トツゲキ人生「漸進」

トツゲキ人生・シーズン3

気持ちを引き締めて仕事に没頭すること2週間。ついに仕事納めの日がやってきた。朝から緊張感を以て、仕事をこなしていたこともあり、終始難なく納めることが出来たのだ。年内最後のお客様を滞り無く完了し、ホッ!、とした気持ちであった。足早に帰路を急ぐことも無く、平常心を保ったままいつも通り家路に向かう。自宅に到着しても普段通りの後片付け。仕事納めだ~ヤッター!!、というよりも、新年早々の気合い十分だ~よしヤルぞ~!!、という方が強かった。我ながら、嵐の前の静けさ、であったに違いない。とにかく、とても落ち着いた状況だったのだ。そして次の日いよいよ漸進会当日がやってきた。とりあえず第一回ともなる漸進会20121229。マネージャーだけ、で集まることにした。場所はオフィス近くの、三田屋本店、というところ。オフィスから目と鼻の先である。ちなみに本日は、一次会、二次会という予定になっている。正しく最高に楽しい時間の始まりだ。昨年の大吹雪、マネージャー山田との温泉で交わした有言実行を果たすことが出来たのだから無理も無い。何ともいえない喜びが沸々と込み上げていた。

夕方も5時30分頃になり現地に続々と集まってくる精鋭部隊達。みんな初めての事、初めての場所で何処と無く緊張した面持ちながも一次会の幕が開いた。料理等は既に予約を済ませていたので後は楽チン。ドリンクを注文して、いきなり乾杯。もちろん私は運転しないといけないので、冷たいお茶オンリーだ。それから少しずつ料理が運ばれて来て、みんな終始無言で舌鼓を打つ。最初のうちは緊張した感じであったが食事も進みながら、たわいも無い話に花が咲き、緊張感は自然と程よく解れていった。普段の仕事の話、互いの趣味の話、プライベートな話、等々とにかくオモシロい話に花が咲き乱れた。会食の最中、私はスタッフ同士の会食がこんなに大切なものなのか、とつくづく思った。仕事の潤滑油、というのはこういう事を示すのだろう。良い機会に伴って良い勉強になった。無事に食事会も終わり、夜がだんだんと更けてきつつあったので、女性スタッフを駅まで送り、一次会が解散となった。

次なる二次会にはオッサン連中だけでワイワイやることになった。目指すその先は熊野の郷。知る人ぞ知るオフィス近くの日帰り温泉である。男同士の裸の付き合い、というのは何だか良いもので湯けむりの狭間に飛び交う議論が、普段とは異なる言葉では何とも言えない爽快さを増していた。来年にヤリたい事業、今の仕事で思っているコト、今後の受験塾家庭教師の展開等々、恐らく2時間ぐらいは、あぁ~でもない!、こぉ~でもない!、と語り合っていただろう。美味いもん食った後にひとっ風呂浴びる。本当に最高の一時だった。逆上せない程度だったとは言え、さすがに2時間も風呂ってるとお腹の具合がリセットされる。そんなこんなで湯上がり後、みんな小腹も空いたことだし、いつもお世話になっているラーメン屋さんでハメを外すことにした。コンバンハ~年内最後です~!、といった具合にご挨拶。30歳を超えてるにも関わらず学生張りのハシャギようだったに違いない。ラーメン食べながらウダウダ喋ったり、トランプしたりと気が付けば、また1、2時間が過ぎていた。さすがに時計も深夜12時を回っていたので、お店を退散と同時に二次会も終了。恐らく普段では見せる事の無い顔をスタッフ皆に見せてたに違いない。漸進会はその名の通り、漸進会、となった。成功成長を果たすべく、これからも続けていく必要は十分にある。