トツゲキ人生「発送」

報告書、請求書、領収書、入金伝票を1パッケージング化させることに成功した。そしていよいよ発送について考えてみることにした。お手元に出来る限り早く届ける、とう事だけを考えてヤマト運輸の速達便か、日本郵政の普通郵便か、で検討した。そこで一先ず、ヤマト運輸の速達便で発送する事を軽はずみな感じで決定してみたものの、やはり日本郵政での普通郵便発送も視野に入れ実行に移したうえで、それぞれの様子をしばらくの間、見てみることにした。それから数ヶ月が経ったある日のことだった。さらなる変革を与える決定的な事態に巡り会えた。月末のバタバタした時期、いつものように現金と身分証を添えて窓口へ提出した。そこで手続きも完了しつつあった最中、フッ!、と目にした1枚の受領書があった。その受領書には印紙が貼ってあり割り印も押してあった。まぁ〜これはごくごく当たり前のことだろう。そこで何気なしに疑問に思ったことがあったので窓口の担当者さんに聞いていみた。そして全ての何かが繋がるようにして体中に電撃が走ったのだ。それは発送準備、入金伝票、受領書という作業に一手間も二手間も節約することが出来ることに気付いた。さらにはその会話の中で発送タイミングの帳尻を合わせば、ヤマト運輸における速達発送費用分も抑えられることに気が付いた。

ヤマト運輸のメール便速達発送が180円であるのに対して、日本郵便の普通郵便は80円で済む。早く届く、という要素だけで1通あたり100円掛けるメリットは確かにお客様に対しては十分に有り得る話だ。とは言ってもやはり100円という金額は大きい。翌日に到着する状況があるならば80円で発送出来る普通郵便でも十分だろう。タイミングを合わせる事で翌日到着を現実的には可能。要するに費用を抑えて手間を抑えて早く届けることが出来るのだ。兵庫県内ならば翌日にほぼ到着する、というコトが分かっていたからこそ節約に繋がった。当初より両方ともに取り組んだ介があった。さらに言うならば日本郵政にすることで、バーコードを貼ったりしなければならない、という発送準備も削除される。これは大変助かる話だ。もっともっと煮詰めるべく考えた。封筒の中に発送物を入れた状態で作業時間の計測を行ってみることにしたのだ。実際に掛かる時間を見て驚いた。正常な状態で発送準備を整えるとお客様1人あたり平均30秒近くも要してしまう。この時間を人件費に換算すると大凡10円程度も掛かるのだ。本当は100円ではなく110円だったのだ。ただこのような観点は目には見えない。バーコードを貼るだけの作業に10円程度も掛けていた事を考えると対費用効果としてはさすがにナンセンス。それが日本郵政ならば0円で済むし、封筒に糊付けをして提出する課程はヤマト運輸も日本郵政も同じこと。そう考えると日本郵政の場合では一切の準備をする為に必要な人件費が掛からない。窓口へ伺ってハイッ!!お願いします、と手渡すだけで切手を貼ったりする作業を全て日本郵政の担当者さんが全部してくれる。これで1人あたり10円程度の人件費や糊付け代金の節約に繋げることが出来る。

無駄には大きいも小さいも無い。1手間の節約や削除は大きな効果をもたらしてくれる。家庭教師もやって自学習もやって経理もやって総務もやって戦略も立てて数字も拾って・・・、というコトを大凡一人でこなしているので無理も無いのだ。見据えるべき効果を大きく反映させ、廃除すべき非効率には率先して対処する。単なる経理の節約術に見えるかもしれないが、私にとってすれば経理だけでなく各所様々な視点で物事を捉える為の戦術をつくづく学ぶことが出来た。恐らく1年以内にはさらなる進化を遂げると確信していた。