたいと考えております。修学旅行も終わり、浮ついた気分も一段落でしょうか。学校のこと、クラスでのことなど勉強以外での悩みやモヤモヤもあるようではありますが、それはそれ、これはこれとメリハリを付けて、湿気の高い鬱陶しい季節を乗り切ってもらいたいものです。

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合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(4)

希望への道 2012/04/15 ー 2012/05/14

【算数】

(現状と今後の対策)

授業中の学習については非常によく頑張っています。また宿題についてもきちんと取り組めていますが、暗記については完璧ではないことが時々みられました。特に少し前のものについては、だいぶ忘れていることがありました。暗記自体は本当によく覚えられているときと、あまり覚えられていないときがあり、その差はだいぶ大きいところです。おそらく今後の定期考査についてはこれまでの学習内容についても復習という形でテスト範囲に入ることが予想されますので、今後の学習指導ではこれまでの内容の復習についても力を入れていく必要があるので、毎回覚える内容が増えてゆきます。頑張って覚えていきましょう。

(今月の学習内容と今後の予定)

英語は中間考査の範囲について先取りで学習を行いました。文法の内容としては受動態と現在完了が中心になりました。両範囲ともに教科書に例文として掲載されているような内容のものについてはよく覚えられていますが、違う問われ方をされるとまだまだ混乱することがよく見られます。特に受動態の範囲において、「Be動詞+過去分詞」ということは覚えており、その英作についてもきちんとできていますが、受動態の文章が並ぶ中に受動態ではない文章をいくつか混ぜてみるとそのまま引っかかり、受動態の文章と同じ形で書いてしまうというような間違いがよく見られます。まだまだ理解よりもその場の暗記に頼った学習になっているところがあります。今後の学習においては、上で申し上げましたようにこれまでの内容の復習を織り交ぜて進めていきますが、その際、色んな範囲についての英作をその場その場で行うという形で進めます。普段やっているような英作練習をこれまでの復習にも広げ、より「考える」という作業に集中した形をとって進めてゆきます。その場その場では本当に一生懸命取り組んでいるので、今後さらに考える力を鍛えることができるでしょう。

数学も同様に中間考査の範囲について、教科書の例題・練習問題・節末問題・ワークの問題をほぼひと通り通しました。大半はよくできていましたが、特にワークの範囲においてまだまだ穴があります。それも他のところでは出来ていたにもかかわらず、この問題ではできていないというような内容が目立ちました。数学においても「考える」作業がまだまだ必要のようです。ただ解き方を覚え、そしてそれを思い出すというような学習からもう1歩先へと進んで、問題を見て分かっている情報から「考えて」解答へと繋げる学習が今後より必要となってきます。その一方で単に覚える内容については以前よりもよくできるようになっています。今後の学習については応用力が必要なので、今後の学習指導については量よりもひとつひとつの内容を重視した形の学習指導を行います。具体的には授業にも宿題にも、少し難しめの問題について少し時間をかけて考えてもらうという作業を取り入れていきます。上向きの兆しが見えますので、ここで今以上にレベルアップができるように頑張っていきましょう。

【国語】

今月は今まで頑張って解いていってもらっていました、参考書の『下』のシリーズに入ってまいります。形式は今まで同様中学受験のための基礎能力構築を目的とした内容ですが、『下』シリーズは今まで以上にテーマが難解なものになり、内容理解が正確か、自己の考え方は作者の意図するものと同じかなど、細部に言及する問題が入ってまいります。『上』シリーズを最初に始めた頃とは見違えるように、文章の内容を読み理解することができるようになった今、問題が仕掛けてくる質問内容にも、しっかりと落ち着いて答えられるようになっていると思います。

といいますのも、『上』の最後の総合問題の中にある難易度の高い説明文の回答率が80%以上だったからです。決して問題は簡単ではなく、むしろ出題傾向的には瑞葵ちゃんが得意とは言い難い、選択問題、要約80文字、指示語の説明、文章構成の順序、形式段落並び変え、など全てを含むものでした。しかし問題の解答をチェックする前に、本文の文章に多くの横線を入れているのを見せてもらったときに、私は高得点を出すことがうすうすわかっていました。それは何より問題のページに現れていた、横線=要点線の多さからです。先月から「要点」を書く際への文章構成を鍛えるために、文章の要点になる場所には必ず線を引くよう指導を行ってまいりました。今回しっかりと問題を解いている理由の一つとなっているのがこれだと私は思っています。本文の要点には確実に線が引いかれており、その確実に線が引かれている場所に関連した問題は、軒並み正解を出していました。またケアレスミスを極力出さないための対策として、質問文にも注意すべきところに丸や線が引かれていました。今回、この説明文でのケアレスミスはありませんでした。

以上の事から総合的に見て、私が『上』の巻を終了するまでに身につけてもらいたいと思っている基礎を、順調にクリアしていただけたと思っています。もちろん、この総合問題がすべてを物語るとまではいいませんが、『上』の参考書から、正解を見つけ出すコツ、正解を探し出すコツ、正解を書き抜くコツ、正解を自分で作り出すコツのようなものの基礎は、身に付けて頂けたと思っています。そしてこれらは簡単に人に伝授出来るものではなく、それこそ一つ一つの問題にどれだけ時間をかけて理解していったかという、積み重ねがあってこそのものです。その時間の積み重ねを経験した者は、難易度の高い問題が出題されても解き方にブレはありません。問題に相対した時にわかるものなのです。今後『下』のシリーズ入っても、きちんと書きこみを続けさせ、一つ一つの問題を丁寧に考えることをめざして参ります。それと同時に時間を気にしながら解くこと、また選択問題での迷いを完全になくさせるよう、選択問題の見分け方をしっかり理解していただくのが今月の目標です。

ちなみに漢字の暗記(新出漢字→中学1~2年生レベル、同音異字)慣用句(主に身体に関するもの)毎回テストをさせて頂いていますが、良く頑張っています。随分わかる漢字や慣用句が多くなってきて、本当にすばらしいです。これは今後も続けて参ります。そしてできれば四字熟語や諺も少しずつ覚えていっていただきます。

【理科】

新学年になってもうすぐ2ヶ月、連休も終わりゆっくりと流れていた時間が少しずつ加速し始めてきたのではないでしょうか。浮ついた気分もいくらか落ち着く時期でありますので、しっかりと締め直して学習を進めていきたいと考えております。

さて今回の学習内容です。青のテキストも終盤に差し掛かり、てこと輪軸・滑車、浮力、ふりこの運動など力学の単元を残すだけとなりました。てこと輪軸・滑車については、比を使って重さと距離の関係を利用するのですが、これはすぐに飲み込めたようです。定滑車と動滑車それぞれの特徴についても、きちんと区別して用いることが出来ています。算数にもつながっているので、これは理解しやすいようでした。動滑車を使うと力が楽になる分距離が多くかかるという考え方も、てこと同様ですのでそう詰まらずに飲み込むことが出来ていました。滑車に重さがある場合についても、考慮して解くことが出来ています。浮力については、「押しのけた液体の体積分の重さだけ軽くなる」という考え方も、正しく身についています。液体が水の場合は問題ないのですが、液体が水でない場合、少し戸惑うことが見られました。説明後は密度を利用して正しく解くことが出来ました。振り子の運動についても、周期と糸の長さの関係、おもりの重さには無関係であるということなど区別できています。青のテキストの主だった単元をひと通り終わらせることが出来ていました。同時に過去問にも触れていきました。取り組みやすそうな化学・生物単元をさせましたが、生物のところの一覧表を作成するという問題で、面倒になり空けているところがありました。ひとつひとつの作業の仕方を確認し、再度実施するよう指導しました。また指数を用いた計算なども出されていましたので、その方法についても説明しました。ここはすぐに飲み込めたようです。化学分野での薬品の量と気体の発生量の関係については、よく出来ていました。グラフを読み取って計算をすることについては、とてもよく出来ています。毎回行っている緑のテキストの小テストですが、始めの頃は準備に甘さがあり、もう少しで満点なのに…という点数ばかりでしたが、ここ最近はお母様のおかげでしょうか、今まで以上に真剣に準備をして取り掛かってくれています。非常に助かっております。

(今後の対策および予定項目)

小テストで今までの単元を復習していくとともに、過去問を利用した学習に切り替えていきます。今は緑のテキストを小テストに利用していますが、青のテキストの方も同様に復習を進めてまいります。また過去問ならではの問われ方などについても、それに対する対応の仕方などを説明していきます。今まで各単元ごとにバラバラと断片的だった知識を、この先二ヶ月ほどでまとめていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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合格率20%でも岡山白陵中学校の合格を捥ぎ取る(3)

希望への道 2012・03/15 ー 2012・04/14

【算数】

(1.授業中の姿勢など)

[1]良かった点と改善するべき点

授業中の学習・宿題ともに非常によく頑張って取り組めています。最近特に計算での間違いは少なくなっています。テストをさせても最近は計算で間違えるところを見ていません。全て正解できています。日頃の授業の中や宿題の段階で文章題に取り組む際にはまだまだ計算間違いで×になっているところは見られますがそれもだいぶ数が減ってきています。テストとして計算に取り組む際には式を丁寧に何段にもわたって書いて解いていますが、文章題に取り組む際にはまだときどき頭の中で計算をしようとするくせがでてきています。大きくはその違いが現れているのだと思われます。

[2]対策

常に丁寧に式を書いて解くという姿勢を徹底することができれば、まず計算で間違えるようなことはないでしょう。どんな場合でも丁寧に取り組む、という姿勢を日頃から維持できるようになることが今後の目標です。今後の学習指導においても計算式については丁寧に書くという作業を徹底させます。暗算で答えを求めた場合、答えが正解であっても再度やり直しをさせます。計算ひとつで明暗が分かれるのが入試である以上日頃から習慣付けることは非常に大切です。

[3]授業内容

今月は白陵の算数ⅦーⅩと題して、旅人算・流水算・通過算・時計算・消去算について学習しました。例題レベルの問題については非常によくできています。旅人算について線分図を複雑に組み合わせて考えなければならないような問題や、流水算で少し方程式の考え方が必要になるような問題については少し苦労していましたが、最終的に理解ができていました。各練習問題についても比較的よくできています。全ての問題を完璧に正解させることはまだまだ難しいようですが、最近解説を行う際に途中で「分かった」と言って最後まで解くことが非常に多くなってきています。ヒントひとつで分かる場合もあれば、問題文を一緒に読んだだけで分かる場合もあります。特に後者の場合は最初からもう少し考えていれば最後まで自力で解ききることができていた内容だと思われます。日頃から問題を解く際に、あきらめる前にもう1歩深く考えるという習慣を身につけることを目標にしましょう。そうすれば本番の試験でも同じように、迷った問題についても正解に到達できるようになります。合格のためにはこうしたちょっとしたことの、ひとつひとつが大きな力になります。丁寧に式や図を書くこと、暗算をせずにきちんと筆算で解くことも同じです。合格のために、これら全て身に付けてしまいましょう。また今後は先の範囲に進むと共に、同時進行で済んだ範囲の応用問題にも取り組んでゆきます。今度は多くの問題にあたって応用力を鍛えていきましょう。

【国語】

今月は先月力を入れて説明をしてきました、説明文の中での段落の役割や関係、つなぎ言葉(接続詞)の理解確認、定着確認を行いました。まず理解速度を見るために、問題を用意して、じかにその解き方を見させていただきました。すると、先月にはなかった多くの「話題」や「要点」「感情語」などが書かれている文章に、線を引いていることがわかりました。先月には真っ白で、どこを本人が話の「要点」にしているのか、またどこまで文章の中にある「話題」に気づいているのか、わからずじまいでした。しかし今月は違います。文章を読むたびに線を付けて、しっかりとポイントを押さえていることが確認できました。またつなぎ言葉(接続詞)の問題は、今では彼女の点とりポイントであると言っても良いくらいの、正解率をたたき出すようになりました。このひと月で、彼女が接続詞の問題をまちがえたのは、たった1問です。それは実際の白陵の過去の問題を行ってもらっても如実にあらわれ、パーヘェクトに正解をしてもらえた時には、大変うれしかったです。

またこの「要点」に線を引いてもらうのは、理解力を高めるだけでなく、見直しの場合にも役に立ちます。難易度の高い問題である「この文章の要点を80文字前後で書きなさい」と、言ったまとめ問題の、文章全体を組み立てるための大切な要点になっていることが多く、線を引いている今は、相乗効果的に彼女の書く要点は前回よりずっとよくなってまいりました。今後はさらに書く事のテクニックを教えていくとともに、テスト用の書き方(時折話し言葉を使って書く癖があります)や、まとめ方を教えて参ります。

そして今月、特に気になったケアレスミスの改善に取り組んでいただいきます。と言うのもケアレスミスとして多かったものは、問題文への理解不足、簡単に申しますと、きちんと読めていないことにつきます。今回、文章をしっかり読んで意識して線を付けてくれるようになったのは大変良いことなのですが、今度は今まで問題文に注意するように線を付けていたことを省略するようになり「○○文字で書きましょう」「文章中の言葉を書きぬきなさい」「解答が~なことと、続くように答えなさい」などのような、答えに条件があるような問題の書き方を忘れて、解答する箇所が続きました。今後は問題文にも線を付けてもらい、このようなミスを徹底してなくしていってもらいます。

加えて毎回出させていただいています同異義語の漢字テストに関しましては、覚えにくい漢字を一生懸命覚えようと頑張ってくれているのが伝わります。もちろんテストで書くことが出来なかった漢字は宿題として書き取りの練習をしてもらうとともに、最終的には今まで覚えてもらった漢字全てのまとめのテストも行います。これできちんと定着しているか、確認をとります。またことわざも覚えてもらったものがずいぶん増え、大変素晴らしいです。また一般漢字の暗記も行ってもらっていますから、漢字で書けるものがどんどん増えてくる予定です。模擬テストで漢字を書くのに悩まないように、今後も毎回暗記することと、それを覚えているかの確認テストを随時行わせていただく予定です。

【理科】

(授業中の様子、実施事項および問題点など)

新学期になりました。ご進級おめでとうございます。新学年になり今まで以上にはっきりと受験を意識するようになり、気持ちも切り替わっていることと思います。学習内容もさらに高度になります。テキストも進んでいくにつれ、難問が待ち受けています。今までの理解力やそこに至るまでのご家庭での努力を基礎として、それらがしっかりと身に付くようにサポートしてまいりたいと思います。

さて今回の学習内容です。今回は豆電球と回路、電流と発熱、電流と磁界、ばね、てこについて学習しました。まず豆電球と回路ですが、直列回路と並列回路の特徴、および豆電球の明るさと電池の持ちについて、比を利用しながら正しく解くことが出来ていました。電流と発熱についても発熱量=水の質量×温度変化の公式を使って答えることが出来ています。抵抗の長さ・断面積と電流の強さに関しても、比例・反比例を駆使できています。電流とそれから生じる磁界の向きについても、区別して答えることが出来ています。力学分野のばね、てこについてはほぼ完璧に答えることが出来ていました。算数でも似たような考えを使うせいか、解法を自分のものにしている様子でした。これらの中では発熱量と抵抗の長さ・断面積のところで少し時間がかかっていたようでした。今月は物理分野ではそう詰まることはなかったのですが、宿題に出している地学分野で、未習のものも含めて説明が必要な物がいくつかありました。地層のしゅう曲や地層の出来た順番など、地層のでき方については一から説明をしていきました。天体については季節の星座や年周運動の説明を行い、それらを計算するための手順を説明しました。こちらは今後問題が出てくる中で確認していきたいところです。天気のところの飽和水蒸気量と湿度の関係も、説明後は単純に割合の計算に落ち着くので、すんなり受け止めることが出来ていました。大気圧と水銀柱・水柱に関しては考え方のみ説明しています。

(今後の対策および予定項目)

緑のテキストのほうが一段落し、とうとう二周目に入ります。それに先駆けて今までに解いたところのチェックテストを実施しています。チェックテストの結果については、まだまだ完璧とはいきませんが、この先二周目三周目と取り組む中で、精度を高めていきたいところです。と同時にいよいよ過去問に触れていきたいと考えております。徐々に受験を意識した問題構成になっていくにつれ、本人の意識もより高まってくるものと期待しています。物理分野がひと通り終わるまではもう少し時間がかかりますが、来月中には二周目に入り、知識固めに取り組む予定でおります。他の科目同様、本格さが増してまいります。学校での出来事などに気を取られてしまいがちではありますが、そこをぐっとこらえて、今まで以上に厳しく学習に取り組んで欲しいものです。

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