ナンって、何なん?

店の名前は、プージャ、というらしいが我が家では、ナンカリー、と呼んでいる。なんせ店先に出ているウェルカムボードに黄色バックの黒字で「ナンカリー」と書いてあるのだから止むを得ない。もちろんのコトだが、そんなボードよりも、もっと大きくてシッカリとした看板が備え付けられている。印象、というモノは恐ろしいものだ。

もう彼此、2、3年はお店へ通っている。とは言っても専ら私はご飯派。カレーと言えばメシ。だからこそカレーと言えばナン、にはどうしてもならない。ナンを武器として売りにしているが人生で1度も食べたコトはない。確かに、食べてみたいなぁ〜?!、と思うことはあるがメニューを開いて注文をする時には、その思いを呆気なく覆したかのようにして、メシ大盛り、と口走ってしまう。

4人がナンで1人がメシ。恐らく店の人達には、あ?!ご飯の人来たッ?!、ぐらいに思われているに違いないが、そんなコトなんか気にも留めていない。メシを食いたい!、と思うからこそメシを食う。4人がナンを食べようが食べまいが知った事ではない。カレーとナン、どうしてもカレーパンに思えてしまう個人的認識を払拭せねば辿り着けない境地だ。