ノン・フィクション=序章

親父「おまえ!!将来、何になりたいんや?」

私 「えぇ〜!?会社の社長になりたい」

親父「なんでや?」

私 「楽して金持ちになれるもん」

知らず知らずのうちに小学校2年生の純粋な気持ちにエッセンスが注入されている。このような感じからすると将来の夢としては、会社の社長になる事のようだったみたいだ。もちろんのコトだが、覚えている訳がない。

母親の最後の夜に家族が集まっていた時に出てきたウダウダ話から出た話だ。親父いわく、私が発したその当時の理由は、お金持ちになると楽チンだからというものらしい。しかしながら、実際、大人になって考えてみると何て身の程知らずで、なんて子供らしい短絡的な考えなんだろう(笑)

現状をよくよく考えると一応、夢が叶いつつあると言えば、そうだろうが、まだまだ楽チンではないのが正直なところだ。まぁ〜でも、 スタッフの中で1番仕事をやっている人間であるコトが、ある意味、楽チンなのかもしれない。エネルギー底無しで働き続けているのは、周知の事実である。

睡眠時間以外は、頭の中でほぼ毎日仕事している。少なくとも1日あたり18時間ぐらいは、頭の中は、仕事の事でいっぱいだ。そうすると一週間を考えると週126時間程度は、仕事に追い込まれている。でも、これが楽しくて、楽しくて、仕方ないのだ。このような感じで、まさか自分が家庭教師を天職として今を過ごすとは、まったく思ってもみなかっただろう(笑))))

母親の最後をお花いっぱいで飾るコトも出来たし、そろそろ私の学生時代を少しだけ話してみるコトにしよう。親父の厳しさ(刺激)と母親の優しさが無ければ今の私は、120%存在していなかっただろう。