君が知らんところでお母さんを泣かしたらアカン!!、

君が知らんところでお母さんを泣かしたらアカン!!、

状況から逃げること41日目の一念発起。重苦しい空気の中、私が発した唯一の言葉だった。夏休みが始まる寸前での過去問初見テストでは、合格最高点を掴む程の得点率を確保し、自己申告ではあったものの7月20日からの夏休みは1日14時間という勉強時間を42日間継続的に過ごしていた。ところが9月に入るや否や、私の指導日を狙って突然ボイコット。夕方4時半前後には決まって親御様から連絡を頂く。その度毎に『もう帰ってきません。どうしましょう?!』、という困った様子。

とにかく私は待ちます。待たせて下さい!!

電話ではこう発するしか無かった。お客様ご自宅近くで待てば何か良いアイデアを思い付くことが出来る、と考えたからだ。誰かが何か行動しなければ彼女の将来性が消えてしまうし、これまで頑張ってきた彼女の頑張りが失われてしまう。それ以上に親御様が残念な気持ちになりご家族皆が幸せを感じなくなってしまう。自分に出来ることは自分以外の者には出来ない。必ず何かあるはずだ。彼女が動かなくても彼女を動かすことが出来る術・・・。とにかく考えた。考えて考えて考えて考えて考えまくった。

地理Bと生物Iのお役立ちノートを彼女のために創ってやろう!!

彼女は私の指導日には当然の如くボイコットを決め込む。けれども彼女は必ず自宅に帰ってくる。つまり家には必ず帰ってくるし学校にも必ず行っているのだ。そうすると必然的に勉強部屋にも足を踏み入れ、ノートを開く、という至極当然な諸動が起きることも自然である。気にならない訳が無い。彼女を信じるしかなかった。帰って来なければ辞める、というのは事態を収拾するには物凄く端的な解決策ではあるが次なる問題もまた必ずやってくる。ましてや改善改良する機会も失われる。。。。。

。。。。。現在では、残された時間を13週間としたうえで内8週間を地理Bと生物Iの仕上げに利用、残り5週間でセンター過去問の仕上げに利用しなければならない状況。教科書を最初からスタートしなければならない学識を考えると既に背筋は凍っている。また数学における対応対策も同時に進めなければならないことを考えると居ても立ってもいられない。もう後はヤルしかないのだ。言葉発しなくとも事の原因は周知の事実。言い訳なんていらない。状況を鑑みて今、一番やんないといけない事に時間を使う事にした。

彼女の手によって一度放り投げられた国公立大学受験対策が再び動き始めたのだ(^ー^)